バイヤーが巷で人気の「麹系」甘酒を飲み比べてみました!(前編)

巷で話題になっている甘酒を飲んでみたいけれど、いったいどれが美味しいの? 何を基準に選んだらいいの? そんなあなたのために、名古屋の酒問屋イズミックのスタッフが人気の甘酒を飲み比べてみました。今回は、「飲む点滴」とも言われ、甘酒の中でも特に人気の”麹で造った甘酒”をご紹介。味のタイプを数値で表してみました。

メインビジュアル:バイヤーが巷で人気の「麹系」甘酒を飲み比べてみました!(前編)

中埜酒造「国盛 酒蔵のあまざけ」

容量500g メーカー希望小売価格400円(税別)
容量500g メーカー希望小売価格400円(税別)
容量500g メーカー希望小売価格400円(税別)
容量は他の商品に比べて少なく500gです。お試しや、飲み切るにはちょうどいいサイズです。  
成分は米と米麹のみ。いずれも国産のものを使用しています。
麹の量は半分くらい
砕かれた米粒が確認できます
国産 酒蔵のあまざけ
砕かれた米粒の食感が若干ありました。ほどよい甘さと酸味で濃すぎず薄すぎず、まさにこれから飲み比べていく上で「基準」となる甘酒だと感じました。

黄桜「黄桜 やさしい米麹甘酒」

容量950g メーカー希望小売価格750円(税別)
黄桜「黄桜 やさしい米麹甘酒」
黄桜「黄桜 やさしい米麹甘酒」
黄桜は最近設備を導入して甘酒製造に参入してきました。  
成分は米と米麹、そして食塩と酸味料が入っているようです。味にどう影響があるのでしょうか?
麹の量は2/5くらい
麹の量は2/5くらい
黄桜 やさしい米麹甘酒
明らかに違いが出ました。米粒の食感はまったくなく、するすると入っていく感じです。甘さはかなり控えめで、酸味が感じられます。この酸味のおかげで飲みやすくなっており、乳飲料のような爽やかさを感じました。これからの季節は冷やして飲むとおいしそうです!

忠孝酒造「忠考 黒あまざけ」

容量720g メーカー希望小売価格933円(税別)
忠孝酒造「忠考 黒あまざけ」
忠孝酒造「忠考 黒あまざけ」
黒あまざけというだけあって、見た目は甘酒の常識を超えています。  
成分は米と米麹、そして生姜が入っています。色については、麹に黒麹を使用しているからなので、成分には表記されません。
麹の量は半分くらいですね
見た目はバナナジュースのような黄色っぽい感じ
こちらは麹の量は半分くらいですね。
見た目はバナナジュースのような黄色っぽい感じです。
忠孝 黒あまざけ
見た目以上に味はかなりのインパクトです! まずは香りが強いです。そして味ですが、甘酒本来の甘さはほんのりと感じますが、とにかく酸味が強いです。米粒の食感はあまりありません。見た目もそうでしたが味もバナナのようなフルーツ感があるので、冷やして飲むことをおすすめします。

●●●

というわけで今回は3つの甘酒を比較してみましたが、「甘酒」という商品の中でも、これほどまでに違いがあるとは思いもしませんでした。これだけ違うと、個人の甘酒の味という認識も人それぞれ異なっていることだと思います。今回は私の主観で味を数値化しましたので、参考にしていただければ幸いです。夏バテ気味の日はノンアルコールの麹系の甘酒で家飲みするものいいかもしれません。次回はさらに3銘柄についてレビューします。どうぞお楽しみに!

後編はこちら
※記事中の数値は個人の感想です。
※記事の情報は2017年6月23日時点のものです。
  • 1現在のページ