酒好きほぼ100人に「お花見」アンケート。今年は「お花見したい」が7割

もう数週間すると桜の便りが届き始めます。昨年はコロナ禍でお花見を控えた方が多かったようですが、今年は花見酒を楽しみたいもの。酒飲みほぼ100人に、コロナ禍3度目の花見についてお聞きしました。

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今年は「お花見したい」が7割

最初に昨年のお花見の実施状況を確認します。昨年は1月7日に4都県に2回目の緊急事態宣言が発出された後、範囲が次々に拡大され、期間も3月21日まで延長されました。その後も感染の拡大は収まらず、4月23日に3回目の宣言が出され、お花見シーズンは南から北までコロナ禍に覆いつくされました。

こうした状況でしたので、飲食を伴うお花見をした方は8%、飲食せずにお花見した方(32%)と合わせても4割にとどまりました。さらに振り返れば、一昨年は3月4日に東京都がお花見の自粛を要請し、4月7日に最初の緊急事態宣言が発出されましたから、お花見をしにくい状況は2年連続しています。
昨年お花見をしたかアンケート結果
カップに桜の花びら
この2年、花見酒を楽しめなかった方は多い
今もオミクロン株の感染拡大が止まらず、重症化リスクは低いものの、まだコロナ禍が終息に向かっているとは言い切れません。ただ、お花見をしたいという気持ちはとても高まっています。

「今年お花見をしたいですか?」という質問では、「とてもしたい(40%)」「まあまあしたい(29%)」と約7割がお花見をしたいと回答しました。「したくない(6%)」「あまりしたくない(4%)」は合わせてわずか1割です。
今年お花見をしたいかアンケート結果
ただし、これはコロナ感染が落ち着きを見せた場合であり、「コロナ禍が落ち着かなかったらお花見をするか?」という問いに対しては、「する(32%)」を「しない(52%)」が大きく上回ります。
コロナ禍でのお花見アンケート結果

飲食を伴うお花見が人気

ここからは「コロナ禍が落ち着いたら」という条件付きで、今年のお花見をどのようにするかの回答を見ていきます。

誰とお花見をして、飲食を伴うかどうかを聞いたところ、もっとも多かったのは「友人や家族と飲食を伴うお花見」の46%でした。2番目は「パートナーと飲食を伴うお花見(27%)」、続いて「お花見をした後で近くの飲食店で飲む(22%)」となりました。上位3つはいずれも飲食を伴うスタイルのお花見で、お花見は飲食とセットと捉えられている傾向が強いことがうかがわれます。
コロナ禍が落ち着いたらどんな花見をするかアンケート結果
次に飲食を伴うお花見をするならどこでするかを聞きました。

「自宅近くの桜スポットで」が58%と最多で、2位の「お花見の名所で(41%)」を17ポイントも上回りました。3番目に多かったのは「お花見の名所を散策した後で近くの飲食店で飲む(34%)」です。酒やおつまみを持参せず、飲食店で仲間と集うスタイルは参加者への負担が少なく、今後はもっと広がるのではないでしょうか。
コロナ禍が落ち着き飲食を伴うお花見をするならどこアンケート結果

お花見に温かい酒なら「燗酒」

次にお花見での温かい酒について聞きました。
花冷えという言葉があるように、この時期に屋外での飲食は、まだ、身体が冷えます。水筒で温かい酒を持参するなら何を用意するかを聞きました。

群を抜いて多かったのは「燗酒」の65%で、2番目の「本格焼酎のお湯割り(26%)」の2.5倍です。3番目は「ホットワイン(22%)」です。クリスマスの印象が強いホットワインですが、シナモンやクローブなどのスパイスに甘さをプラスした味わいはお花見でもよろこばれるでしょう。

本格焼酎やウイスキー、梅酒などもそうですが、お湯で割る場合は、水筒につくる際に計量カップなどを使ってアルコール濃度をきちんとコントロールするとおいしくできます。

飲用温度と味わいの濃さをいろいろ試して、好みのバランスを探すのも楽しいものです。
お花見に水筒で温かい飲み物を持って行くならアンケート結果

人気のおつまみ「寿司」と「唐揚げ」

続いてお花見に持参するおつまみを見てみましょう。「仲間や家族とのお花見パーティーに、おすすめのフードがあればお聞かせください」という問いでは、次のような回答が寄せられました(自由記述)
・1位 お寿司(巻きずし・押しずしなども含む)12人
・2位 唐揚げ 11人(このほかフライドチキンを上げた方3人を含む)
・3位 焼鳥。乾きもの(煎餅、干し魚含む)各10人
・5位 卵焼き(だし巻き含む)、チーズ 各5人  
このほかジンギスカンやバーベキューをやる、コンビニでおでんを買って行くという声が寄せられました。
お花見でも人気のフードはお寿司と唐揚げ
お花見でも人気のフードはお寿司と唐揚げ
【調査概要】
サンプル数:N=120(酒文化研究所モニター:酒好きな方)
調査時期:2022年1月31日~2月2日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査


※記事の情報は2022年3月3日時点のものです。

  

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