サバ缶もいいけどやっぱりツナ缶! ちょっと高級なツナ缶を食べ比べてみた

高級なツナ缶はやっぱり美味しいのか? 実食します!

ライター:nonnon
メインビジュアル:サバ缶もいいけどやっぱりツナ缶! ちょっと高級なツナ缶を食べ比べてみた
サバ缶が大ブームですが、魚系の缶詰のスタンダートといえばツナ缶ですよね。今回はツナマヨやサラダなど日常使いするツナ缶ではなく、そのままでもつまみになる、ちょっと高級ツナ缶を食べ比べてみました。

 

上品なうまみ!|はごろもシーチキンとろ 529円(税込)

はごろもシーチキンとろ
はごろもシーチキンとろ 中身
夏にとれた旬のびんながまぐろのとろ部分を使った限定品。まぐろの1%程度しかないというとろ肉を作っているため、一匹のまぐろから8缶しか取れないとか。「とろ」とは言えども油っぽさはなく、コクのある味わい。身の歯ごたえも感じられ、さすがプレミムといった感じ。そのままでも十分ですが、しょう油を少したらすと、おいしさがランクアップ!「ザ・まぐろ」の味わいになります。オニオンスライスと大根おろしなどを添えると和のおつまみになります。
そのまま食べたい度★★★★☆ 
アレンジ力★★★☆☆

専門店のこだわりオイルがたっぷり!|オリーブオイルと夏びん長まぐろツナ缶 626円(税込)

オリーブオイルと夏びん長まぐろツナ缶
オリーブオイルと夏びん長まぐろツナ缶 中身
オリーブオイル専門店のオリジナル商品。ソムリエが選んだエキストラバージンオイルがたっぷりと使われていて、開けた瞬間にオリーブのさわやかな香りを感じます。脂ののったびんながまぐろはやわらかく、ふんわりした食感。オリーブオイルの風味が効いているので、おつまみとして食べるならクラッカーにのせたり、トマトと合えるなど、ひとアレンジするとおいしさが引き立ちます。オイルにうまみが出ているので、捨てずにぜひ活用したいところ。サラダのドレッシングやパンにつけてワインと…というのもよさそうです。
そのまま食べたい度★★☆☆☆
アレンジ力★★★★★

シンプル味で食べ飽きない|ラミレス社のツナのオリーブオイル漬 780円(税込)

ラミレス社のツナのオリーブオイル漬
ラミレス社のツナのオリーブオイル漬 中身
ポルトガルの第二の都市である、ポルト。そのポルト沖でとれた新鮮なカツオを、大豆のオイルでつけ込んだツナ缶詰。なんといっても驚くのはその大きさ。358gと、通常のツナ缶(70g前後)のおよそ5倍と迫力の大容量。味つけは塩のみで素材もカツオというなじみのある味。ただ、一度開けてしまうと使いきれるか心配になります。活用シーンとしては人が集まった時の料理に使うとかペースト状にしてリエット風にするなど、アレンジするのが向いているかも。
そのまま食べたい度★★☆☆☆
アレンジ力★★★☆☆

ツナ缶を超えた味わいプレミアム|オーシャンプリンセス鮪とろ 1,296円(税込)

オーシャンプリンセス鮪とろ
オーシャンプリンセス鮪とろ 中身
日本で水揚げされた1本釣り夏びん長マグロを贅沢に使った限定品。オリーブオイルと食塩、ローリエの葉だけとは思えない奥深い味。そのまま食べても立派な一品メニューになります。黒こしょうやケッパーなどをかければ、バルで食べるこじゃれたおつまみにも負けないクオリティに。オイルもたっぷり入っているので火にかけてアヒージョ風にするのも〇。値段はお高めですがそれだけの価値があるなと思わせる味です。
そのまま食べたい度★★★★★
アレンジ力★★☆☆☆

やや濃いめの味つけにお酒がすすむ|バレーナ社ツナオイル漬け 1,814円(税込)

バレーナ社ツナオイル漬け
バレーナ社ツナオイル漬け 中身
今回の中で最高値、2000円近くの高級ツナです。アンチョビで有名なイタリアメーカーのオイル漬けのツナです。瓶の中には5cm程度のスティック状のツナがたっぷりと入っています。歯ごたえもあるので「魚」を食べているという感じ。オイル漬けになっているわりにはややパサついた食感ですが、その分食べやすい印象も。濃いめの味つけなのでつまみにするにはぴったりですし、この値段のツナはアレンジするのはもったいないのでそのまま味わうのがオススメ。瓶入りで見た目もきれいなので、贈り物にも喜ばれそう。
そのまま食べたい度★★★★☆
アレンジ力★★☆☆☆

アレンジするなら素材の味を活かしてシンプルに!

食べ比べてみて分かったのは、お高めのツナ缶はアレンジしすぎないほうがいいということ。漬けてあるオイルや調味料が格段にいい味つけになっているので、そのまま食べるか、しょう油やコショウなどを足す程度で十分食べられます。ツナだけでは物足りないという場合は、素材の味を活かしつつ、漬け込んである調味油を上手に使ったアレンジがオススメです。

ビールや焼酎と合わせるなら「ツナとアボカドのナムル」
一口大にカットしたアボカドとツナをニンニク、鶏がらスープの素、ごま油少々で和えます。切るだけ、混ぜるだけの超簡単料理ですが、素材がいいのでお店で出てくる小鉢のような完成度。ビールや焼酎とよく合います。

ワインと合わせるなら「ツナとプチトマトのサラダ」
ツナ缶(オリーブオイル漬け)とカットしたプチトマトを合えるだけ!味つけは塩コショウのみ。3分あれば完成します。トマトの甘みとオリーブの香りで、ツナがよそいき風になります
ツナとアボカドのナムル
ツナとアボカドのナムル
ツナとプチトマトのサラダ
ツナとプチトマトのサラダ
 

結論!高級ツナ缶はいわゆる「ツナ缶」とは別ものだった!

500円オーバーの高級ツナ缶を食べ比べた感想は「高級ツナ缶は普通のツナ缶とは別ものだった」ということ。サバ缶など魚系缶詰で時々感じる「くさみ」のようなものがほとんどないのにも驚きました。その違いは、やはり漬け込んであるオイルや調味液。高いのにはワケがある、ということなんですね。毎日は食べるには贅沢ですが、「そのまま食べられておいしいおつまみが欲しい」という時にはぜひ!
ツナ缶と白ワイン
※記事の情報は2018年8月29日時点のものです。
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