甘酒の「篠崎」、北九州豪雨からの復興の記録
今年7月5日から6日にかけて、九州北部を襲った九州北部豪雨。多くの方が犠牲になられ、いまもまだ行方不明の方もいらっしゃいます。
美しい三連水車の里、福岡市朝倉地区も、大きな水害に見舞われました。この地区には、イエノミスタイル「銘酒蔵元探訪記」で取材させていただいた蔵元「株式会社篠崎」があります。豪雨直後にお電話でお話したときには、工場はすっかり浸水していつ操業が開始できるかわからないとのことでした。
それから三ヶ月あまり経ち、営業担当、梅野さんから、なんとか甘酒は造り始めたという一報と、浸水被害から操業開始までの記録をお送りいただきました。
そのうち止むかな…からの浸水
会社に近い桂川が決壊し、その濁流で、会社は浸水。会社の四方を養生したり、近隣住民の避難援助などを行っているうちに、自治体から避難指示が出ました。しかし正直その時点では、会社周辺の道路は胸の位置まで水位が増し、避難(帰宅)などとても不可能でした。
下の写真は、会社正面の浸水の様子(左)と現在の様子(右)です。
一夜明け…
しかも、各エリアに集中制御盤があります。これらはすべて水没し、漏電などを理由に弊社全設備が動かせなくなりました。
下の写真は、倉庫の土砂の撤去(左)と現在の様子(右)です。
1次・2次・3次・・・と水洗いを繰り返すたびに泥が出てきて、それらすべてを撤去。そのあとは、壁や天井などすべてにおいて手作業で掃除・消毒を徹底しました。
甘酒製造開始
日本酒では、一部設備の被災で、通常9月から始まる新酒の仕込みが12月頃になる見込みです。
焼酎においては、貯蔵原酒を切り崩しながら製品化しておりますが新たな仕込みは、まだ出来ておりません。
蔵の従業員一同、現在、懸命に努力しております。製品製造の完全復活まで、いましばらくお待ちください!
【リポート:株式会社篠崎 営業部 梅野尚平】
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また、篠崎についてもっと知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
銘酒蔵元探訪記「株式会社篠崎」
※記事の情報は2017年10月12日時点のものです。
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