西村まどかのサケ・コレクション④「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021」
これは「ワイングラスで日本酒を飲む」スタイルを広めるためのコンテスト。私も審査員として参加してきました。
ワイングラスは日本酒の味がよくわかる
日本酒はお猪口で飲むイメージお持ちの方が多いと思いますが、最近はワイングラスを使うことが増えてきています。お猪口集めが大好きな私ですら、日本酒を勉強し始めてからは、ワイングラスも自宅に置くようになりました。
唎酒師の試験でもお酒の外観や香りを比べやすいよう、ワイングラスで唎酒することがありました。透明なので色合いもよく見えますし、香りもよくわかります。そしてワイングラスを使うことで合わせる料理の幅も広がりました。イタリアンだったりしたら、日本酒もお猪口よりワイングラスの方が馴染むじゃないですか。
ちなみに最近は、生ハムと日本酒にハマっています。生ハムは塩けがあり味が濃いので、それに負けない芳醇な日本酒を合わせることが多いです。
ワイングラスで日本酒&フルーツ
私もお友達たちとホームパーティーをする時によく日本酒を持って行くのですが、その時もワイングラスで楽しむことが多いです。カジュアルに飲めますし、お猪口よりもたっぷり入るので、ジンジャーエールなどで割ってカクテル風に楽しんだり、フルーツを入れてみたりと様々な楽しみ方ができるので重宝しています。
130種類をワイングラスで審査
5人1組でチームとなり、3時間で120~130点を担当しました。8チームあったので、会場にある日本酒はなんとおよそ1000本です。こんな数の日本酒を見たのは初めてで、圧巻の光景でした。
ワイングラスでおいしいタイプとは?
なので、おいしいと思っても、これはワイングラスだと香りが強く出過ぎているのでは?とか、これはぬる燗や熱燗の方が合うのでは?と思うものもありました。こういうのはいいお酒でも点数は伸びないのではないでしょうか。
半分ほど経過した頃には、香りだけで自分の好きな味かどうかわかるようになってきました。その中でパーフェクト、とってもおいしい、ワイングラスとの相乗効果が素晴らしいと感動したものがいくつかあり、その場でボトルの目隠しをとってどこのお酒か見たくなったのは、ココだけの話です。(我慢して見ませんでした)
長年の努力も、勝負は一瞬。コンテストはまるでスポーツみたいです。金メダルがどれになるのかとても楽しみです。
今回も貴重な経験をさせていただきました。コンテストを円滑に運営してくださったスタッフの皆様、出品された酒蔵の皆様、そしてお誘いいただいた酒文化研究所の山田聡昭さん、ほんとうにありがとうございました。
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021」の結果はこちら。
※記事の情報は2021年4月22日時点のものです。
▼参考サイト
西村まどか Instagram Twitter
日本酒のソムリエ唎酒師
『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。
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