スマートに女性を食事に誘うには?〈バー店主が語るお店の使い方①〉
渋谷のワインバー「bar bossa(バールボッサ)」店主・林伸次さんによる新連載。お店側の立場から、お店の有効な使い方、付き合い方を綴っていきます。
まずは単刀直入に誘ってみましょう
「このコンサート、チケットが余ったので」とか「この間、話していた本を渡したいので」とか色々ごちゃごちゃ言わずに、「食事に行きませんか」が良いそうです。
そして、「その男性がよっぽど嫌なタイプ」でなければ、食事くらいなら行くそうです。
もちろん「今、お付き合いしているすごくラブラブな男性がいる」という場合でお断りすることもあるようですが、「彼氏がいても食事くらいなら行く」という女性が多いです。
さあ、食事に誘いましょう。そこでお酒が入ると人は脳の理性的になろうとしている部分に麻酔がかかり、脳の本能的な部分の「仲良くなりたい」という気持ちや「子孫を残したい→エッチな気分になる」という気持ちが前に出てきます。さあ、食事に誘いましょう。
予定を具体的に訊いて、相手の反応を見る
そこでもし「あ、その日、ちょっと用事が入ってるんです」って言われて、「でも、月曜日だったら空いてます」とか「来週の金曜日だったら空いてます」っていう「代案」が出てきたらOKです。でも、代案が彼女から出てこない場合は、「まずない」と思って良いようです。これは全ての女性がそう言います。本当に行きたいときは「別の日という代案」を出すそうです。
ここではいったん引き下がりましょう。ここで「じゃあ何曜日だったら空いてますか?」は「しつこい」と感じるそうです。ここでは引き下がっておくと「貸し」が出来てしまったと感じるみたいです。そして、また2ヶ月後とかに「食事でもどうですか?」って言うのが「ベター」。そうなると、「あ、この人、本気なんだ。この間、断っちゃったから今度は行かなきゃ」ってなるそうなんです。ちなみにここでも断られたら、これは「なし」です。彼女以外にも女性は何億人といます。縁がなかったんです。さっぱりとあきらめて次に行きましょう。
頼るべきは、「検索」より「食に詳しい女友達」
さて、あなたがそんなにお店に詳しくない場合を考えてみます。1回目のデートは出来れば「成功」させたいですよね。「これ、美味しい!」っていう彼女の顔が見たいですよね。普通、「じゃあ恵比寿で」とか「新宿で」といったように「場所だけ」決まります。次にあなたはどうすべきか。
「検索」はオススメできません。点数が高いお店は良いお店の場合が多いですが、人気店って「他のお客さんがちょっと微妙な場合が多い」です。インスタグラムに投稿するために来店している人、話題だから仕事でチェックしに来た人、など客層が微妙なことがよくあります。できれば、本当にお店に行ったことのある友人から情報は集めるべきです。
もちろん一番良いのは「飲食店に詳しい女性の友人」です。「20代半ばのアパレルで働いている女性と恵比寿で食事するんだけど、3店舗くらい、オススメのお店、教えてもらえないかな」って感じで質問すると、彼女たちはすごく良い仕事をしてくれます。
男性の友人に聞くのも「あり」ですが、男性の場合、「雰囲気よりも料理の味」について評価しがちです。出来れば女性に聞いた方が良いでしょう。
「雰囲気の良い和食店」なら間違いなし
サービスの店員が全員50代以上の女性で、焼き魚や煮物が普通にある清潔で感じの良い和食屋さんです。なぜ和食屋かと言うと、「お互い緊張しない」のと、彼女との会いだに和食があると、「小さい頃の家庭の食卓の話題」が出てくるからです。
「おでんっておかずにならないから嫌だったよね」とか「魚の食べ方がうるさい親で」とか「朝ご飯はご飯派だった」といった相手のプライベートな話になります。お互いの距離がぐっと縮まります。ワインのブドウ品種やクラフトビールの話をする必要もありません。目の前の料理をいつものように食べるだけです。「お店選びが得意でない人」は、なんでもない家庭的で清潔感のある和食屋を1万軒だけ確保しましょう。そして女性と食事の時は「あの店」って決めてしまえば楽です。そのくらいは頑張って探しましょうよ。簡単です。男の友人と探せばいいんです。
※記事の情報は、2019年5月20日時点のものです。
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