ブルガリアの土着品種「ガムザ」でつくったワインを飲んでみた
歴史あるワイン産地ブルガリアで古くから栽培される土着品種「ガムザ」。ブルガリアでの栽培面積はわずか2%という希少な品種「ガムザ」を使った赤ワインの味わいとは?
ブルガリアの土着品種「ガムザ」
ご紹介するのはブルガリアの「ボロヴィッツァ コレクション ガムザ」という赤ワインです。
こちらに使われているブドウは「ガムザ」という品種。正直なところ、私も初めて聞く名前の品種です…と思ったらちゃんとソムリエ教本には載っていました。
ガムザはほかの東ヨーロッパの国々でも細々とではありますが栽培されている品種で、ハンガリーなどでは“カダルカ”という名称で呼ばれています。オーストリア・ハンガリー帝国時代のハンガリー王の最も好きなブドウ品種だったと言われており、歴史のある品種です。
長い歴史を持つ品種ではあるものの、栽培が難しく安定した収穫ができないことから今では栽培面積もごくわずか。しかしながらその複雑で繊細な味わいには熱狂的なファンも多いとのことで、やっぱり気になるのはその味わいです。
というわけで、早速試飲のお時間といきましょう。
「ボロヴィッツァ コレクション ガムザ」を飲んでみた
そんなワイナリーが手掛けたこちらの「ボロヴィッツァ コレクション ガムザ」、もちろん品種はガムザ100%。それではグラスに注ぎましょう。
香りが結構どっしりしているので、味わいもさぞかしどっしりしているのかと思いきや、口当たりは優しく軽やかな飲み心地。ラズベリーのような果実味に、程よい酸味、タンニンは少なめという飲みやすいタイプの赤ワインです。
ブルガリアと言えば日本ではヨーグルトのイメージが強いかと思いますが、そのヨーグルトを使った料理や、少し酸味のあるソースなどを使った料理によく合いそうな味わいです。
こちらのブルガリアのワインに限らず、東ヨーロッパのワインは全般的にあまり飲む機会がないかもしれませんが、お値段も手ごろでお手軽に新しい体験ができるので、見つけた際は迷わず挑戦してみてください。家飲みワインの幅が広がると思います。
また機会があれば他の東ヨーロッパの国のワインもご紹介したいと思います。お楽しみに。
「ボロヴィッツァ コレクション ガムザ」【商品概要】
- 原料品種:ガムザ100%
- 生産国:ブルガリア
- 容量 / 容器:750ml / 瓶
- 参考小売価格:2,350円(税抜)
- 輸入元:モトックス
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