カルシウムがちゃっかり摂れる、お酒とおつまみ〈老けない人は何を飲んでいる? ⑲〉
秋の味覚と言えば焼きサンマに日本酒。ただ美味しいだけでなく、実はカルシウム不足にもってこいの組み合わせなんです。
カルシウムの吸収にはビタミンDが不可欠
お酒とおつまみの美味しいコラボレーションがさらに健康維持につながれば、こんなに良いことはありません。日々の食生活が、将来の健康につながっていくのですから。
ということで今回は、現代人に不足しがちな栄養素「カルシウム」をふだんの家飲みで効率的に摂取する方法をご紹介します。
カルシウムは、ご存知のとおり、骨や歯を形成する栄養素です。また、ホルモンの分泌、血液の凝固、筋肉の収縮、神経伝達など、体内で様々な生理機能を調整しています。カルシウムが不足すると骨粗しょう症、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病にもつながります。しかし、カルシウムだけをたくさんとっても、うまく生理機能が作用しません。体に必要な栄養素は50種類以上といわれ、栄養素同士、お互いに協力しながら働いています。言い換えれば、ひとつの栄養素が単独で働くことができないのです。
カルシウムにとって、その良きパートナーとなるのが「ビタミンD」です。カルシウムの吸収には、ビタミンDが不可欠なのです。
4種のお酒+魚系おつまみで、美味しくカルシウム補給
そのお酒とは、赤ワイン、白ワイン、紹興酒、日本酒です。100g中のカルシウム含有量は、赤ワイン7mg、白ワイン8mg、紹興酒25mg、日本酒3mgです。(※カルシウム補給できるからといって、これらのお酒を飲み過ぎるはもちろんご法度です! アルコールの大量摂取が、逆にカルシウムの吸収を妨げてしまいます)
カルシウムが含まれるお酒を飲むときは、その吸収を促すビタミンDが豊富な食品を一緒に食べたいもの。ビタミンDが多い食品としては、サーモン、サンマ、サバなどの魚があります。これらをおつまみとしてお酒を飲むなら、例えばこういう組み合わせはいかがでしょうか?
・白ワインとサーモンのマリネ
・白ワインとアクアパッツァ
・日本酒と焼きサンマ
・日本酒とアジの南蛮漬け
・赤ワインとウナギ
・赤ワインとブリの照り焼き
お魚料理を作るときに、赤ワイン、白ワイン、紹興酒、日本酒を調味料として利用するのもよいですね。
ぜひ、おつまみを選ぶとき、おつまみを作るときの参考になさってみてください。
※ 記事の情報は2018年10月11日現在のものです。
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