麦焼酎「いいちこ」13種類を飲み比べ! 家飲みにおすすめの銘柄と飲み方は?
コンビニでも手に入る、麦焼酎の代表選手といえば「いいちこ」。実は「下町のナポレオン」でおなじみの定番品だけでなく、個性豊かなラインナップが十数種類もあるんです。今回は、その中から手に入りやすい13種類を編集部員が飲み比べます。
人気の麦焼酎「いいちこ」シリーズ13種を飲み比べ。おすすめの飲み方は?
\本格焼酎って何?という方はこちら/
飲み比べる「いいちこ」は、この13商品
- いいちこ25度
- いいちこ20度
- いいちこ12度
- いいちこシルエット
- iichiko NEO
- いいちこ下町のハイボール
- いいちこスーパー
- いいちこ日田全麹
- 特撰いいちこ日田全麹
- いいちこ民陶くろびん
- いいちこ空山独酌
- いいちこスペシャル
- いいちこフラスコボトル
【レギュラータイプ】麦焼酎いいちこ①
いいちこ25度
アルコール度数:25%
内容量:1,800ml/1,800ml(パック)/900ml(パック・瓶)/225ml/200ml
参考価格:1,707円/1,697円/906円/352円/238円(税抜)
編集部員J
フルーティーさや酸味を感じる気がします
編集部員Z
度数が高いせいなのか、チョコレートとすごくマッチするね
編集部員M
本当、感動するレベルのペアリング! 『いいちこ25度』のハイボールとチョコレートの相性のよさにドキッとしてしまいました
編集部員Y
水割りで飲んでみると、フレッシュでまろやかさもある味わいに変わるんだね
【レギュラータイプ】麦焼酎いいちこ②
いいちこ20度
アルコール度数:20%
内容量:1,800ml/1,800ml(パック)/900ml(パック・瓶)/200ml
参考価格:1,502円/1,490円/807円/210円(税抜)
編集部員F
お次は『いいちこ20度』を。そのままでも、割ってもOK。白い花の香りが特徴のいいちこです
編集部員E
甘みやお花の香りを強く感じておいしいです。たった5度の差だけどかなり柔らかい味わいに変わるんですね
編集部員F
同じいいちこのレギュラー商品でも度数違いでそれぞれ原酒のブレンド比率を変えているそうです
編集部員Z
しっかり麦の感じがあるし、まろやかで甘みもいいね
編集部員M
炭酸割りおいしい! いいちこの風味が損なわれないまま飲みやすくなってすごいです
編集部員J
中華料理にも合わせてみたい…
編集部員A
炭酸割りや水割りもおいしいけど、私はそのままストレートで飲むのがいいかな。いいちこのよさが存分に楽しめて、程よく刺激的にアルコールを感じられるので
編集部員Z
僕は『いいちこ20度』のお湯割りがとびきり美味しく感じました
【レギュラータイプ】麦焼酎いいちこ③
いいちこ12度
アルコール度数:12%
内容量:200ml
参考価格:153円(税抜)
編集部員F
レギュラータイプの中で最も度数の低い『いいちこ12度』は、柔らかな口あたりや広がる豊かな味わいが特徴です。おすすめは「割らずにそのままストレート」で。こちらはカップのみの展開です
編集部員E
ホントだ、柔らかい! ストレートでもまるで”水の如し”ですっと飲めますね
編集部員M
使っているお水がよさそうな感じがします。雑味がなくて澄んだ感じ
編集部員Z
すごくなめらかな舌触りで飲みやすい。サラッと飲めるね
編集部員A
カップでそのまま飲めるから、お花見とか移動しながら飲むのにいいですね
編集部員F
①『いいちこ25度』、②『いいちこ20度』、③『いいちこ12度』を飲み比べてみて、味に違いはありましたか?
編集部員E
氷を入れるとけっこう違いを感じたかな? ②『いいちこ20度』は甘やかさを感じるけど、①『いいちこ25度』はすっきりした味わいになって面白いね。③『いいちこ12度』はストレートの方がいいかも
編集部員F
香りにはどんな違いがありましたか?
編集部員Y
他と比べると、②『いいちこ20度』はシンプルに香りが立ってくる感じはあったかな。①『いいちこ25度』になると、もう少し複雑味が増してくる
編集部員A
①『いいちこ25度』は味の変化を楽しめてよかったです。最初は青りんごのようなフレッシュさだったけど、だんだん熟したりんごのような味わいに感じました
編集部員Z
①『いいちこ25度』はロックが一番好きかな
編集部員A
煮込み料理には『いいちこ25度』のお湯割り、最高でしたよ。食事と合わせるのがいいと思います!
【レギュラータイプ】麦焼酎いいちこ④
いいちこシルエット
アルコール度数:25%
内容量:720ml
参考価格:1,038円(税抜)
編集部員F
『いいちこシルエット』は、うまさをいっそう吟味したワンランク上の「いいちこ」ということです。お湯割り・水割りがおすすめです!
編集部員A
あ、甘みがある
編集部員J
同じ度数の①『いいちこ25度』と比べると、香り控えめで、味わいも繊細な感じがしますね
編集部員Z
水割りにするとすんごくまろやかだよね
編集部員Y
いわゆる焼酎臭さみたいなものがなくて美味しいね。麦焼酎を飲み慣れない人でも好きだと思う
編集部員A
いいですね、『いいちこシルエット』。果実の甘い香りも心地よいから、どの割り方とも合って家飲みの楽しみ方が広がりそう
編集部員E
炭酸割り美味しいです。やわらかい甘みでさらに飲みやすくなる
【レギュラータイプ】麦焼酎いいちこ⑤
iichiko NEO
アルコール度数:25%
内容量:500ml
参考価格:696円(税抜)
編集部員F
こちらは炭酸割りがおすすめの『iichiko NEO』です
編集部員Z
華やかでいい香りだね
編集部員A
炭酸で割るとより香りが開いていい感じです! お花のラベルのイメージ通り、気分がアガりますね
編集部員J
見た目はかわいいけど、焼酎らしい旨味も濃いからガツンとにんにくを効かせたおつまみも合いそうです
編集部員M
炭酸と『iichiko NEO』の割合3:1って薄くない~?と飲む前は思ってたけど、飲んでみると家飲みするのにちょうどいい
編集部員Z
炭酸割り専用だそうだけど、意外と水割りでもおいしいんだな~
編集部員E
ロックもすっきりして美味しいです!
【レギュラータイプ】麦焼酎いいちこ⑥
いいちこ下町のハイボール
アルコール度数:7%
内容量:350ml
参考価格:175円(税抜)
編集部員F
いいちこ初の缶入り『いいちこ下町のハイボール』です。いいちこの柔らかな口当たりやバランスの取れた香りはそのままに、かぼすスピリッツがほどよく効いた爽やかなハイボールです
編集部員J
すごく香りがいいですね。かぼすがほのかに香って、飲む前からすでに美味しいです(笑)
編集部員E
うん、爽快感があっておいしい! 軽やかで飲みやすいので休日の昼飲みにもよさそう
編集部員A
本当! とがったところが全然ないですね。クリアな味でのどごし爽やかです。焼酎ハイボールを飲みたいなら、自分で割るのもいいけど、手軽に飲める『いいちこ下町のハイボール』もいいですね!
編集部員Y
「下町」とつくだけあってソース系のこってりした食べ物に合わせて飲みたいな。食事もつまみもなんでも受け止めてくれる懐の深さ
編集部員F
ではここまで飲んできた各種いいちこの炭酸割りと比べてどうでしょうか?
編集部員M
飲み比べると⑤『iichiko NEO』は華やかでフルーティーですよね。『いいちこ下町のハイボール』は爽やかだけどちょっと懐かしいような素朴さがあって飽きずに飲み続けられる
編集部員E
一口目から素直に美味しい!
【貯蔵タイプ】麦焼酎いいちこ⑦
いいちこスーパー
アルコール度数:25%
内容量:720ml
参考価格:1,352円(税抜)
編集部員F
『いいちこスーパー』は、じっくりと貯蔵熟成した原酒を使用した麦焼酎です
編集部員E
瓶の色が青いから外からは分からなかったけど、注ぐと少し琥珀色なんですね
編集部員Z
色から連想すると、ウイスキーっぽい味かというとそんなことはなく、旨味の濃い焼酎だね
編集部員F
甘くて柔らかい香りが素敵です
編集部員E
ストレートで飲むと麦のふくよかな香りがひろがって美味しい
編集部員M
ソーダ割りは癖のないハイボールになっていい感じです。ミントを入れてモヒート風にしてもおいしそう
【芳醇タイプ】麦焼酎いいちこ⑧
いいちこ日田全麹
アルコール度数:25%
内容量:1,800ml/900ml/225ml
参考価格:1,724円/917円/352円(税抜)
編集部員F
『いいちこ日田全麹(ひたぜんこうじ)』は大麦麹のみを原料としたこだわりの本格焼酎です。
こちらは通常版と特撰版の2種類があり、通常版は芳しい香りと深く優しい旨みが特徴とのことです
編集部員Y
待ってました、『いいちこ日田全麹』。このイーストっぽい酵母の香りが抜けていくのがいいんだよね
編集部員E
日本酒っぽい香りでもありますね
編集部員M
このほのかな発酵感というか酸味が、深みのある味わいにつながっているんですかね
編集部員F
飲み方はお湯割りとソーダ割りがおすすめのようですが、どうでしょうか?
編集部員Z
うん、お湯割りおいしい! 個人的にはあまりお湯を入れすぎず、1:1くらいが一番おいしい気がする
編集部員Y
普段はロックでよく飲んでいたけど、お湯割りもかなりいいです。味も香りも際立つ
編集部員A
ダイレクトに麦の香りが強く、飲みごたえがありかつ全体的なバランスもよくて好きです
【芳醇タイプ】麦焼酎いいちこ⑨
特撰いいちこ日田全麹
アルコール度数:25%
内容量:720ml
参考価格:1,000円(税抜)
編集部員F
次は『特撰いいちこ日田全麹』です。先ほどの焼酎に芳醇でコクのある全麹原酒を特別にブレンドしたとのことです
編集部員Y
⑧『いいちこ日田全麹』とはまたぜんぜん違う。ミルキーで濃厚!
編集部員J
バターを思わせるくらいの濃厚さ、僕はバター大好きなのですごく気に入りました! お湯割りとか美味しそう
編集部員E
たしかにお湯割りおすすめです! 個性的な味のよさが損なわれないし悪いところも出てこない
編集部員M
『特撰いいちこ日田全麹』は、この1杯をゆっくりじっくり味わいながら濃厚さを楽しみたいお酒ですね
編集部員Z
こういう味が濃厚な焼酎ってチョコレートがよく合うんだね
【プレミアムタイプ】麦焼酎いいちこ⑩
いいちこ民陶くろびん
アルコール度数:25%
内容量:720ml
参考価格:1,743円(税抜)
編集部員F
ここから4商品はプレミアムタイプになります。『いいちこ民陶(みんとう)くろびん』はやわらかな口当たりやほのかに広がる素朴なうまさが特徴の本格焼酎です
編集部員Z
香りに甘やかさを感じます。ストレートで飲んでもアルコールをきつく感じなくて美味しい
編集部員A
香りは甘やかだけど、飲み口はあっさりに感じます
編集部員E
お湯割りもおいしいですよ。香りが開くからより風味豊かでおいしく感じる
編集部員F
炭酸割りもおいしいけど、ハイボールを作るにはちょっと贅沢すぎますかね
編集部員M
私は、食事と合わせるならハイボールにしたい!
【プレミアムタイプ】麦焼酎いいちこ⑪
いいちこ空山独酌
アルコール度数:30%
内容量:720ml
参考価格:2,000円(税抜)
編集部員F
『いいちこ空山独酌(くうざんどくしゃく)』は酒歴を重ねた方にオススメしたい、深くしみる余韻が特徴のお酒なのだそうです
編集部員J
30度! アルコール度数が高い!
編集部員A
これ日本酒って言われてもわからないかも。辛口の吟醸酒っぽい
編集部員F
本当ですね。パイナップルとかメロンとか、そんな表現をしたくなる香りです。まるで日本酒のような麦焼酎、どんな飲み方がいいでしょうか?
編集部員E
ストレートでも上品で心地よい香りが楽しめてよかったですが、私はロック推し! より味が濃く感じられて旨みが明確になる気がします
編集部員Z
オンザロックおいしいな~。お世辞じゃなく焼酎の常識を覆されるようなうまさ。ロックだと潮感も感じられて、ボウモア(ウイスキー)を思わせる雰囲気も
編集部員M
お湯割りも驚くほどおいしいですよ。キレがあるのに甘味と余韻がすごい
編集部員Y
繊細な味わいなので、味の濃いものよりももっと上品な味付けのおつまみと合わせたいかな。いい焼き鳥の塩とか
【プレミアムタイプ】麦焼酎いいちこ⑫
いいちこスペシャル
アルコール度数:30%
内容量:720ml
参考価格:2,286円(税抜)
編集部員F
ふくらむ香りとまろやかな深みが特徴の長期熟成の本格焼酎『いいちこスペシャル』です。ロック、水割り、ストレートがおすすめのようです
編集部員E
これが麦焼酎?と疑いたくなるような洗練されたボトルですね。お値段以上の高級感!
編集部員M
カスタードクリームのような甘い香り~。ストレートで飲んでみるとその奥に麦の香りを感じます
編集部員Y
ソーダ割りにすると深みのある焼酎ハイボールになって美味しいなぁ
編集部員A
ソーダ割りは乾きものや煮込み料理ともマッチしていいですね
編集部員Z
ソーダで割ってカジュアルに飲むのはもったいなく感じるから、僕は水割りが好きかな。甘さがグッと増します
編集部員J
僕はロックが好きでした!
【プレミアムタイプ】麦焼酎いいちこ⑬
いいちこフラスコボトル
アルコール度数:30%
内容量:720ml
参考価格:2,571円(税抜)
編集部員F
最後は「いいちこ」の頂点に立つ究極の麦焼酎『いいちこフラスコボトル』です。低温発酵で造られ、そして大麦麹だけを使った全麹造りの本格焼酎です
編集部員Y
すごく洗練された香りと味わい。最初水みたいに入ってくるんだけどそのあとに来るアルコール感がすごくいい、品よくミネラル感が広がってとてもおいしい
編集部員Z
香りからはほとんどアルコールを感じないね。ほのかにフルーティさを感じる
編集部員A
他のプレミアムタイプもそれぞれ個性的で美味しかったけど、『いいちこフラスコボトル』のクリーンな香りとみずみずしさがすごく好み!
編集部員F
飲み方はどれがおいしいでしょうか?
編集部員E
ロック、最高…! 麦焼酎のおいしさが素直に味わえます。これ以上の麦焼酎ロックってなかなかないと思う
編集部員M
いろんなおつまみに合いますが、むしろお酒単体のおいしさを味わいたくなりますね
飲み比べてみて、わかったこと
また、1つの商品でもお湯割りにするか、炭酸割りにするかなど、飲み方によって表情がふわりと変化して、とても面白かったです。お気に入りの「いいちこ」がある方も、たまにはいつもと飲み方を変えて楽しんでみると、新しい発見があるかもしれません。
ひと口に「いいちこ」と言っても、毎日の食卓で飲みたいものから、ちょっと特別なときにゆっくりグラスを傾けたくなるものまで、本当にさまざま。ぜひ、その日の気分やおつまみに合わせて、いろいろな「いいちこ」を試してみてください!
※記事の情報は2021年2月5日時点のものです。
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編集部員F
まずはいいちこの定番商品『いいちこ25度』です。