吟醸酒・大吟醸酒とは?【フルーティーな香りの日本酒】
日本酒のラベルでよくみかける「吟醸酒」「大吟醸酒」の文字。いったいコレは、どんな意味なのか?一般的には高級酒、というイメージですが、その定義と味わいを解説します。
吟醸酒とは?
こうして60%以下に削り込んだお米を「吟醸造り」という手法でお酒にします。これが第二の条件です。吟醸造りとは、発酵させる時に、特に低温に保ってゆっくりと時間をかける手法です。お酒は温度が高いほど早く発酵が進みますが低温でブレーキをかけるわけです。通常20日ほどで終わる発酵を温度を下げることで30日以上かけてじっくりとすすめます。こうして造ったお酒は、いわゆる「吟醸香」と呼ばれるフルーティな香りが出て上品な味わいになります。
大吟醸酒とは?
まとめると……
精米歩合60%以下のお米を、低温で時間をかけて発酵させた特製のお酒。香り高く、上品
●「大吟醸酒」
精米歩合50%以下のお米を使った高級吟醸酒。さらに香り高く、上品。
吟醸酒や大吟醸酒は、精米歩合と吟醸造りというしばりがあるだけで、麹も酵母も規定はありません。蔵元によっていろんな味わいが作れる自由度の高いジャンルです。漢字の意味の通り、「吟味して」「醸した」お酒、つまり蔵の技術を結集した「我が蔵の自信作」という意味でもあるのです。
※記事の情報は2018年2月7日時点のものです。
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