イタリア人の食卓訪問! マンマの家飲みおもてなし(2)
我が子が急に友人を連れて帰宅。こんな場面にもあわてず、愛情たっぷりの料理でもてなすイタリアのお母さん。前回に引き続き、マンマの家飲みおもてなしレシピをご紹介します。

おもてなしの基本は、種類の違うチーズを常備しておくこと
「チーズをうまく使うことね」
なるほど、保存食でもあるチーズは日持ちがするし、もちろんそのままおつまみとして出せます。だから、普段から買い置きを切らさないそうですが、それなら我が家も同じ。チョイ飲みのつまみとして、いつも何かしらのチーズが冷蔵庫にある気がします。しかし、マンマの活用法は、その上を行っておりました。
「いくつか種類の違うチーズを揃えておくのよ。例えば、クリームチーズ、ブルーチーズ、ハードチーズ、フレッシュチーズといった具合に分けて。そうすれば、それらを組み合わせていろんな料理に使えるのよ」
さすがです。そこまで考えてチーズを買っていませんでした。チーズの活用法が頭に入っていれば、それだけでおつまみのバリエーションが増えるというもの。そこで今回は、チーズを上手に使った簡単パスタを教えていただきました。
今日ご紹介するのは「4種類のチーズのペンネ」。イタリア語で「クアトロ・フォルマッジ」と言いますが、これはよくピザのメニューで見かける名前。実は、パスタにも応用できるのです。
クアトロ・フォルマッジの作りかた

材料
- ペンネ 400g
- 牛乳 200ml
- ゴルゴンゾーラ 120g(または他のブルーチーズで代用可)
- エメンタール 100g(または他のハードチーズで代用可)
- タレッジョ 80g (または他のウォッシュチーズで代用可)
- 粉にしたパルミジャーノ(パルメザンチーズ)
- バター 30g
- 塩
- コショウ





「このチーズのソース、温野菜にかければ、チーズ・フォンデュのように食べることもできるわ」と、マンマ・エレナのアイデアは尽きることなし。もはや虜になった僕は、「次は何を食べさせてくれるの」と厚かましくなるばかり。そんな僕の、想像をはるかに超える家飲みメニューが! 次回もお楽しみに。
※記事の情報は2018年1月23日現在のものです。
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