【管理栄養士イチオシ!】美肌に効くお酒とおつまみはこれ

肌の乾燥が気になるこれからの季節。毎日の家飲みにも、ちゃっかり美肌ケアになるメニューを取り入れましょう。人気管理栄養士・森由香子さんがおすすめのお酒は、あのフルーツを使ったサワー。それにあのおつまみを合わせればバッチリです!

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肌は内臓の鏡、健康のバロメーター

肌の美しさは、十分な睡眠をとって食事からさまざまな栄養素を肌へ供給することでつくられます。

肌はガラスと同じで外側からも内側からも磨かないときれいになりません。言うまでもなく、化粧品を使ってスキンケアするだけでは不十分!元気に働く胃腸や肝臓から肌の細胞へ必要な栄養が供給されないと本当の美しい肌は生まれないのです。

ここまで読んだ男性のあなた! 自分に関係のない話と思わないでくださいね。 肌は体の中で最大の臓器、なんと体重の約16%を占め、肌は内臓の鏡ともいわれています。男性も肌の状態を日ごろからチェックして健康のバロメーターとして役立てて欲しいと思います。
鏡を見る男性
そこで、今回は、美しい肌(健康な体)づくりに効くお酒とおつまみについて栄養学の視点からご紹介します。

たんぱく質たっぷりのお酒&おつまみで、健康的でハリのある肌に

肌をはじめとする皮膚はたんぱく質からできていますね。たんぱく質は20種類のアミノ酸からなりますがそのうちの9種類は体内で合成されないので毎日食事からとりいれる必要があります。

この9種類のアミノ酸は、肉、魚、卵、大豆・大豆製品に多く含まれています。
タンパク質を多く含む食材
夜、おつまみに何を食べようかと考えるとき、その日の朝食や昼食で何を食べたか思い出してください。肉、魚、卵、大豆・大豆製品の中でまだ食べていない食品を優先して摂れば、たんぱく質のバランスが整い、ハリと潤いのある肌づくりに役立ちます。すべて摂っていたらお好きな物を選んでください。

ちなみにお酒でたんぱく質(100ml中)が豊富なのは紹興酒(1.7g)ですが、清酒(0.3~0.4g)、ビール(0.3~0.5g)、ワイン(0.1~0.2g)にも含まれています。

ビタミンもしっかり摂って、乾燥と老化を撃退!

また、これからの季節、お肌の乾燥が気になってきますね。

肌の保湿機能を高める栄養素は、ビタミンA、そして皮膚の新陳代謝を活発にして皮膚の血液循環を良くするのは、ビタミンB2です。ビタミンB2はビタミンB6と相性が良く、合わさることでより肌のきめを整える効果が期待できます。これらのビタミン類は、多かれ少なかれ、肉、魚、卵、大豆・大豆製品にも含まれています。

また、ビタミンCもシミを防ぎ肌のハリを保つのに役立ちます。

ビタミンCは、ご存知のとおり、柑橘類をはじめとするフルーツや野菜に豊富に含まれていますので、果汁入りのお酒や、野菜をつかったおつまみを選べば補給できます。
ビタミンCを多く含む食材
さらにビタミンCはビタミンEやビタミンAと相性がよく、協力して老化の原因をつくる活性酸素を撃退する力を発揮します。ビタミンEはナッツ類や植物油に豊富に含まれています。

美肌のためにイチオシのお酒は「生キウイフルーツサワー」

なんだかいろいろな栄養素がでてきて、何を飲んで何を食べてよいのか混乱してきたかもしれません。

私がイチオシの美肌に効くお酒は、生キウイフルーツ(ビタミンA、C、E)サワーです。

そして、おつまみは、ミックスナッツ(ビタミンE)、焼き鳥(たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6)、野菜スティック(ビタミンC)です。



さらに、水も忘れてはいけません。アルコールには脱水作用がありますね。脱水は、肌の大敵、乾燥肌や便秘の原因をつくります。チェイサーとしてまめに水分補給も必ずしてくださいね。

また、睡眠の3~4時間ぐらい前には飲酒を控えて質の良い睡眠がとれるようにしてください。

きれいな肌は、十分な睡眠、肌へ必要な栄養を補給してあげることからつくられます。今晩の家飲みから、早速お試しください。

※記事の情報は2019年11月19日時点のものです。
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