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【解体めしのススメ】にぎり寿司パックが6品のイタリアン(っぽい)酒肴に変身!

解体めしのススメのイラスト

解体めし。それは、市販の弁当や惣菜を思いのままに解体&再構築を施すという「やらなくてもいいのにやってみたら意外と楽しい」(暇な)大人の娯楽である。必要なのは技術よりも遊び心とテキトーさ。いつもの家飲みにちょっとした刺激と変化を加えてみませんか。

にぎり寿司をバラして、洋風にしてしまえ〜!

こんにちは。解体めし愛好家のライター泡です。ありのままにつまむだけでは飽き足らず、なにかと解体しては独酌を楽しむという癖をもっております。私の初めての解体めしはデパ地下の豪華お造り盛り合わせでした。半額につられて買ったものの、一人暮らしの四十路女が冷たい魚の身ばっかりを食べるのはどうも冴えないし、何より飽きそう……。
その時、天啓が閃いたのです。

 

「ならばこれを食材とみなして料理すればいいじゃない!」

 

かくして、サンマは塩と生姜とゴマ油でナムル風、甘エビとサーモンはアボカドの器でわさび醤油和え、イカは軽く炙って柚子七味をぱらり、鯛は煎りゴマ&シソ風味の漬け、そしてマグロは下仁田ネギとともにねぎま小鍋立てに変身。

これがねー、めっちゃ楽しかったんですよ!

家にあるものだけで工夫してやりくりするパズル感と完成した時の達成感で、この夜はいつもに増して酒が美味しかった。

以来、主に割引された弁当や惣菜を相手にあれこれとチャレンジしてきたのでございます。

 

今回は、初めての「にぎり寿司パック」に挑戦。

冷蔵庫で冷えている白ワインが飲みたかったので、なんとなくイタリアンっぽいメニューを考えてみました。

 

まずはネタとシャリを解体するところからスタートです。

ネタは以下の構成でした。お値段は約700円。

 

・マグロ赤身×2

・イカ

・タコ

・イワシ

・サーモン

・蒸しエビ

・穴子

・生エビ

・ネギトロ

 

ちょい足しするのは、基本的に家にある調味料や野菜など。

素材(弁当や惣菜)を買う時にすでに解体構想が浮かんでいればそれに合わせて購入するのもアリですが、解体めし以外にも使えることが条件です。これだけのために買うなんてもったいないですもん。

今回は、餃子の皮としめじを買い足しました。

 

サーモン、生エビでカルパッチョ

前菜はひねりなくシンプルに。生エビが入っていたのでちょっと豪華ですね。

寿司用のワサビも使います。塩麹を使うと安い素材も旨味がグッと増すので、解体めしには欠かせません。

◎材料 (☆印はちょい足し素材)

・サーモン

・生エビ

・ワサビ

☆塩麹

☆オリーブオイル

☆プチトマト

脂ののったサーモン、甘みのあるエビをワサビの辛味と清涼感がうまくまとめてくれます。

ワサビ塩麹が余ったのでキュウリを切って和えたらもう1品できました。

 

赤身のマグロでツナマヨディップ

あっさりとした赤身にはマヨネーズでコクをプラス。ツナマヨといいつつ、オイル煮にするのは面倒くさいので生のまま使います。

◎材料

・マグロ赤身

・醤油

☆マヨネーズ

☆黒胡椒

☆餃子の皮(クラッカーなどでも)

黒胡椒や唐辛子で味を引き締めるとアテっぽさが増します。餃子の皮はパリッパリに焼けてクラッカーよりも食感が軽いところがお気に入り。

 

イワシの香草パン粉焼き、穴子のバルサミコ風味、ネギトロのポルペッタ風

イワシはトマト煮込みもどきと迷いましたが、簡単そうなので焼く方を選びました。パン粉ひと袋をこのために買うのは無駄すぎるため(家では揚げ物をしません)、朝食用の食パンから耳だけを少々切り取りました。クッキングシートやアルミホイルにまとめてのせて同時に調理すれば時短にもなりますしね。この時、ツナマヨ用の餃子の皮も一緒に焼くとさらによいです。加熱状態はこまめにチェックすべし。

◎材料

イワシの香草パン粉焼き

・イワシ

☆食パンの耳

☆オリーブオイル

☆シソ

 

穴子のバルサミコ風味

・穴子

☆バルサミコ酢

 

ネギトロのポルペッタ(肉団子)風

・ネギトロ

即席パン粉がカリッと香ばしいイワシ、ふんわりジューシーなネギトロ、とろ〜りととろける穴子とさまざまな食感が楽しめてゴキゲンです。

 

甘めのシャリはカレー風味のリゾットに

最大の難関であるシャリ。私が住んでいるのは京都なので関西風に甘めの味付けなんですよね。カレー粉やチーズといった風味の強い素材を足すことでなんとか中和させました。……させたつもり! ちなみにネギトロをのせていた軍艦は海苔を外すのが億劫だったのでそのまま醤油を垂らして食べてしまいました。臨機応変のココロも解体めしに求められる要素のひとつ。

◎材料

・シャリ

・タコ

・イカ

・蒸しエビ

A[☆鶏ガラスープの素、☆カレー粉、☆しめじ]

☆チーズ

☆黒胡椒

魚介を最後にあしらうことで半生っぽく味わえるのがポイント。予想通り、カレー粉とチーズがいい仕事をしてくれましたが、これを店で「リゾットです」と出されたら思いっきり頭を捻るくらいのレベルの味でした。このトホホ加減も解体めしの魅力さっ!

 

買って来たまま普通に食べれば10分ほどでお別れしてしまうにぎり寿司パックも、調理と賞味にそれぞれ小1時間もかければ愛着が湧いてくるもの。

ワインだって1本空きました。

ちびちびと食べながら「これはぴったりハマったな」「こっちは要改良や……」などとつらつら考えるのもまた一興。ビフォーアフターの写真を見比べてニヤニヤしつつ、独酌の夜は更けるのでありました。

 

いかがです? あなたもこの週末あたり、ひと解体してみませんか?

 

※記事の情報は2017年6月22日時点のものです。

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