石垣島在住ライターが厳選! スーパーなどで買える、家飲みを楽しくしてくれる島みやげ8選。

旅先で意外と迷うのが”おみやげ選び”。せっかくなら、その土地ならではのおいしいものを持ち帰りたい!という人も多いはず。そこで今回は、人気の旅先・沖縄県の石垣島に住む“家飲み好き”のライターが、お酒に合う現地みやげを厳選。スーパーやみやげショップで気軽に手に入れられるものばかりなので、島を訪れた際はぜひ参考にしてみてください!

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
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家飲み好き必見! 石垣島に行ったらコレ、いかが?

もうすぐゴールデンウィーク。沖縄旅行を計画されている方も多いのではないでしょうか。

旅の醍醐味といえば、現地ならではの食べ物や飲み物を満喫すること。さらにおみやげとして買って帰れば、自宅でも旅の続きを楽しむことができますよね。

今回は、石垣島在住のライターが家飲み好きなみなさまにぜひおすすめしたい島みやげをご紹介。独自の酒・食文化がある沖縄ならではのアイテムを集めました。持ち帰りやすいように常温保存が可能でそれほど嵩張らないサイズに限定しています。

「沖縄みやげを買った(もらった)はいいけど、どうやって使ったらいいのかわからない」という声もよく聞きます。せっかくなら存分にお楽しみいただきたいので、使い方の例も併せてご覧くださいませ。

※ 掲載している商品は、2025年4月に石垣島のスーパーなどで購入したものです。現在、石垣島には全国チェーンの「マックスバリュ」が3軒、沖縄県内に展開する「かねひで」、「サンエー」(2025年6月ごろまで改装休業中)といった中〜大型スーパーのほか、JA直営の産直市場「ゆらてぃく市場」、「石垣市公設市場」に併設された「石垣市特産品販売センター」をはじめとするみやげショップが多々あります。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ|お品書き

  • ピパーチ
  • シークヮーサーこしょう
  • ハーブティー(バタフライピー)
  • シークヮーサー果汁
  • アンダーミシュ(油味噌)
  • 塩せんべい
  • ちゃんぷるーだしの素
  • コンビーフハッシュ

家飲みにおすすめの石垣島みやげ①|ピパーチ

ピパーチ
島こしょう
【特徴】
・石垣島や竹富島に自生する島こしょうの実を乾燥させ、粉末にしたもの。
・甘く爽やかな香りが特徴で辛さは控えめ。
・八重山そばに欠かせない香辛料として、島の家庭や飲食店で愛用されている。
・「ヒバーチ」「ピパーツ」などとも呼ばれる。

【使い方】
ビバーチェをふりかけたハイボール
汁物、麺類のアクセントにするほか、肉や魚に普通のこしょうのように使うのもおすすめ。写真のように、ハイボールにふりかけて独特の風味を楽しむのもアリ。香りが飛びやすいので冷蔵庫や冷凍庫で保存してください。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ②|シークヮーサーこしょう

シークヮーサーこしょう
【特徴】
・シークヮーサーは沖縄特有の柑橘類で、7〜9月ごろは生の果実が出回る。
・スダチに似た形状でしっかりとした香りと酸味がある果汁をジュースや調味料に用いることが多い。
・「シークヮーサーこしょう」は「柚子こしょう」の沖縄バージョンで、青い果実の皮を使用している。
・刺激的な辛さと清涼感のある香りが酒飲み好み。

【使い方】
冷奴にのせてオリーブオイルをひとたらし
柚子こしょう同様に使えると思っていただければハードルは高くないはず。鍋や汁物の仕上げ、味変に。鶏肉の塩焼きに添えたり、市販のドレッシングやタレに少量加えて風味をプラスするのも手軽でよき。クリーム系パスタの隠し味にも。冷奴にのせてオリーブオイルをひとたらしすれば、塩味もついているためこれだけで十分に奥行きのある味わいになります。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ③|ハーブティー(バタフライピー)

ハーブティー(バタフライピー)
バタフライピー
【特徴】
・石垣島では民家の軒先で見かけることも多いマメ科の植物。
・「蝶豆」の名の通り、蝶々のようにひらりと風にそよぐ青紫色の花をつける。
・花を乾燥させたものがハーブティーとして多種販売されていて、バタフライピーのみのものや、写真のように月桃などほかの島ハーブとブレンドしたものがある。
・お湯に入れると透明感のあるブルーのお茶になり、レモンや炭酸など酸性のものを加えると紫色に変化するのがユニーク。
ハーブティー(バタフライピー)
バタフライピーサワー
【使い方】
透明のグラスでバタフライピーサワーにしてみましょう。冷ましたバタフライピーティーをグラスの半分量ほど注ぎ、炭酸水、レモン果汁少々を加えてカラーチェンジを見届けたら甲類焼酎などを加えます。

バタフライピーティーで氷を作っておき、そこにお酒と炭酸を加えるという手も。少々手間はかかりますが、液体同士を合わせるよりも色の変化が少しゆっくりめになるので長く目を楽しませてくれますよ。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ④|シークヮーサー果汁

シークヮーサー果汁
【特徴】
・②の「シークヮーサーこしょう」でご紹介したシークヮーサーの果汁。
・甘みはほとんどなく、すっきりとした味わい。

【使い方】
シークヮーサーサワー
「泡盛はクセが気になって飲みにくい」という方は、ぜひシークヮーサーサワーをお試しください。シークヮーサーの爽やかな風味でとても飲みやすくなります。

生の果実が出回る時期なら、ぜひフレッシュな果汁を搾ってみて欲しい(個人的に一番好きな泡盛の飲み方です)! ノンアルコールのジュースや炭酸水で割るほか、「めんつゆ+シークヮーサー果汁+水少々」でポン酢風にするのもおすすめ。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ⑤|アンダーミシュ(油味噌)

アンダーミシュ(油味噌)
【特徴】
・アンダー(油)ミシュ(味噌)は、沖縄の家庭でおなじみのおかず味噌。
・石垣島を中心とする八重山地方では、米味噌に豚肉などを加えて甘めの味付けをすることが多い。
・昔は家庭ごとに手作りしていたが、最近では市販品を利用することが増えているよう。

【使い方】
生野菜に添える
キュウリやピーマンなどの生野菜に添えると、ヘルシーで手軽なおつまみが完成。なんならアンダーミシュだけを泡盛のアテにしてもいい。沖縄風クレープの「ポーポー」に巻き込むのは、筆者の祖母が得意とするおやつの一つでした。

でも一番合うのはやはり白ごはんなので、あらかじめシメの一品としてアンダーミシュを鋳込んだミニおにぎりを作っておけば、未来の自分に感謝されること間違いなし。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ⑥|塩せんべい

塩せんべい
【特徴】
・米粉ではなく小麦粉で作った生地を焼き上げ、塩味をつけた昔ながらの素朴なおやつ。
・表面はカリッと香ばしく、中はふんわりシャクッとエアリーな食感。
・石垣島には数ヶ所のメーカーがあり、島人はそれぞれに“ごひいき”がある。
・筆者は写真の「伊佐製菓」の塩せんべいが大好きで、近年の島みやげはほぼこれ一択。

【使い方】
塩せんべいのチーズアレンジ
塩味がついているのでそのままでも素晴らしい酒のアテになります。が、実はチーズなどの乳製品との相性が抜群。プロセスチーズや、フルーツ入りのクリームチーズ(写真)のほか、レーズンバターを合わせるのも狂おしいほど合います。ピザ用チーズをのせて軽く焼くのもあり。ただしとても焦げやすいので、火加減にはご注意を。

家飲みにおすすめの石垣島みやげ⑦|ちゃんぷるーだしの素

ちゃんぷるーだしの素
【特徴】
・沖縄料理の定番・ちゃんぷるーが手軽に作れる味付け用粉末。
・だしの風味と塩味がついているので、「これさえあれば」の安心感がすごい。 

【使い方】
ゴーヤちゃんぷるー
ゴーヤや豆腐、そうめんなど、沖縄料理店の人気ちゃんぷるーメニューのほか、チャーハンや塩やきそばの味付けにも。また、沖縄そばのスープの素としても使えるので、沖縄そばの麺がなければ中華麺で代用して「沖縄そば風」麺を味わうこともできます。

写真は、具をミニマムにしたゴーヤちゃんぷるー。スライスしたゴーヤを軽く炒めてちゃんぷるーだしの素で味付けし、同じくちゃんぷるーだしの素を少し加えて溶いた卵を半熟に焼いてゴーヤと合わせます。肉や豆腐がなくても十分ちゃんぷるーの味!

家飲みにおすすめの石垣島みやげ⑧|コンビーフハッシュ

コンビーフハッシュ
【特徴】
・石垣島に限らず、沖縄の家庭で常備されている率が高めな保存食。
・コンビーフに小さくカットされたじゃがいもが加わったもので、島ではこれが「コンビーフ」だとされているため、本州で初めて“本物の”肉だけコンビーフを知った島人は驚くことになる。

【使い方】
ハムエッグならぬコンビーフエッグ
そのままでも食べられますが、加熱するのが一般的。オムレツやチャーハン、野菜炒めの具としてよく使われます。
​​​​​​沖縄のちゃんぽんは麺ではなくご飯の上に肉野菜炒めをのせるスタイルですが、その具としてコンビーフハッシュを使う家庭や飲食店も。

今回は酒飲み仕様に、ハムエッグならぬコンビーフエッグでいかがでしょうか。フライパンにコンビーフを円状に広げ、その中央に玉子を落として好みの加減で焼くだけです。コンビーフに塩味がついているため、味付けはお好みでこしょうやカレー粉などをぱらりと。

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個人的な話で恐縮ですが、筆者は現在、石垣島の実家と京都にある自宅を1年のうち半々くらいで行ったり来たりして暮らしています。離れたからこそ知り得た石垣島の食の特徴や魅力はとても多く、よりいっそう故郷の味が好きになりました。

そんな私が島暮らしでリアルに愛用し、家飲み好きなお仲間にもぜひ使ってもらいたいと思ったアイテムのみをご紹介しています。島旅の楽しい思い出と共に、お気に入りの味を持ち帰っていただけたら何よりの幸いです。

※ ご紹介した商品は多くのショップで定番的に取り扱っているものですが、店舗によって品揃えや在庫は異なります。ご了承ください。また、それぞれのアイテムは名称や形状が異なる他社製品も販売されています。掲載している商品は一例として参考にしていただければ幸いです。

※記事の情報は2025年4月22日時点のものです。
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