実はクラフトビール先端国!ソムリエが造ったイタリア産クラフトビールを飲んでみた。
名古屋の酒問屋イズミックの青田がバイヤー目線で気になる家飲みトレンドや商品を紹介します!
ワインソムリエが造るクラフトビール
イタリアといえばワインのイメージが強いと思いますが、実は今クラフトビールがブームで、ブルワリーの数は800を超えると言われています。ビッラ・アルティジャナーレ(職人のビール)と呼ばれるクラフトビールは各地方に根付く土着品種の個性あるワインのように、各地方それぞれの個性あふれるビールが誕生しています。
今回紹介する「RETHIA(レシア)」を製造するレシア醸造所は、イタリア北部のトレントの山奥に2014年に設立されたブルワリーです。ブルワーはワインソムリエの資格を持ち、元エンジニアという変わった経歴の持ち主で、醸造設備の設計から携わり、香りと味の一貫性にこだわって造られています。
料理と楽しむ4種類!
飲んでみた。
それでは注いでみます。色は酵母由来の濁りのあるレモンイエロー。飲んでみるとライトな口当たりですっきりとした苦み、ほんのり柑橘感のある爽やかな味わいです。輸入元のコメント通りアペリティフにぴったりで、カルパッチョやさっぱりした前菜に合わせて楽しみたい味わいです。ちなみに正直言うと私は小麦系のビールはちょっと苦手なのですが、このすっきり感なら全く問題なくいただけます。
それでは注いでみます。色はゴールド、こちらも同様に酵母由来の濁りがあります。味わいは柑橘の果皮からくるような爽やかな苦み。ただ苦いだけでなく、麦のうまみとうまく絡み合った絶妙なバランスに仕上がっています。ペールエール好きとしてはたまりません。しっかりとしたボディ感あるので、肉汁がジューシーなグルメバーガーと合わせて楽しみたいです。
注いでみるとこちらも酵母由来の濁り、色合いはアンバー。味わいは苦みが前面に出たのち、アフターにカラメル感。しっかりとしたボディのある味わいです。輸入元のコメント通りエスニックなど香辛料のきいた味の強い料理と合わせても負けない力強さがあります。赤身のお肉が食べたくなりました。
では注いでみます。こちらも酵母由来の濁りがあります。 色合いは濃いゴールド、泡立ちはあまりありません。飲んでみると最初にほんのりカカオのフレイバーがあり、アフターに甘味が残ります。チョコレートのためのビールというだけあって、確かにデザートにはぴったりの味わいです。
これで全4種類飲んでみましたが、さすがグルメ大国イタリア。前菜からデザートまで料理に合わせることを想定して、じっくりと楽しめるビールに仕上がっています。 たまにはビールも料理とのペアリングを意識して「イエノミ」を楽しむのもいいですね。
RETHIA MAGNOLIA(レシア マグノリア)【商品概要】
- スタイル:ベルジャンホワイト
- 原産国:イタリア
- 原材料:麦芽、小麦麦芽、オーツ、ホップ、レモン、ベルガモット、コリアンダー、酵母、ベルガモット、コリアンダー、酵母
- アルコール分:5.0%
- 容器 / 容量:瓶 / 250ml
- 参考小売価格:540 円(税別)
- 輸入元:バーチ
RETHIA MARIA MATA(レシア マリアマタ)【商品概要】
- スタイル:アメリカンペールエール
- 原産国:イタリア
- 原材料:麦芽、小麦麦芽、ホップ、酵母
- アルコール分:6.0%
- 容器 / 容量:瓶 / 250ml
- 参考小売価格:540 円(税別)
- 輸入元:バーチ
RETHIA JET-LAG(レシア ジェットラグ)【商品概要】
- スタイル:アメリカンIPA
- 原産国:イタリア
- 原材料:麦芽、ライ麦、ホップ、酵母
- アルコール分:6.0%
- 容器 / 容量:瓶 / 250ml
- 参考小売価格:540 円(税別)
- 輸入元:バーチ
RETHIA LESEP(レシア リセップ)【商品概要】
- スタイル:ベルジャンペールエール
- 原産国:イタリア
- 原材料:麦芽、ホップ、酵母
- アルコール分:4.8%
- 容器 / 容量:瓶 / 250ml
- 参考小売価格:540 円(税別)
- 輸入元:バーチ
※記事の情報は2017年5月11日時点のものです。
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