オタフクソース直伝! ワインに合うお好み焼きレシピを教えてもらった!
お好み焼き用ソースと言えば!のオタフクソースさんに、自宅で簡単に真似できる「ワインのつまみになるお好み焼き」の作り方を実演していただきました。
しかし、本当にお好み焼きとワインは相性が良いのでしょうか。
今回、その疑問を解消すべく、「ワインに合うお好み焼き」のレシピを求めてオタフクソース東京本部ビルに突撃。オタフクソース株式会社 お好み焼館 お好み焼課 東京分室の川上智世(お好み焼士)さんに、ワインに合うお好み焼きのレシピを2つ教えていただきました。
ワインに合うお好み焼きとは?
トマトとチーズのお好み焼き
チーズときのこのお好み焼き
の2品。
川上さん:お好み焼きは、いろいろな食材と合わせて美味しく作ることができるのが特徴です。ワインにチーズが合うというのは定番だと思うのですが、チーズはお好み焼きとの親和性が高い食材なんです。また、ソースにはトマトがたっぷり使われているのでトマトとの相性も良いですし、使い方次第でワインとの相性も良くなります。ビールはもちろん、お好み焼きはワインとも合わせやすい料理と言えるのではないでしょうか。
勝手なイメージで「お好み焼きとワイン」に違和感を感じていただけで、実はお好み焼きとワインは非常に相性の良いペアリングだったのです。
失敗しないコツ①生地づくり
川上さん:生地は、できれば焼く直前に作るようにするとキレイに焼くことができます。作ってから焼くまでにあまり長い時間放置してしまうと、グルテンが発生し生地がふくらみにくくなります。また、生地に混ぜたキャベツから水分が出てしまうため、ふっくら焼けません。生地とキャベツは別に分けておいて、焼く直前に混ぜると良いですよ。
さらに、生地は少しダマを残す程度にし、混ぜ過ぎないのが、“ふっくら”焼き上げるコツなのだそうです。
失敗しないコツ②焼き方
川上さん:お好み焼きを焼く際、ヘラなどで押しつけすぎると固まってしまうので、押さえず、ある程度放置して問題ありません。フタがある方は、フタをして蒸し焼き状態にすれば中まで火が通り、ふっくら焼くことができます。大体2cmの厚みにして、丸いカタチを作るのがおすすめです。また、お好み焼きから湯気が出て来たタイミングがひっくり返すタイミングです。焼き具合を逐一チェックすると、崩れてしまう恐れがあります。たまにチェックするのは問題ありませんが、湯気が出て来た頃で問題ないので安心して焼き続けてください。
川上さん:お好み焼きの難しいところは、ひっくり返すところだと思いますが、ヘラに馴れていない方はフライパンのフタを利用してみましょう。フライパンのフタを裏にして、そこにお好み焼きをスライドさせます。お好み焼きが乗っているフタにフライパンを覆いかぶせ、フライパンごと、くるっとひっくり返せばOKです。
単純な料理のようで、なかなか奥が深いお好み焼き。飲みながら作るときっと楽しい!のですが、コツを忘れて失敗してしまう可能性も…。どんなに盛り上がっていても、この2つのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
いよいよお好み焼きレシピをご紹介します!
トマトとチーズのお好み焼き
材料
- キャベツ 300g
- 青ねぎ 10g
- 豚バラ肉 40g
- 卵 2個
- 水 160cc
- オタフクお好み焼こだわりセット 2人前
- ▼特製ソース
- オタフクお好みソース 150g
- トマト(1cm角) 100g
- ベーコン(1cm角) 20g
- ミックスチーズ 50g
作り方
- キャベツを粗みじん切り、青ねぎを小口切り、豚バラ肉をお好みの大きさに切る。
- ボウルに水とやまいもパウダーを入れ、泡立て器でよく溶かし、ミックス粉を入れて混ぜる。
- 2にキャベツ、天かす天華、青ねぎ、卵を入れ、スプーンで空気を含ませるように混ぜる。(生地は2枚分できます)
- 約200℃のホットプレートで3を広げる。約3分経過したら、その上に豚バラ肉を広げてのせる。
- 豚バラ肉をのせたらひっくり返し、温度を約240℃まで上げる。フタをして豚バラ肉が焼けるまで約5分蒸し焼きにする。
- 豚肉がキツネ色になったら、もう1回ひっくり返し、約2分焼く。
- 〈特製ソースの作り方〉耐熱容器にベーコン、お好みソース、トマト、チーズを入れてフタをし、500Wの電子レンジで約2分温め、チーズが全体に馴染むよう軽く混ぜる。6にソース、すじ青のりをかけたら完成。
チーズときのこのお好み焼き
材料
- キャベツ 200g
- しめじ 1パック
- 豚バラ肉 40g
- 卵 2個
- とろけるチーズ 80g
- 水 160cc
- オタフクお好みソース お好みで
- オタフクお好み焼こだわりセット 2人前
作り方
- キャベツは粗みじん切り、しめじ、豚バラ肉は食べやすい大きさに切る。
- ボウルに水とやまいもパウダーを入れ、泡立て器でよく溶かし、ミックス粉を入れて混ぜる。
- 2にキャベツ、天かす天華、しめじ、卵を入れ、スプーンで空気を含ませるように混ぜる。(生地は2枚分できます)
- 約200℃のホットプレートで、3を広げる。真ん中にくぼみを作りチーズ20g(1枚あたり)を入れ、約3分経過したら、その上に豚バラ肉をのせる。
- 豚バラ肉をのせたらひっくり返し、温度を約240℃まで上げる。フタをして豚バラ肉が焼けるまで約5分蒸し焼きにする。
- 豚肉がキツネ色になったら、もう1回ひっくり返して、約2分焼く。
- お好みソースを塗り、チーズ20g(1枚あたり)をのせ、フタをしてチーズを溶かし、すじ青のりをかけ完成。
ワインとの相性は?
五十嵐さん:サルディーニャ島では珍しい、シャルドネ100%のスプマンテです。樽熟成はしておらず、アルコール度数も12%なので、とても飲みやすい1本となっています。青リンゴや白い花の香り、フレッシュでバランスの良い果実味が特徴です。ほど良く飲み応えもあり、まろやかなお好み焼きの味わいに寄り添ってくれるのでは、と思い用意しました。
お好み焼き、ワインともに完璧なのですが、そのペアリングは一体どうなるのでしょうか。 まずは、トマトとチーズのお好み焼き。
五十嵐さん:バッチリ合います! 臭みなどが際立つこともなく、トマトの酸味とワインの酸味がしっかりとマッチングします。
川上さん:美味しいです! トマトは熱を入れているので多少酸味が穏やかになっているのですが、ワインのフルーツ感がそれを補ってくれている感じ。あと、ちょっぴりボリューム感のあるお好み焼きの味わいを、ワインがすっきりとリセットしてくれるところもいいですね。
お次はチーズときのこのお好み焼きとの組み合わせを試してみます。
川上さん:蒸したことで甘みが出ているキャベツとの相性がグー。青臭さがなく、ワインとさっぱりと合わせられて美味しい。
たっぷりかかったチーズに合うのはもちろん、フルーティーなソースの相性も抜群でした。
お好み焼き×ワインは面白い!
隠し酒として、五十嵐さんが2年前のボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーも用意してくれたのですが、こちらはトマトとチーズのお好み焼きで使用したソースとの相性が抜群で、一同「こんなに相性良いなんて、想像もしなかった…」と、言葉を失うほどでした。
今回、教えていただいたお好み焼きレシピは、初心者でも簡単にできるということです。自宅でのお好み焼きパーティーで、ぜひ知り合いたちを驚かせてみましょう!
オタフクソース https://www.otafuku.co.jp/
株式会社スマイル http://www.smilecorp.co.jp/wine/
※記事の情報は2018年12月12日時点のものです。
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