日本酒は太るの? おウチで日本酒・太らない飲み方とは?
新型コロナウイルスの影響で「おウチ」で過ごす日が多くなっていますね。運動不足でお肉も増量気味の昨今、太るから日本酒控えています、の声も……。いえいえ大丈夫です! 日本酒と発酵フレンチのお店「SAKE Scene〼福」経営、簗塲友何里(やなば ゆかり)さんが太らない日本酒の飲み方を伝授!
リモートワークで太ってしまった?
リモートワーク中の楽しみと言えば、食べること、飲むことの方も多いのではないでしょうか。美味しいテイクアウトも増えたし、困っている生産者も助けたいし、意外と料理好きな自分に気付いたりということもあったりして。
また、酒友とオンライン飲み会をすると、つい楽しくて長時間飲み食いしっぱなし。ついつい体型がふくよかになった「コロナ太り」という言葉も目にするようになりました。
日本酒って太るイメージ?
太らない日本酒の飲み方 決め手は糖質
糖質とうまく向き合うことで、快適に日本酒を楽しんでいただく事ができるのです!
日本酒の糖質はそこまで高くない
これらを踏まえると、実は日本酒、糖質がずば抜けて高いというわけではありませんね。
日本酒に合わせる料理で糖質を調整しましょう
ということで、日本酒を1合飲むとすると、糖質は、純米酒で6.3g。なので、糖質30gちょっとのおつまみと一緒に摂取すれば、太る心配がなくストレスフリーで日本酒が飲める計算です。合わせる料理によって、結果太るかどうかが変わってくると言えます。
低糖質で日本酒を飲むにはどんな食材が向いているか
また、和食では根菜がよく使われます。根菜類は他の野菜よりも糖質が多く、ヘルシーそうに見えても、油断してたくさん食べていると要注意です。野菜は土の上から採れるもの、葉物やブロッコリーなどは糖質が少なめです。そして、肉や魚も糖質は低めなので、おすすめです。
以前のコラムでも書きましたが、酒粕など発酵食品は、腸活に効きます。整腸することで、栄養をきちんと、効率よく摂取できます。腸活でお腹の膨らみも減少してダイエットに繋がります。日本酒と発酵食品は、相性もバッチリですね。
日本酒は辛口と熟成がおすすめ
日本酒は麹がお米を糖に変え、酵母が糖をアルコールに変えます。アルコール発酵とは糖質がアルコールに変わる仕組みです。ですから、「日本酒度」がプラスで数字が大きい辛口のお酒は、より多くの糖がアルコールに変わり、糖質が少なくなるのです。また、発酵がより進む熟成の課程でさらに糖度が低くなります。
日本酒だからって太るわけではありません!
ぜひ糖質と向き合うことで、日本酒を美味しく楽しく飲みつつ、コロナ太りを解消していただけますように。
※記事の情報は2020年6月9日現在のものです。
◆日本酒と合わせるなら発酵食品も!
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