神戸人が伝授。ぼっかけ+炭水化物で禁断のアテが複数完成する方程式
神戸が誇るB級グルメ「そばめし」は今や全国区となりましたが、そのそばめしに欠かせない具といえば、牛すじ肉とこんにゃくを甘辛く炊いた「ぼっかけ」です。このぼっかけ、その用途はそばめしに留まらず、そのままでもアテに最適、さらにはどんな炭水化物とも相性抜群という万能ぶり。炭水化物でお酒飲んじゃうなんて…、罪悪感たっぷり、でも飲まずにはいられない、禁断のアテ作り、スタートです!
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「ぼっかけ」のうんちく、ちょっとだけ。
ちなみに「ぼっかけ」の語源は「ぶっかけ」。「ご飯にもそばめしにも、なんにでもぶっかけてまえー」という阪神間の下町らしい「いてまえ(やっちまえ)精神」を反映したネーミングです。(大阪近鉄バッファローズの“いてまえ打線”しかり)
簡単だけどちょっぴり時間がかかる「ぼっかけ」は休日の朝から炊いて!
煮汁を飛ばしてトロトロになるまで炊くぼっかけは煮込み時間が2、3時間かかります。(圧力鍋を使う方法もありますが、トロトロ、味しみしみにしたいなら、普通の鍋でコトコト炊くのがおすすめ)
夕方からの飲みに備えて、休日の朝からのんびりコトコト、部屋中甘辛いにおいに包まれてみるのはいかがでしょうか。
材料(4人分)
材料
- 牛すじ肉 500g(だいたい1パックで売られている量)
- こんにゃく 1枚
- 青ネギ(小口切り) 適量
- しょうが(千切り) 1片
- A
- ダシ汁(かつおの粉末ダシを溶いたものでも可) 500cc
- 料理酒 100cc
- 濃口しょうゆ 大さじ5
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
作り方
2.お鍋を2つ用意し、それぞれにお湯を入れて沸騰させる。1つにはお酒を50ccほど入れる
3.お酒を入れた方の鍋で、牛すじ肉を約20分ゆでる。灰汁は丁寧にとる。
4.もうひとつの鍋でこんにゃくをゆがいて灰汁ぬきし、ざるにあげる。
5.ゆであがった牛すじ肉を水で丁寧に洗う。
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6.大きめの鍋にAをすべて入れて火にかけ、ふつふつとしてきたら、灰汁ぬきした牛すじ肉、こんにゃく、千切りしょうがを入れ、ふたをして約20分煮る。ふたを取って、煮汁がほとんどなくなるまで弱火で2~3時間煮込む。
7.しばらく冷まして味をしみこませる。
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8.お皿に盛って刻みネギを散らせば完成。
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重要なので、もう一度言います。
「ぼっかけは赤ワインにめっちゃ合う!!」
ぼっかけをそのまま楽しんだら、プラス炭水化物メニューで、ぼっかけの魅力をあますところなく味わいましょう。さてさて、どんなお酒で楽しんじゃおうかな、ウフフ。
1.王道そばめし
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味付けはウスターソースベースに、甘めが好きならお好み焼きソース、ピリっとしたいならドロソースを少し入れ、最後にぼっけとぼっかけの煮汁を少々加えて、さっと炒めます。黒こしょうをアクセントに加えれば、ぐんと大人の味に。
これはもう、ビールで、間違いないでしょう!
2.ぼっかけしょうゆ焼きそば
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レモン酎ハイとともにさっぱりといただきました。
3.豚バラとぼっかけのハーフお好み焼き
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ビール、酎ハイ、焼酎水割り、なんでもアリです。
4.関西風ぼっかけうどん
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うどんですからね、ここは日本酒、冷でもぬる癇でも!
5.温泉卵トロリぼっかけ丼
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ご飯物なので、飲んだ後のシメにいかがでしょうか。
このほかにも、チャーハンの具材にしても、ラーメンにトッピングしてもおいしいです。
一度炊いたら、多彩なアテメニューにアレンジ自在のぼっかけ。この記事を書くにあたって、我が家は3日連続ぼっかけ三昧でしたが、いや、飽きない。夫はお弁当にも入れていくほどでした。
流行の作り置きおかずとしても超優秀なので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。あ、冷凍保存はあまりおすすめではないので、冷蔵庫で1週間以内くらいに食べちゃってくださいね。
※記事の情報は2017年12月8日時点のものです。
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