肉に合う酒大集合。赤ワインだけじゃ全然ない!
『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。
肉に赤ワインと言いますが、焼肉、ホルモン、トンカツ、すき焼きなど、ひとことで肉料理と言ってもさまざまなメニューがあります。酒好きな方を対象としたアンケート「酒飲みのミカタ」(主催:酒文化研究所)によると、「肉に合う酒」はメニューによって赤ワインとビールがトップを競り合い、ウイスキーハイボールがそれを追うかたちです。ということで今回は、さまざまな肉料理にどんな酒が合うのかをご案内します。
ステーキに赤ワイン 焼肉ならビール
彼らの食事のときのお酒選びは、「肉なら赤ワイン、刺身なら日本酒など食べ物を中心にオーソドックスに酒を選ぶ」(34%)と「常識にとらわれず酒と食べ物のマッチングはいろいろ試す」(32%)と並びます。「何も考えていない」という方はわずか5%ですから、酒好きには食べ物にも関心を向ける方が多いようです。
肉の料理ごとに合うと思う酒を選んでもらった結果は、
「赤身熟成肉のステーキ」には赤ワインが72%と1位、2番目がビール51%。
「カルビやロースの焼肉」ではビールが一番人気で80%、続いて赤ワイン34%、僅差でウイスキーハイボール32%。
「和風ハンバーグ」ではもっとも高かったのはビールで60%、以下、日本酒34%、赤ワイン26%、焼酎21%、白ワイン20%、ウイスキーハイボール20%と分散しました。
「厚切りポーク生姜焼き」はビールが74%でトップ、日本酒27%、ウイスキーハイボール24%、焼酎22%で、ステーキでは圧倒的な支持を集めた赤ワインは17%で、白ワインの15%とほとんど変わりません。
肉に酒を合わせる3つのコツ
①味のボリュームを合わせる
②油脂をどうさばくかを考える
③酒と料理の香味の共通点を探す
大きな味の料理には大きな味の酒を
どう脂をさばこうか
サシの入った肉を焼いたらジューシ―な脂が溶けだします。これを冷たいビールで一気に流すのは気分爽快ですね。
香味の共通点を探す
▼甘いBBQソースにバーボンの甘い香りを合わせる。
▼スモーキーつながりでおいしい、燻製とウイスキーハイボール。
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