「家飲みをおもしろくするコツ」を酒飲みほぼ100人にアンケート!

新型コロナウイルス予防でレジャーや外食を控える方も多いようです。でも春はもう目の前。こんな時こそ元気に家飲みを満喫しましょう。今回は酒好きの方々にお聞きした「家飲みをおもしろくするコツ」をご紹介します。

メインビジュアル:「家飲みをおもしろくするコツ」を酒飲みほぼ100人にアンケート!

今年2月以降「外飲みが減った」人は45%も!

酒文化研究所の酒好きモニターほぼ100人に聞くミニアンケート「酒飲みのミカタ」では、「家飲みをおもしろくするコツ」をお寄せいただきました。

アンケートでは最初に今年2月以降の外飲みの増減をお聞きしました。すると、「少し減った(23%)」と「とても減った(22%)」を合わせると45%にのぼりました。「もともと外では飲まない」が12%ありますから、外で飲む習慣のある方だけを見ると「減った」方が過半数です。
外飲みに出かける機会の増減アンケート結果
また、新型コロナウイルス感染予防のために、参加予定の行事が中止や延期になったものの有無を聞くと、「ある」という回答が79%ありました。

大勢の人が集まるイベントやパーティが相次いでキャンセルされ、送迎会などの会食を見送るように指示する会社も見られます。レジャー施設やスポーツジムも営業を休止するところが目立ちます。東京都のように都立公園でのお花見宴会を自粛するように呼び掛ける自治体もあり、この春の飲酒シーンは例年とまったく異なるものになっています。
 
新型コロナウイルス感染予防のために行事が中止や延期になったものの有無アンケート結果

家飲みをおもしろくするなら「季節のおつまみ」

在宅勤務や時差通勤する人も多く、仕事帰りにちょっと一杯もしにくくなっています。外飲みが減った分、増えるのは家飲みになりますが、せっかくの春ですから楽しい家飲みにしたいものです。

そこでたくさんの選択肢をあげて、家飲みがおもしろくなると思うものに投票してもらいました(複数選択)。
 
家飲みをおもしろくするコツアンケート結果

第1位:春らしい(季節を感じる)おつまみを用意する
トップは「春らしいおつまみを用意する」で46%にのぼりました。春は山菜、筍、シラス、サクラエビなど、この時期ならではの食材も多くあります。食卓に季節を感じる一皿が並ぶだけで気分が上がるという意見に共感する方も多いのではないでしょうか。

第2位:いつもより贅沢なお酒を選ぶ
外で飲んだつもりになれば家飲みでの酒はワンランク上のものを選べます。ふだん自宅では新ジャンルを飲んでいる方も、冷やしたジョッキでビールにして外飲み気分を演出してみてはいかがですか。清酒やワインなどグレードだけでなく味わいの幅も広い酒なら、選ぶ楽しみも加わります。

第3位:いつか飲もうととっておいたお酒を開けてみる
いただきものや旅先で買った、とっておきの酒を眠らせている方は多いことでしょう。思い切って封を切って、どんよりした気分を吹き飛ばしましょう。

第4位:料理とお酒の相性にこれまで以上に気を配る
料理に合わせて酒を選ぶのはワインでは常識ですが、最近は清酒やクラフトビールでもしばしば言われるようになりました。 餃子にビール、からあげにチューハイのようなシンプルなものから、A5ランクのビーフステーキにフルボディの赤ワインを合わせたり、青々しい香りの独活(うど)にフレッシュで軽快な生酒を持ってきたり、フルーツたっぷりのサラダに甘い香りの黒ビールを繋げたり、上等な生ハムに熱燗を合わせたり。組み合わせた味を想像し、実際に試して楽しんでみてください。
生ハムと熱燗
切りたての生ハムに熱めの燗酒を合わせる。ハムの脂のうまみが温かい燗酒で溶けだして、口の中でおいしさが増幅する

家飲みの春のおつまみ、人気は「フキノトウの天ぷら」

家飲みをおもしろくするコツの第1位は「春らしいおつまみを用意する」でしたが、家飲みではどんなおつまみが人気なのでしょうか。春のおつまみをいろいろあげてひとつだけ選んでもらったところ、トップは「フキノトウの天ぷら」でした。その後は筍の煮物、サクラエビのかき揚げと続きます。
 
家飲みの春のおつまみアンケート結果
   
ふきのとうの天ぷら
ほろ苦さが酒の肴にピッタリ。一番人気のフキノトウの天ぷらは抹茶塩がおすすめ
金麦3種
ビアテイストも四季の味わい。サントリー「金麦」は春夏秋冬、その季節らしい味わいに調える

晴れたら外で、多彩なおつまみとお気に入りの酒器で飲む

そのほかお寄せいただいた「家飲みをおもしろくするコツ」をご紹介します。

晴れた日に日当たりのよい所でのんびりと飲む(60代・男性)
桜の花
花を眺めてのんびり一杯、一杯、また一杯
惣菜や冷凍食品でも、ねぎや三つ葉などをトッピングしてお店風にすると楽しい(50代女性)

つまみあっての酒なので、凝った、あるいは変わったつまみを揃えてそれで飲む。流行りのラム肉料理、普段は買わない外国産のサラミ、生ハム、缶詰など(50代男性)

酒器に凝るのはとても家飲みを楽しくしますね。焼き物の猪口、ガラスの猪口、ワイングラス、コップ。酒の温度帯もいろいろ組み合わせるとかなり発見があります(50代男性)
盃
盃は形も柄もバリエーションが豊富。お気に入りの器で飲むといちだんと酒がうまい
日本酒を1本用意してヒヤ〜日向燗〜飛び切り燗までを順々に楽しむ。最後にヒヤに戻ると味わいがまったく違っておもしろい(20代女性)


【調査概要】
調査時期:2020/3/6~3/10 
調査方法:インターネットによる自記入式アンケート
サンプル数:116人(酒好きな方々)

   

『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。

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※記事の情報は2020年3月18日時点のものです。
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