簡単! 自宅ですぐできる「大豆ミート」の作り方とおつまみアレンジレシピ
最近はヘルシー志向の高まりからか、大豆をお肉のような味・食感に加工した「大豆ミート」ブームがきています。
家飲みも健康的に! をスローガンに、お手製大豆ミートであれこれアレンジおつまみを作ってみました。手作り大豆ミート、超簡単なのに本格的です!
その名の通り大豆を肉に見立てたもので、ヘルシーな上に栄養価が高いのが大きな魅力です。塊肉タイプ、そぼろタイプなどと多様な市販品がありますが、実は自宅でも簡単に大豆ミートを作ることができるのです。
工程をひと言でいうと「豆腐を冷凍して水分を抜く」。 たったこれだけ!
豆腐は冷凍するとスポンジ状になり、水気が抜けやすくなります。ぎゅっと絞ると肉のようにしっかりとした食感が生まれるという寸法。今回は木綿豆腐と、コクをプラスするために厚揚げを使ってみました。
<大豆ミートの作り方>
① 豆腐を水切りして8等分くらいにカットする。② バットなどに並べて冷凍する。
③ 完全に固まったら取り出して電子レンジで1〜2分解凍し、ある程度冷めたら手でにぎるようにして水分を抜く(やけどに注意!)。
※ポリ袋に入れて上から揉むと簡単にそぼろ状になります。
手作り大豆ミートのおつまみアレンジレシピ
- 大豆ミートのおつまみレシピ①
そぼろ大豆ミートのレタス包み - 大豆ミートのおつまみレシピ②
大豆ミートのバーベキュー串焼き - 大豆ミートのおつまみレシピ③
大豆ミートのナゲット
大豆ミートのおつまみレシピ①
そぼろ大豆ミートのレタス包み
・大豆ミート(そぼろ状)
・ごま油
・きのこ(しめじ、舞茸、ひらたけなどお好みで)
・生姜
・オイスターソース
・ナッツ(アーモンド、くるみなどお好みで)
・レタス
<作り方>
①ごま油を熱してみじん切りにした生姜ときのこを炒め、大豆ミートを加えてオイスターソースで味付けする。
②食べやすくカットしたレタスに①を適宜のせ、ナッツを散らす。
これは、言われなければ大豆ミートだとは気づかれない可能性大です! オイスターソースの濃い味、ナッツの食感が効いていることもあり、普通に挽肉を食べているような感じでした。
脂肪分がないから冷めても固まらないし、ゆっくりとお酒を飲みながらつまむのにも向いています。素晴らしい〜。
レタス包みだけではなく、冷奴にのせたり、チャーハンに加えたりといろいろに使えそう。多めに作ることをおすすめします。
【肉っぽさ】★★★★★
【難易度】 ★☆☆☆☆
大豆ミートのおつまみレシピ②
大豆ミートのバーベキュー串焼き
・大豆ミート(豆腐、厚揚げ)
・ウインナー
・ピーマン
・プチトマト
・焼肉のタレ
<作り方>
①大豆ミートを炒めて焼肉のタレで味付けする。
②ウインナーとプチトマトは素焼きにして、生のピーマン、①と共に串に刺す。
大阪の居酒屋で時折みかける「バーベキュー」という串焼きをアレンジしてみました。ベーコン、ウインナーと野菜を使っているのが特徴です。焼いてから串に刺す方が簡単! 大豆ミートは豆腐と厚揚げ両方を使いました。
厚揚げ(手前)は、揚げた表面がかなり硬くなり、肉というより「硬い厚揚げ」という感じになってしまったのが残念。豆腐(奥)は全体が同じ食感なので食べやすく、味もよくなじんでいました。
よって、これは豆腐バージョンを使うべし、です。焼肉のタレはとろみのあるタイプの方が大豆ミートに絡みやすいです。
【肉っぽさ】★★★☆☆
【難易度】 ★☆☆☆☆
大豆ミートのおつまみレシピ③
大豆ミートのナゲット
・大豆ミート(豆腐、厚揚げ)
・玉ネギのすりおろし
・市販のから揚げ粉
・天ぷら粉
・揚げ油
<作り方>
①大豆ミートをポリ袋に入れ、おから状になるまでしっかりと揉む。
②すりおろし玉ネギ、から揚げ粉を①に加えてよく混ぜる。
※玉ネギの量はお好みですが、私はこぶし1個分の大豆ミートに対して大さじ3くらいを使いました。から揚げ粉は「ちょっと多いかな」くらいの量がちょうどいいです。
③天ぷら粉をパッケージの指示通りに溶き、ひと口大に丸めた②にからめて揚げる。
とある料理店のシェフに教えてもらった「家庭で作れる某ファストフードのナゲット」のレシピを応用しました。から揚げ粉を味付けに使うのがポイントで、簡単にあのジャンクっぽい味が再現できるんです。
驚くほどふわっふわの軽い食感で、豆腐ドーナツのおつまみバージョンという感じでした! お好みでケチャップやバーベキューソースを添えてどうぞ。揚げ物初心者の私でも、大豆ミートなら肉ほど火の通り具合に気を使わずに揚げられるのが気軽でよかったです。
【肉っぽさ】★★☆☆☆
【難易度】 ★★☆☆☆
***
3品作ってみただけで、大豆ミートのポテンシャルの高さにすっかり魅了されました。
どこでも気軽に買えて価格も手頃な豆腐がこんな風にも使えるなんて、家飲み派にとって実に心強い限りです。これから我が家の冷凍庫には常に大豆ミートの素が常駐することになるでしょう。
※記事の情報は2020年4月2日時点のものです。
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