樽を感じる新しいタイプの麦焼酎「樽の呼吸」を飲んでみた
鹿児島の小正醸造より新しく発売された貯蔵麦焼酎をご紹介。樽の風味を活かす絶妙なブレンドによって生まれた貯蔵麦焼酎の味わいとは?
焼酎の樽熟成と色の規制
そこでご紹介するのは鹿児島の蔵元、小正醸造の貯蔵麦焼酎「樽の呼吸」です。
で、その名のとおり、この焼酎のポイントは“樽”。今年のトレンド予測の記事の際にも少し触れましたが、焼酎は酒税法で色に規制があります。なので樽の色がついてしまった焼酎は、規制にかからない色まで加水して薄める、もしくは食物繊維などを添加し酒税法上の扱いをリキュールにする、などの手段を取らなければ販売することができません。
この規制はウイスキーと焼酎の税率が違っていた時代の名残で、最近では時代にそぐわないのではないかという声をよく聞くようになりました。個人的にも焼酎の海外展開を考えていく上で、規制の見直しが必要ではないかと思っています。
と、このように樽の特性を活かしたウイスキーのような焼酎は何らかの工夫をしないと造ることはできず、今回ご紹介する「樽の呼吸」にも何か秘密がありそうです。その謎を探るべく早速試飲タイムといきましょう。
「樽の呼吸」を飲んでみた
ではまずはロックで試してみましょう。
これはハイボールでもポテンシャルを発揮しそうです。せっかくなので作ってみましょう。
この味わいで希望小売価格がなんと1,200円(税抜)ということなので驚くべきコスパ。これは家飲みの強い味方になりそうです。
今年はまだまだこのような新しいタイプの焼酎が発売されそうな予感がしますので要注目です。原点回帰でいまいちど焼酎を楽しみたいと思います。
小正 貯蔵麦焼酎 樽の呼吸【商品概要】
- 生産地:鹿児島県
- 原材料:麦、麦麹
- アルコール度数:25%
- 容量 / 容器:720ml / 瓶
- 製造元:小正醸造
- 参考小売価格:1,200円(税抜)
※記事の情報は2021年3月15日時点のものです。
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