試しましたか?ビール&チューハイ新製品
今年のビール類&チューハイ新製品が出揃いました。ビール類は自宅で外飲み気分を味わえる商品や糖質ゼロや微アルコールなど健康を意識した商品が並びました。チューハイはレモンサワー関連商品が続々。あなたはもう試しましたか?
試したいビール新製品トップ3は?
続いたのは「キリン スプリングバレー豊潤〈496〉」(49%)です。キリンビールが東京・代官山にビール醸造所併設のレストラン「スプリングバレーブルワリー」をオープンし、クラフトビールに本格参入したのは2015年でした。今回その名を冠して大型商品を製品化しました。
3位の「パーフェクトサントリービール」はおいしいのに糖質がゼロといううれしい商品です。試した方からは「このおいしさで糖質がゼロとは思えない」「糖質制限中でもおいしいビールが楽しめるのはありがたい」という声が寄せられました。
そして飲用経験はどれもまだ2割前後に留まっています(4月末時点)。どの商品がどの程度支持されるのかが見えてくるのは、試し買いが一巡しリピート購入が安定する5月末ごろでしょうか。
もっともよく飲むビール類「スーパードライ」「一番搾り」「金麦」
もっともよく飲む銘柄(ひとつだけ選択)はトップが「アサヒスーパードライ」(17%)で、ビール№1ブランドの実力を示しました。続いて「キリン一番搾り」が12%で2位。意外にもこれに続いたのが新ジャンルの「サントリー金麦(10%)」です。この銘柄はよく飲む銘柄としては21%で6番目でしたから、そのほぼ半数(48%)が「もっともよく飲む」と回答したことになり、ロイヤリティの高いファン多いことが窺われます。ちなみにこの数値(「もっともよく飲む」÷「よく飲む」)は「サントリー金麦」がトップでした。
香味の「軽重」「苦みの程度」「香りのタイプと強弱」で選択
4位は「価格の安さ(28%)」です。ビール類の酒税率の一本化が進みつつありますが、2026年にビールと新ジャンルの税率が同じになっても、新ジャンルはビールよりも安価で、リーズナブルなビール類として市場を形成すると予想されています。
5位は「香りのタイプと強弱(23%)」です。クラフトビールではホップの香りを前面に出したジューシーIPAといわれるスタイルが急成長しています。大手メーカーの商品でも『サントリー・ザ・プレミアム・モルツ香るエール』はフルーティな香りをアピールして人気です。
缶入りチューハイはサントリーVSキリンが顕著
【調査概要】
●調査時期:2021/4/21~2021/4/28
●調査方法:インターネットアンケート
●サンプル数:103人(お酒好きな人)
※記事の情報は2021年5月12日時点のものです。
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