昆虫食はおつまみになるか? 噂のスーパーフード「昆虫」で飲む!

地球の未来を救うスーパーフードとして、今熱い注目を浴びている「昆虫食」。イエノミスタイル編集部でも、この世界的なトレンドに乗り遅れてはいけない! と、昆虫に秘められた「酒のつまみ」としての可能性を探ってみることにした!

メインビジュアル:昆虫食はおつまみになるか? 噂のスーパーフード「昆虫」で飲む!

昆虫食に世界が注目

ロカボ食品やヴィーガン・フーズなど、最近の食品トレンドは色々ありますが、今、世界的に熱い注目が集まっているのが「昆虫食」。きっかけとなったのは、2013年、世界国際連合食糧農業機関(FAO)が発表した報告書です。そこには、将来の食糧問題への解決策のひとつとして、昆虫食を普及、発展させるための技術開発や知見の蓄積の必要性が説かれていたのです。

2019年の世界人口77億人、これが2030年には90億人を超えると言われています。そんな中、食料、特に動物性タンパク質の不足が大きな懸念となっています。その有望な解決策のひとつが昆虫食というわけです。
食卓の風景
2030年には世界で90億人を養わなければならない

タンパク源としての昆虫の可能性は無限大

動物性のタンパク源というと、まず「肉」です。牛、豚、鶏、と世界中に美味しい肉が存在します…… ところが肉の生産はとてもコストがかかるのです。ある試算によると牛肉を1キロ増やす(牛を太らせる)のにかかる餌は約10kgも必要だとか。これが昆虫ならたったの2kgで済むのだそうです。牛の場合、飼料の生産もがんばらなければならないので、トータルでの環境負荷はそうとうなものになるようです。
 
肉
「肉」の生産は高コストで環境負荷も高い
家畜にひきかえ、昆虫の養殖は広大な牧場や大規模な飼育設備も必要なく、管理も容易で低コスト、収穫した昆虫の加工も楽チンです。これからの「持続可能なタンパク源生産」を考えたとき、昆虫食は有望な解決法として注目されているというわけです。

この大きな潮流を前に、我がイエノミスタイルとしても手をこまねいてわけにはいきません。家飲み目線で昆虫食を体験し「昆虫よ、お前たちは、酒のつまみとしてどうなんだ!」と問いかけてみたいと思うのです。

昆虫は世界中で食べられてきた

昆虫サラダ
現在、世界で食用にされている昆虫は1900種もいると言われています。タイでは、カッコイイ水生昆虫として日本の少年たちを虜にしているタガメが食用にされているのは有名な話。アフリカの伝統食には、シロアリがラインナップ。日本でも、イナゴや蜂の子(クロスズメバチの幼虫)は、各地の山間部で伝統的に食べられてきました。また、セミやバッタ、カミキリムシも世界中で食べられています。

FAOの提言を待つまでもなく、人類は昆虫をバンバン食べてきたのです。それもそのはず、栄養学的にはほぼ完全栄養食。動物である人類が体を維持していくための栄養素がまるまる含まれているといいます。牛肉100グラムと昆虫100グラムを比べた場合、昆虫のほうがはるかに豊富な栄養を摂ることができる上、体に良いとされる不飽和脂肪酸も多く含んでいるとか。まさしく良いことづくめです!

昆虫はエビだ!? 汎甲殻類説の衝撃

昆虫がエビ? 何を寝ぼけたことを! とお思いかもしれませんが、しばしお耳を拝借。

昆虫とは何か? 分類学を紐解いてみましょう。昆虫は、堅い殻につつまれた複数の節で体が出来ていて、その殻の中に筋肉や内臓を納めた動物、すなわち「節足動物」に含まれます。

この節足動物の代表選手は、ボイルしておいしいロブスター、フライでよし天ぷらでよし刺身でよしの車エビ、唐揚げにしたら箸とビールがとまらない川エビ、さらには、ボイルでも焼いてもうまい毛ガニやハナサキガニも含まれます。すなわちこれらを「甲殻類」と呼びます。甲殻類、まさに美食の宝庫ではありませんか!
甲殻類
おいしい甲殻類たち
で、昆虫はといえば、最近になってこの甲殻類と、遺伝子上の共通点が多いことが分かってきました。

以前は、昆虫と甲殻類とはかなり離れた分類群とされていました。しかし、ここ数年で定説になってきているのは、甲殻類と昆虫とがまったく同じ祖先から連続的に多様化していったという説。これを「汎甲殻類説(はんこうかくるいせつ)」といい、現在では、昆虫も甲殻類も「汎甲殻類」としてひとまとめにされているのです。

すなわち、すなわちです、心を広くもち、大局的に、5億年ほどの生命史を眺むれば「昆虫とはすなわち(ほぼ)エビやカニだ!」ということになるのです! 逆に言えば、もはや「エビやカニも実は(ほぼ)昆虫だった!」と言ってしまって良いのではないのか(個人の意見です)!
カンブリア紀の生き物
5億年前の海の節足動物たち。おいしいエビやカニも昆虫もこんな感じの動物たちから進化したものなのだ
というわけで、分類学的には、昆虫ってエビやカニ(ほぼ)……。これで、昆虫食に対する恐れ、偏見、抵抗感が(ほぼ)スッキリと解消しましたね。さてさっそく、おサイフ抱えてショッピングにでかけることにいたしましょう!

食べる昆虫を買いに行こう!

というわけで、やってきたのは、東京、田原町。上野と浅草のちょうど中間あたり。ここに、昆虫食通販で有名なTAKEOさんの実店舗があります。地下鉄銀座線田原町の駅から数分。静かな路地に、品の良い雑貨店風の昆虫食専門店がお店を開いていました。

ごめんくださーい。
 
昆虫食専門店タケオ
昆虫食通販TAKEO実店舗。中に先客さんひとり発見!
出迎えてくださったのは、この店の店長さん。事情をお話して、家飲みにオススメな昆虫食材を教えていただきました。店長さん曰く……

「最近は夏休みの自由研究に昆虫食を選び、買いに来る親子もいらっしゃいます」

ほらね、世代を超えて注目されてますよ、昆虫食。
タケオ店内
陳列棚。銀色のパッケージが宇宙食っぽくてかっこいい
味はもちろん、昆虫食材としての将来性も鑑みて選んでいただいたのは、コオロギやミルワームなどやや地味めだけどおいしいという昆虫たち。最近新開発して好評だという、タガメのエキス入りサイダーもGetしました。
昆虫食のふくろ
昆虫食GET!ショッピングバッグもおしゃれです
店長さんから、昆虫を食べる際の注意点もうかがいました。

「エビやカニなどの甲殻類のアレルギーがある方は、食べないでくださいね」

とのこと。ご注意ください! しかし、このことで、先の「昆虫はエビだ(ほぼ)!」説が、計らずとも立証されたことになった?

昆虫食で飲む

買ってきた昆虫食
さて、購入してきた昆虫たちを編集部で試食! お酒は編集部員Yが手作りしたビールを用意。昆虫食パーティの始まりはじまり。全員初体験、期待が高まります。さて、最初に登場するのは?

コオロギパスタ揚げ

コオロギパスタ揚げ
コオロギパスタ揚げ 110グラム/840円
コオロギパスタ揚げ
カリカリの食感はかりんとう風
デュラム小麦にコオロギの粉末を20%まぜ、パスタにしたものを揚げて作ったスナックです。少量の粉末昆布と塩で味をととのえてあるそうです。
 
みんなの感想

みんなの感想

コオロギパスタ揚げ

「ふつうにおいしい」

「まったく違和感なし」

「これ、好き」

「歯ざわり抜群」

「むしろお洒落なおつまみ」

「香ばしい」

「外国で食べるお菓子ってかんじ」
 

概ね好評価です! 確かにちょっと強めの塩味に、コオロギ由来なのか、昆布由来なのかはわかりませんが(おそらく両方)、しっかりした旨味があって、ビールのお供にぴったりです。歯ごたえもしっかりして心地よく、カリカリと軽快な音と共に楽しめます。やみつきになったとおぼしき編集部員が約一名発生。

コオロギ

コオロギ
コオロギ 15グラム/1180円
熱帯原産のちょっと大きめなコオロギ、フタホシコオロギを加熱して乾燥させたもの。購入した昆虫食専門店TAKEOさんでも人気商品だそうです。

ところが…… 袋から皿にカラカランとこぼれ出たその姿に、一同ささーっと引き気味に……。微妙な緊張感の中、試食は進みます。さて、お味は……?
コオロギ
こんにちは、コオロギです!
みんなの感想

みんなの感想

コオロギ

「乾燥エビだね」

「香ばしい」

「旨味と苦みのバランスがホタルイカの干物のよう」

「脚と羽が食べにくい」

「サクサクした食感を楽しむ食べ物」

「唐辛子入りマヨネーズつけたい」
 

さすが食いしん坊たち。一度口に入ると意外に冷静な評価が。食べてみると、乾燥したまんまの素朴な干しエビという感じ。確かに、もうちょっと塩気があってもいいかも。

というわけで、編集部にたまたまあった、宮崎県の万能スパイス「マキシマム」をつけて食べてみましたが、今度はスパイスの塩気が強すぎてコオロギの味が消えてしまいました。んー、なかなか繊細な食べ物です。

ちなみに約一名、皿の上のコオロギを見て、恐怖のあまり人格崩壊の淵まで行ってしまったメンバーがいました……。すぐにコチラの世界に戻ってきてくれてひと安心でしたが、こういう「まんまの虫」は、まだまだ人を選ぶ食材なのは確かなようです。その逆に、以前ジビエ屋さんでセミを食べて以来、昆虫食に興味を持っていたというメンバーは、終始ニコニコ多幸感に包まれていました。昆虫食に関して今は「まだまだ過渡期」という世間の縮図が、編集部にもまた現れていたというわけです。

幼虫ミックス

幼虫ミックス
幼虫ミックス 15グラム/1180円
幼虫ミックス
下に並んだ4種、左から「ミルワーム」「スーパーワーム」「シルクワーム(さなぎ)」「サゴワーム」
昆虫のもっとも進化したカタチは「完全変態」を行う者たちです。卵から生まれたら、まずイモムシのような幼虫になり、成長すると、いったん「さなぎ」になってその中で体をすべて作り替え、幼虫時代とは似ても似つかない、羽をもった成虫になって、さっそうと羽化します。この複雑かつ、エレガント&トリッキーな生活史には驚嘆の念を禁じ得ません……。
完全変態のイラスト
とある甲虫の完全変態。人生(虫生?)で3度も大変身をとげる!
で、このイモムシ状態になった幼虫の中には、とてもおいしいものがあるそうで……。そんな幼虫4種が入ったミックスパックです。

皿にあけてみると、一同、意外にもビジュアル面でのショックはコオロギほどはなかったようです。昆虫への拒否感は、あの脚と羽に起因するのでしょうか?一種類ずつ食べてみることにしました。
 

【ミルワーム/スーパーワーム】

ゴミムシダマシという甲虫(小さなカブトムシ状の昆虫)の幼虫です。栄養も豊富で食べやすい、とか。スーパーワームのほうは、ミルワームよりも大型のゴミムシダマシの仲間の幼虫です。大きいので食べごたえもありそうです。

さて、このゴミムシダマシコンビのお味は?
 
みんなの感想

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ミルワーム/スーパーワーム

「旨味、香ばしさはあるがコオロギほどではない」

「ミルワームは小さすぎて味がわからなかった」

「スーパーワームは、旨味が強いものと、味のしないものがある」

「サクサク感あり」

「ノンフライでこれだけ脂感があるのはすごい」

「合わせるなら日本酒?」
 

ミルワーム、スーパーワーム、いまいち評判があがりませんね。このサクサクした食感は良いのですが、旨味がさほどあるわけではなく、味も薄い感じです。総じてコオロギのほうがおいしいという評価に。たしかに、あまり特徴がなく、まあ、まずくて食べられない、なんてことはないのですが、微妙な感じでした。がしかし、後に、かるく火であぶってみたところ、香ばしい香りが立っておいしく頂けました。軽く煎って塩をパラパラっとすれば、旨いつまみに化けるかも。
 

【シルクワーム(さなぎ)】

これはみなさんお馴染み、カイコです。これだけは幼虫ではなく、さなぎです。絹を取るカイコの繭の中に入っているのがコレなんですね。養蚕の盛んな地域では、絹を取って残ったさなぎを煎ったり煮付けたりして食べる事も多かったのだとか。ささ、召し上がれ!
 
みんなの感想

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シルクワーム

「うまい!」

「香ばしい」

「これ一番好き」

「なんだか後をひく」

「サックサク!」

「ほのかな甘味がある!」
 

かなり好評でした。シルクワームそのものの味の良さもあると思いますが、「味を感じやすい形とサイズ」というもの大きいかもしれません。それなりの大きさがあり、丸い。ミルワームやスーパーワームは細長いだけに味を感じ取りにくいのかも。私めは、これならビール飲みながらいくらでも食べられそうです。
 

サゴワーム

サゴゾウムシという甲虫の幼虫です。この幼虫は、ボルネオなどでデンプンを取るために栽培されているサゴ椰子という木を食べているそうで、現地では定番の昆虫食材になっているようです。このサゴワーム、このパックにはひとつしか入っていませんでした。当然、ライター特権として私めが試食。

噛むと、東日本では幻になってしまったスナック「カール」なみのサクサク食感。中身はなんだか滑らかで粉っぽい感じです。生だったらねっとりした食感かも。旨味はさほど感じないのですが、独特の草のような香りがしてあとをひく……が、一個しか入っていない……。あと2、3個入っていて欲しいです!

蜂の子

蜂の子ボトル
HEBO 9グラム/4320円
純国産の伝統的昆虫食。しかもかなりの高級品です。蜂の子とは、クロスズメバチという可愛らしいハチの幼虫です。地中に巣をつくり、そこで育つ幼虫にせっせと親バチが芋虫などの餌を運びます。この巣を暴いて、その中身の幼虫やさなぎを食すのです。

クロスズメバチは、長野や岐阜など日本各地の山間部で「おいしい昆虫」として昔から食べられています。産地は岐阜県中津川市付知(つけち)町。この地方でクロスズメバチのことを「へぼ」と呼ぶそうです。
蜂の子
下に並んだ3種類、左からクロスズメバチの「幼虫」「さなぎ」「成虫」。完全変態昆虫の3段階が味わえます
その「へぼ」を加熱しただけの「焼き菓子」だそうです。ハチのさなぎと幼虫、成虫のほか、ゆずのピールが混じっています。おしゃれな瓶に入っていて、緩衝材や瓶の蓋には同じ産地のホオノキとヒノキが使われています。調味料として砂糖が使われているようですが……。
 
みんなの感想

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蜂の子(へぼ)

「とても上品」

「ほんのり甘くておいしい」

「旨味は濃厚」

「小さくて味の実感が乏しい」

「もう少し大きければなあ」
 

上品です。まったく上品な食べ物です。口に含んでかみしめながら、思わず目をつむってしまいます。噛みしめるとジワとでてくる旨味。若干の甘味。かすかな苦み。

これはオレンジワインに合うのでは?という意見があり、編集部の冷蔵庫から飲みかけを出して合わせてみたところ、うーん、オレンジワインの強さに、味わいがかき消されてしまいました。やはり繊細です。ちなみに一緒に入っているゆずのピール、すごくおいしい。ほどよい酸味と上品な甘さでした。

タガメサイダー

タガメサイダー
タガメサイダー 200ミリリットル/480円
家飲みというからには、割り材も…… というわけで、TAKEOさんの新作、大人気というタガメのエキス入りのサイダーも購入してみました。東南アジアで食用にされているタイワンタガメが原料です。

タイワンタガメの香りは、金木犀のようだ、とも、洋梨のようだ、とも言われています。TAKEOさんのショップにある、タイワンタガメのサンプルを嗅がせていただいたのですが、ホントにびっくりしました。洋梨の香りにちょっとシトラスをまぜたような、上品で爽やかな香り。目の前にタガメがあるのに、脳内では「果物の香り」以外の認識ができませんでした。これが昆虫の体から出る匂いとは……。
タガメサイダー
「香る昆虫」のキャッチがそそります!
あらゆる「動物」の中で一番いい匂いがするのはコイツなのではないか! そのエキスを特殊技術で抽出し、配合したサイダーです。
タガメサイダー
タガメサイダーを使ったスペシャルサワー!
さっそくキンキンに冷やし、同じく冷凍庫に放り込んでキンキンにしたキンミヤ焼酎を割って飲んでみることに。
 
みんなの感想

みんなの感想

タガメサイダー(キンミヤ入り)

「おいしい!」

「このサワー、居酒屋で頼みたい」

「普通にどんどん飲める」

「ホントにタガメの香りなの?」(ホントです)

「このフレーバーでクラフトジンをつくるべき」
 

店で出せるじゃんコレ、という高評価。買ってよかった! ふつうにフルーツベースのサワーと同じ感覚で楽しめます。この爽やかな香りは、確かに甘くて酸っぱくて辛いタイ料理にぴったりですね。現地では、これを使った香料も売られているそうです。

結論! 昆虫はつまみになる

昆虫家飲み
別に恐るることなし! 干しエビ感覚でつまんで飲もう!
昆虫食、いかがでしたでしょうか? 全体感としては、普通に乾燥エビや、おつまみ煮干しみたいに食べる事ができて、私自身はそんなに違和感ありませんでした。

今回、昆虫そのものの味が知りたくて、ほとんど味付けされていない物をえらんだのですが、一番感じるのはその旨味でした。エビやカニなどの海産物ほどではありませんが、旨味はしっかりあると思いました。あと、今回は全部乾物なので、その軽快なサクサク感は特筆しておいて良いと思います。

今回試食したどれにも共通していたことですが、旨みと同時に、かすかな「苦み」があります。でも、それが「酒のつまみ」としての重要な要素になっていると感じました。エビやカニ、ホタルイカやイワシのめざしなど、旨い酒のつまみには旨みと苦みしっかりあります。食べると旨味と苦みが同時にやってくる昆虫たちは、酒のつまみの資格は充分だと思います。

しかしながら、普段のおつまみにするには、別の意味で高いハードルが…… それはお値段です。まだまだ高い、高級食材なんですよね~。

昆虫食の近未来

未来の食べ物のイメージ
今回食べた中で、もっとも近未来を感じたのは、コオロギ粉末入りの揚げパスタです。おそらく、日常の生活に昆虫食が入り込んでくる時は、こんな感じで栄養強化のビスケットやヌガー、パンなどとして普及をはじめるのではないでしょうか。ちょうど、ユーグレナ(ミドリムシ)入りの健康食品のようなイメージで。

今回の昆虫食パーティの参加者の中には、濃厚な「虫嫌い」のメンバーもいまして(ホントごめんなさい!)、やはり「見た目」の問題は大きいな、と思いました。そんな彼女もコオロギ揚げパスタなら、さほどの抵抗感はないようでした。それと、イモムシ状の幼虫たちよりも、コオロギの方がみんなの拒否反応が大きかったのはちょっと意外でした。脚と羽に拒否感を示す人が多いようですね。コキブリを想起させちゃうのかなあ。
 
コオロギアスタ
みんな大好きになったコオロギ粉末入りの揚げパスタ
宇宙食としても注目されているという「昆虫」。普段使いの酒のつまみにするには、まだ時間がかかりそうですが、一足お先に未来の「食」を体験してみるのも良いのでは? ただし、甲殻類アレルギーの方は食べないで下さいね。

今回色々教えて頂いた昆虫食通販「TAKEO」さんはコチラ!

FAOからのちょっと詳しい昆虫食メッセージはコチラで読めます。
 
※記事の情報は2019年8月30日時点のものです。
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