発酵食品と日本酒は相性抜群!
おいしくて身体に良い!と、注目をあつめる「発酵食品」。日本酒と発酵フレンチのお店「SAKE Scene〼福」を経営する日本酒ラヴァー、簗塲友何里(やなば ゆかり)さんに、発酵食品と日本酒の組み合わせの妙を教えて頂きました。
おせち料理には発酵食品がたくさん
おせち料理は年始から何日間か食べるため、保存がきく発酵食品を用いた料理が多く含まれます。調味料の醤油や味噌、みりんも発酵食品ですね。これに合わせる日本酒も、麹で発酵しています。なので、日本酒とおせち料理との相性はばっちり。
発酵食品は5000年前からある
日本でも、1400年前の奈良時代には、すでに瓜の漬物が造られていた記録があるそうです。
このように、人類と長く関わりのある発酵食品ですが、日本人にとっては、あまりに身近すぎる存在でもあります。意識しないまま、毎日何かしらの発酵食品を口にしているのではないでしょうか。納豆、漬物、魚介系発酵食品、調味料、そして日本酒など、日本にはたくさんの発酵食品があふれています。
発酵食品と日本酒のペアリング
例えば、辛口と表示されている日本酒を口に含み、同時に漬物や味噌を食べると、日本酒が甘く感じます。これは日本人が「美味しい」と感じる、昔から馴染みのある日本酒のマリアージュのひとつです。
また、日本酒は麹菌による複雑な発酵により造られるので、旨味成分のアミノ酸が白ワインの5倍以上もあります。昔から日本にある発酵食品も、微生物の働きによりアミノ酸が多く含まれ、本来の食材の味にコクや奥深い味わいがプラスされます。この豊富なアミノ酸同士のコンビネーションが、絶妙な相性を生むのです。
発酵食品を使った料理のアレンジ
発酵食品パワーで健康な年に
2020年も発酵パワーで健康な年に! 本年も料理とお酒のペアリングなど、日本酒の魅力をお伝えしていきたいと思います。
※記事の情報は2020年1月9日現在のものです
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