日本酒の冬の楽しみ 寒の食材と新酒でほっこり!
冬本番! 冬は魅力的な食材が盛りだくさんだし、日本酒も新酒の季節を迎えます。日本酒と発酵フレンチのお店「SAKE Scene〼福」を経営する日本酒ラヴァー、簗塲友何里(やなば ゆかり)さんによる、冬の食材と新酒のお話。冬もやっぱり日本酒ですね!
海産物に根菜類 冬は美味しいものがいっぱい
鍋にしても美味しいものばかり。寒い外を横目に、温かい室内でぬくぬくお鍋、最高ですね。今年の鍋のトレンドに「発酵」というキーワードもあり、酒粕や味噌、チーズなど日本酒と好相性の鍋もよりどりみどりです!
日本酒は造りのシーズン 新酒をどうぞ!
新酒は、しぼったばかりの日本酒のため、味わいはとてもフレッシュ! このスルッと飲めてしまう、軽やかな味わいは、冷やして早めに飲み切った方が良いでしょう。
少し甘味を感じる優しい味わいの根菜類は、軽やかな新酒には良く合います。煮込みなどで出汁の効いた根菜を、新酒の爽やかさがさらりと引き締めてくれるのです。
この時期は、各蔵から造りのレポートが届き、今年はどんな味わいに仕上げてくださったのか、日本酒ファンの一人としてそわそわワクワクの時期です。酒屋さんからも、入荷情報が続々と届き、購買意欲が高まりますね。
冬の味覚と新酒を合わせる!
特におすすめしたいのが「あん肝とミモレット」という一品。濃厚なあん肝と、フランスのセミハードタイプのチーズ、ミモレットを合わせました。このお料理に特に合うのが、北陸の日本酒です。食材にすっと寄り添って独特のクセを包み込み、この時期ならではのマリアージュができあがります。この料理は、他にエシャロットやポワロネギを使っていることから少し青々しい味わいもあり、爽やかな新酒にもぴったりです。
冬の味覚と日本酒の切り離せない組合せ。この時期ならではの楽しみをぜひご堪能くださいませ。
※記事の情報は2019年12月12日時点のものです
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