漢ならこれを飲むべし!ハーレーダビッドソンのウイスキーを飲んでみた。
名古屋の酒問屋イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回はアメリカを代表するバイクメーカー、あのハーレーダビッドソンとコラボしたウイスキーをご紹介します。
ハーレーダビッドソンとコラボしたテネシーのウイスキー
2018年、新たな1年がスタートを切りましたが、何か目標を立てましたか?私はと言うと、今年こそはたるんだボディーを絞り込み“細マッチョ”になることを目標にがんばりたいと思います。というわけで、今年最初の商品レビューはテネシー州からやってきた、ちょっとマッチョな雰囲気の漂うウイスキーをご紹介します。
今回ご紹介するのはアメリカ・テネシー州で造られたウイスキー「オーレ・スモーキー ハーレーダビッドソン・ムーンシャイン」です。その名の通り、アメリカを代表するバイクメーカー、ハーレーダビッドソンとのコラボ商品です。昨年末にレビューさせていただいた「オーレ・スモーキー アップルパイ・ムーンシャイン」と同じくオーレ・スモーキー蒸留所で造られるウイスキーです。
「ムーンシャイン」については2017年12月の記事「まるでスイーツ!アップルパイのお酒を飲んでみた。」にて取り上げさせていただきましたが、簡単に説明すると、「ムーンシャイン」とはアメリカ18世紀の禁酒法時代に、月の光を頼りにひっそりと物陰で造る密造酒が語源とされる、樽で長期熟成しないコーン・ウイスキーのことです。
そんな密造酒を髣髴とさせるウイスキーと、あのハーレーダビッドソンとのコラボと聞けば、なんかコワモテな雰囲気がびしびしと伝わってきます。なんかガタイのいいおじさまがワイルドに飲んでそうな。というわけで早速、お楽しみの試飲のお時間です。
飲んでみた。
それでは試飲と言いたいところですが、またしてもこのボトル。先ほど述べたコワモテな雰囲気とは一転、可愛らしい蜂蜜の瓶のようなパッケージです。「オーレ・スモーキー アップルパイ・ムーンシャイン」同様、このシリーズは密造酒をモチーフにしていることからぱっと見でお酒とは分からないようなパッケージがポイント。これは禁酒法時代に、このようなお酒ではない瓶の中にこっそりと隠していたことから、このデザインを採用しているとのこと。今回もこのままでは注ぎにくいので、注ぐ際は専用の注ぎ口のついたキャップに付け替えます。
それでは注いでみましょう。色は薄い琥珀色で、スモーキーな香りが漂います。口に含んでみると、ホワイトオーク樽由来のほんのりバニラの風味と力強いアルコール感が際立ちます。こちらのアルコール度数は51.5度とかなりお高めとなっているので、アルコールの刺激もやはり強めな印象です。ちなみにこのアルコール度数51.5%というのは、アメリカの度数表記では103プルーフ。なぜこのウイスキーを103プルーフにしたかと言うと、ハーレーダビッドソンの名作エンジン“ツインカム103”にちなんでそう決定したらしいです。そんなハーレーダビッドソンの世界観を表現したウイスキーはハイボールもいいですが、ここはやっぱり男らしくロックで飲みたいところです。
とまあ、ここまでハーレーとのコラボについて強調してお話してきましたが、バイクにあまり興味のない方にも、もちろん楽しんでいただけるウイスキーですのでご安心ください。暖炉の火をぼんやりと眺めながら、ロックグラス片手に哀愁漂う家飲み、そんなシチュエーションでいかがでしょうか。もちろん我が家には暖炉なんてありませんが。でも雰囲気だけでもと思ってYouTubeで探したらやっぱりありました、暖炉の火を延々と流している動画。部屋を薄暗くしてお試しください、ちょっとテンション上がります。
というわけで、寒い夜の男のひとり家飲みに、こんなウイスキーはいかがでしょうか?
オーレ・スモーキー ハーレーダビッドソン・ムーンシャイン【商品概要】
- 産地:アメリカ
- アルコール度数:51.5%
- 容器 / 容量:瓶 / 500ml
- 輸入元:ユニオンリカーズ
- 参考小売価格:3,500円(税別)
※記事の情報は2018年1月29日時点のものです。