吉野家のメガ盛り牛丼「超特盛」1杯がおつまみ4品に変身!【アレンジレシピ】
みなさんは吉野家の「超特盛」というメニューをご存知でしょうか? 牛丼好きにはたまらないメガ盛りメニューですが、それでも途中で飽きてきてしまうのが悩みどころ……。そこで超特盛牛丼をアレンジして、酒飲み仕様のコース仕立てに華麗に大変身させてみました!
吉野家の超特盛牛丼をコース風おつまみにアレンジ!
アタマ(肉)が大盛りの2倍で、ご飯は大盛りの量というその名に恥じぬメガ盛りっぷりで、牛丼ラバーを魅了しているようです。
筆者も一度チャレンジしてみたのですが、食べても食べても丼の底から牛丼が湧いてくるような錯覚に陥るほどのすんごい量なのですよコレ。
幸せだけども、ひと言いわせてもらえるなら実はちょっと途中で飽きてくる。
むむ……。ならば量の多さを活かしておつまみに転用してみるまでよ!と、アレンジ好きの血が騒いだのでありました。
その結果、前菜、温菜、メイン、締めと4品のおつまみが完成! 牛丼1杯がコース仕立てに変身しちゃいました。
吉野家「超特盛」牛丼のコースアレンジ4品
- 《前菜》牛キムチのエゴマ包み
- 《温菜》牛玉巾着
- 《主菜》ジャーマン牛ポテト
- 《ご飯》ガーリック牛ライス
アタマとご飯部分を分けて、アタマ(牛肉&玉ネギ)は適宜カットする。
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吉野家牛丼アレンジ①|《前菜》牛キムチのエゴマ包み
・牛丼のアタマ
・キムチ(食べやすく刻む)
・マヨネーズ
・エゴマの葉
【作り方】
① 牛丼のアタマとキムチ、マヨネーズを混ぜる。
② エゴマの葉を添えて盛り付ける。
焼肉屋で肉を巻いて食べるのにヒントを得た前菜です。
牛キムチマヨ和えだけでもいいおつまみになるところ、そこにエゴマの野趣が加わることでちょいとひと手間かけた風に。
エゴマの葉は最近スーパーの野菜売り場でもよく見かけますが、なければサンチュやレタスで代用しても。その場合は大葉を一緒に巻くと香りが加わってよき、です。
ビールや韓国焼酎の炭酸割りでシュワッと始めるのにぴったり!
吉野家牛丼アレンジ②|《温菜》牛玉巾着
・牛丼のアタマ
・お揚げ(薄揚げ)
・玉子
・めんつゆ
【作り方】
① お揚げは長方形の場合は真ん中でカットし(おいなりさん用なら端をカットし)、中を開いて袋状にする。寝かせた菜箸をコロコロと転がすように表面を往復させると、ぱっくり開きやすい。
② ①に牛丼のアタマと生玉子を入れて爪楊枝で口をとめて巾着状にする。先にお揚げをしっかりと広げて小鉢などにセットし、安定させておくと具を詰めやすい。片手に持った状態で作業すると高確率で具があふれるのでご注意(経験者談)。
③ 耐熱容器に②の巾着をそっと入れ、希釈しためんつゆをひたひたになるくらいまで注ぐ。
④ 電子レンジで弱めに加熱する(350Wで3分が目安)。巾着を裏返して同じくらい加熱し、玉子がほどよく固まれば完成。巾着の上からそっと押さえて加熱具合を確認してください。
おでんで人気の餅巾着をアレンジしました。牛肉にあらかじめ味がついているので、めんつゆの味は薄めでいいくらいです。
牛肉と玉子の相性の良さはみなさまご存知の通り。そこに旨みを吸ったお揚げのじゅわっと感が加わるのですから、これは頰もゆるみまくる案件と言えましょう。
アツアツのところを頬張って、さらに熱い日本酒をキュッといかがでしょうか。
吉野家牛丼アレンジ③|《主菜》ジャーマン牛ポテト
・牛丼のアタマ
・冷凍ポテト(袋の指示通りに加熱しておく)
・カレー粉
・パセリ(刻む)
・黒胡椒
【作り方】
① 鍋にオリーブオイル(分量外)を弱火で熱し、カレー粉を入れて香りを出す。
② ポテト、牛丼のアタマを加えて味がなじむくらいまで炒める。
③ パセリを散らして完成。
肉(ベーコン)、玉ネギ、ポテトが三本柱の人気者おつまみジャーマンポテト。ベーコンを牛肉で代用するのも大いにアリでしょう!
冷凍ポテトは揚げずにトースターなどで加熱できるのも便利。
牛肉の味だけだとちょっとぼんやりしてしまうので、カレー粉を隠し味にしました。これでグッとおつまみ感がアップします。パセリと黒胡椒の爽やかな風味も欠かせません。
ここはやっぱり王道のビールを合わせたいところです。
吉野家牛丼アレンジ④|《ご飯》ガーリック牛ライス
・牛丼のアタマ
・牛丼のご飯
・牛丼の紅ショウガ(刻む)
・ガーリックチップ(生でもドライでも)
・ごま油
・黒胡椒
【作り方】
① 鍋にごま油とガーリックチップを入れて弱火にかけ、香りが立ったらガーリックチップを取り出して別皿によけておく。
② ①の鍋で牛丼のアタマとご飯を炒め、最後に紅ショウガを混ぜる。
③ 仕上げに黒胡椒を振り、ガーリックチップをあしらう。
聞いた話によるとじゃな、セレブ御用達のステーキハウスなどでは締めに肉汁や肉の脂を吸わせたガーリックライスを供することがあるのだそうじゃ(昔話風に)。そこでわしはひらめいたんじゃ。
「牛丼のご飯には肉汁がしっかりとしみておる。これすなわちガーリックライスの素!」とな。
-昔話おわり-
結果からいうと、残念ながらステーキの肉汁しみしみガーリックライスは再現ならずでした。
当たり前っちゃー当たり前ですね。そうですね。
アタマを多めに混ぜ込むか、醤油やナンプラーで味を補強するかでないとガーリックのガツンとした風味が活かせないようです。筆者は仕上げにナンプラーを鍋肌に落とし、香りを加えました。
あと、ご飯粒が「つゆ」がしっかりと吸いまくっているため、パラリとした食感を出すのは難しそう。
しっかし、すごい量です。まさにどんぶり飯。ビールをお供にしていたので余計にお腹がふくれてえらいこっちゃでした。とてもとても締めきれず、翌日まで持ち越してしまいました。
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1杯の牛丼に秘められたポテンシャルは思った以上に高うございました。おそるべし、超特盛。
普段はファストフードとしてなじんでいる牛丼も、視点を変えれば家飲みのお供として立派に役立ってくれると証明できたのではないでしょうか。
ファストフードメニューのアレンジ、ちょっとハマりそうです。
※記事の情報は2019年12月18日時点のものです。
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