いつものジンに飽きたらこれ。ジンを味変させるアイテムを試してみた。

ジンブームに新アイテム現る!いつものジンが激変するアイテムの正体とは?

ライター:青田俊一青田俊一
メインビジュアル:いつものジンに飽きたらこれ。ジンを味変させるアイテムを試してみた。
名古屋の酒類卸イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします!ジンに使うちょっと変わったアイテムをご紹介します。

スペインからやってきたジンを味変させるアイテム

今年もクラフトジンをちょこちょことご紹介させていただきましたが、クラフトジンブームは来年もまだまだ続きそうな予感。とはいえ国産のクラフトジンはどうしても値段がお高めなのが悩みの種、なかなか気軽に楽しめるというわけにはいきません。そこで今回は、手軽に入手できるジンでクラフトジンの雰囲気が楽しむことができるアイテムを見つけましたのでご紹介します。
ジンフュージョン
今回ご紹介するのは「カルメンシータ ジンフュージョン」。カルメンシータはスパイスなどを手がけるスペインのブランドで、パッケージに必ず描かれている女性のマークが特徴的。輸入食品店でに行くとここのミックスペッパーをよく見かけます。

で、紹介するジンフュージョンとは、その名の通りでジンに溶かすなにかです。実際のところ中身はボタニカルの入ったティーバッグなので溶かすというより溶け出すというほうがニュアンス的には正解な気がします。
 
ジンフュージョン
ひとつのパッケージには「スパイシー」、「フローラル」、「ミスティック」の計3種類のフレーバーが入っています。パッケージからはまったく味の想像がつかないので、さっそくお試しタイムといきたいと思います。

飲んでみた。

では早速お試しといきたいところですが、その前に肝心のジンを用意しなくてはいけません。今回は手軽に入手できて、フレーバーを存分に味わえるようクセの少ないものということで、ボンベイのドライジンを用意しました。
ボンベイドライジン
ちなみに会社近くの地下にあるバルでいつも飲んでいるジントニックもこのジンを使ってたりします。これが抜群に美味しいジントニックだったりするので不思議なものです。

最初は「スパイシー」から

では最初は1番分かりやすそうな名前の「スパイシー」からいってみましょう。「スパイシー」にはカルダモン、オレンジピール、レモンピール、シナモンが入っているようです。カルダモンはカレーを作るときにいつもお世話になっています、ということでなるほどスパイシーな感じがします。
ジンフュージョン

漬け込むとジンジャーエールのような黄金色に早変わり。ちなみに写真では貧乏性が災いしたためジンが少なめですが、本来はスパイス1パックに対し必要なジンは50mlです。
 
ジンフュージョン

グラスからはカルダモンの爽やかな香りが漂います。そのままストレートで試飲、レモンの酸味とシナモンの甘味を感じます。アフターにはピールの苦味がふわっと残ります。正直あまり期待していなかったのですが、これは思いのほか美味しいです。そして変化させる工程もちょっと楽しいです。

というわけで、次にいってみましょう。

続いて「フローラル」

お次は「フローラル」です。こちらもなんとなく特徴は想像できますがいかがでしょうか。中身はスウェーデン発祥の某インテリアショップに売っている芳香剤のあれに似てます。入っているのはハイビスカス、ドライストロベリー、ドライブルーベリーで漬けたら赤くなりそうな予感がぷんぷんします。
ジンフュージョン

で、やっぱり赤くなりました。少し紫がかった赤色です。
 
ジンフュージョン

グラスからは花の香りがやわらかく漂います。もう少しフローラル感がきついかと思いましたが、想像より上品な香りです。ストレートで飲むとベリー系の果実の優しい甘みを感じます。トロピカルな印象です。

それではラスト、いってみましょう。

最後は「ミスティック」

ラストは「ミスティック」です。名前からはまったく味の想像がつきません。入っているのはジンジャー、オレンジピール、ピンクペッパーと、最初2つはまあ妥当ですが、ピンクペッパーとはこれまた意表をついてきます。気になるお味はいかがでしょう。
ジンフュージョン

こちらは色のでるものがあまり含まれていないからか色着きは弱め、レモンサワーのような色合いになりました。
 
ジンフュージョン

生姜の香りが強めです。味わいはオレンジの果実味、ピール由来の苦味がアフターまで残ります。残念ながら期待していたピンクペッパー感はちょっとよく分かりませんでしたが、味わいとしてはこれが1番オーソドックスで飲み飽きしない感があります。

と、とりあえずストレートで試してみましたが、どれも味わいはしっかりとしているので、このまま炭酸で割って飲むのがよいと思います。炭酸は200mlが推奨です。ちなみにもう少し甘味が欲しいな、という方にはトニックウォーターもありです。あと今回は試してはいませんが、ジン以外のスピリッツでやってみても面白いかもしれません。使い方次第で家飲みの幅が広がるアイテムです。
 
ジュンフュージョン

というわけでクラフトジンとはちょっと一線を画しますが、少し変わったジンの飲み方が楽しめるアイテムのご紹介でした。お値段も1箱350円ほどとお手頃価格ですので、気軽に楽しめるのが嬉しいところです。
 

カルメンシータ ジンフュージョン【商品概要】

  • 産地:スペイン
  • 原材料(スパイシー):カルダモン、オレンジピール、レモンピール、シナモン
  • 原材料(フローラル):ハイビスカス、ドライストロベリー、ドライブルーベリー
  • 原材料(ミスティック):ジンジャー、オレンジピール、ピンクペッパー
  • 容量:各フレーバー×1パック(計3パック)
  • 参考小売価格:350円(税別)
  • 輸入元:日本珈琲貿易
※記事の情報は2018年12月25日時点のものです。
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