酒好きほぼ100人に「お花見」アンケート。今年は「お花見したい」が7割
もう数週間すると桜の便りが届き始めます。昨年はコロナ禍でお花見を控えた方が多かったようですが、今年は花見酒を楽しみたいもの。酒飲みほぼ100人に、コロナ禍3度目の花見についてお聞きしました。
今年は「お花見したい」が7割
こうした状況でしたので、飲食を伴うお花見をした方は8%、飲食せずにお花見した方(32%)と合わせても4割にとどまりました。さらに振り返れば、一昨年は3月4日に東京都がお花見の自粛を要請し、4月7日に最初の緊急事態宣言が発出されましたから、お花見をしにくい状況は2年連続しています。
「今年お花見をしたいですか?」という質問では、「とてもしたい(40%)」「まあまあしたい(29%)」と約7割がお花見をしたいと回答しました。「したくない(6%)」「あまりしたくない(4%)」は合わせてわずか1割です。
飲食を伴うお花見が人気
誰とお花見をして、飲食を伴うかどうかを聞いたところ、もっとも多かったのは「友人や家族と飲食を伴うお花見」の46%でした。2番目は「パートナーと飲食を伴うお花見(27%)」、続いて「お花見をした後で近くの飲食店で飲む(22%)」となりました。上位3つはいずれも飲食を伴うスタイルのお花見で、お花見は飲食とセットと捉えられている傾向が強いことがうかがわれます。
「自宅近くの桜スポットで」が58%と最多で、2位の「お花見の名所で(41%)」を17ポイントも上回りました。3番目に多かったのは「お花見の名所を散策した後で近くの飲食店で飲む(34%)」です。酒やおつまみを持参せず、飲食店で仲間と集うスタイルは参加者への負担が少なく、今後はもっと広がるのではないでしょうか。
お花見に温かい酒なら「燗酒」
花冷えという言葉があるように、この時期に屋外での飲食は、まだ、身体が冷えます。水筒で温かい酒を持参するなら何を用意するかを聞きました。
群を抜いて多かったのは「燗酒」の65%で、2番目の「本格焼酎のお湯割り(26%)」の2.5倍です。3番目は「ホットワイン(22%)」です。クリスマスの印象が強いホットワインですが、シナモンやクローブなどのスパイスに甘さをプラスした味わいはお花見でもよろこばれるでしょう。
本格焼酎やウイスキー、梅酒などもそうですが、お湯で割る場合は、水筒につくる際に計量カップなどを使ってアルコール濃度をきちんとコントロールするとおいしくできます。
飲用温度と味わいの濃さをいろいろ試して、好みのバランスを探すのも楽しいものです。
人気のおつまみ「寿司」と「唐揚げ」
・1位 お寿司(巻きずし・押しずしなども含む)12人
・2位 唐揚げ 11人(このほかフライドチキンを上げた方3人を含む)
・3位 焼鳥。乾きもの(煎餅、干し魚含む)各10人
・5位 卵焼き(だし巻き含む)、チーズ 各5人
このほかジンギスカンやバーベキューをやる、コンビニでおでんを買って行くという声が寄せられました。
サンプル数:N=120(酒文化研究所モニター:酒好きな方)
調査時期:2022年1月31日~2月2日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
※記事の情報は2022年3月3日時点のものです。
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