ぶどう果汁と大吟醸が出会った!? ありそうでなかったリキュールを飲んでみた。
愛知の老舗蔵元、盛田が日本酒をベースにしたリキュールを発売。大吟醸にワイン用のブドウ果汁をブレンドした、ありそうでなかった新しいタイプのリキュールの味わいとは?
今回は愛知の老舗蔵元、盛田から新しく発売された日本酒をベースにしたリキュールをご紹介します。
大吟醸とブドウ果汁の新しい出会い
ご紹介するのは、愛知の老舗蔵元、盛田がこの2月に発売した「nenohi シャルドネと大吟醸のかろやかで甘いお酒」と「nenohi 赤ぶどうと大吟醸の濃くて甘いお酒」です。ちょっと商品名が長めです。あまりの長さに、若かりし日にやたらと長い曲名をつけるのが流行った時代があったな、なんてどうでもいいことを思い出したりしました。
それはさておき、こちらがどんな商品かというと、呼んで字の如く「大吟醸」と「ぶどう果汁」のお酒です。日本酒にぶどう果汁を混ぜたものになるので、酒税法上ではリキュールという扱いになります。
「nenohi 赤ぶどうと大吟醸の濃くて甘いお酒」は先発の好評を受けて新たなラインアップとして新発売となりました。
日本酒とフルーツの組み合わせは今までに数多ありましたが、大吟醸にぶどう果汁、それもワイン用ブドウの果汁をブレンドするという発想はありそうでなかったような気がします。
しかもぶどう果汁50%というなんともまあ贅沢な仕様。香り高い大吟醸を使うというだけで実に贅沢なのですが、そこにぶどう果汁が50%ということで、いったいどんな味わいに仕上がっているのでしょうか。早速お楽しみの試飲タイムです。
「nenohi シャルドネと大吟醸のかろやかで甘いお酒」の味わいは?
こちらは誰もが知るあの白ワイン用品種、シャルドネを使用しています。贅沢です。
味わいはぶどうの果実味がしっかりしており、日本酒っぽさは奥のほうにほんのり大吟醸を感じる程度です。商品名が甘さを強調しているので、ちょっと甘ったるいのかなと怯えていましたが、思いのほかすっきりしています。アルコール度数は一応7%なんですが、アルコールをほとんど感じない飲みやすさ。
ただ食中酒にするには少し甘さが強いので、そのまま飲むならアペリティフかデザート的な楽しみ方がおすすめです。氷を入れたり、炭酸で割れば食中酒としてもありです。
「nenohi 赤ぶどうと大吟醸の濃くて甘いお酒」の味わいは?
こちらのぶどうには赤ワイン用品種の王様的存在のカベルネ・ソーヴィニヨンと、あの国民的炭酸飲料のグレープ味のベースになっているコンコードの2種類を使用しているとのこと。
味わいは芳醇なぶどうの果実味があり、赤ワインのような渋みは感じません。商品名に“濃くて甘い”とありますが、しつこい甘さではなく程よく甘いといった感じです。こちらもアルコール度数7%となっていますが、アルコールはほとんど感じない口当たりです。
こちらの味わいもシャルドネと同様で甘ったるくはないものの、やはり食中酒としては少し甘さが強く感じますので、デザート的な飲み方をおすすめします。
* * *
いずれも大吟醸を使ったことで、いい意味で日本酒っぽい感じがなくなっているので、お酒があまりお得意ではない方、お酒をあまり飲まない方にこそ楽しんでいただける味わいに仕上がっていると思います。
家の中で過ごす時間が多い今だからこそ、普段お酒を飲まない方にも家飲みをお楽しみいただければと思います。
nenohi シャルドネと大吟醸のかろやかで甘いお酒【商品概要】
- アルコール度数:7%
- 容量 / 容器:300ml / 瓶
- 参考小売価格:500円(税別)
- 製造元:盛田
nenohi 赤ぶどうと大吟醸の濃くて甘いお酒【商品概要】
- アルコール度数:7%
- 容量 / 容器:300ml / 瓶
- 参考小売価格:500円(税別)
- 製造元:盛田
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