大豆の仲間を味方につけて、ベジつまみをボリュームアップ!〈庄司いずみのベジつまみ②〉
人気野菜料理家・庄司いずみさんによる、お酒がすすむ「ベジつまみ」コラム。今回は、“肉なし”なのに食べ応え十分なおつまみの作り方を教えてくれました。
というと……。「物足りなさそう」と、思う方もいるかもしれませんね。お酒を飲むと食欲が刺激され、ちょっとボリュームのあるものを食べたくなります。「飲むときくらいおいしく食べたい」という方も多いでしょう。
ごもっともです! ベジつまみといえど、さみしいのはやはり困ります。でも大丈夫、肉や魚を使わないベジつまみだって、ボリュームを出すことはできるのです。
満足感ありのベジつまみを目指すなら、まず味方につけたいのが大豆の仲間達です。大豆の仲間といってもいろいろありますね。身近なところでは豆腐、厚揚げ、油揚げ。がんもどきや高野豆腐などもそうです。
この素材はご存じでしょうか? スーパーの乾物コーナーでも最近は見かけるようになった新素材「大豆ミート」です。大豆を粉砕して固めたもので、かたまり肉のようなタイプやひき肉状のものなどをよく見かけます。また、この大豆ミートは野菜料理がおいしいカフェや、ベジタリアン料理を提供する、いわゆるベジカフェで大人気なのです。
身近な材料ですぐできる、肉なし麻婆豆腐
ピリ辛でビールによく合うし、日本酒や紹興酒にも。つまみとして食べてもいいし、ごはんにかけて麻婆丼仕立てにすると、お酒の締めにもいいのです。
歯ごたえも増しますし、ナッツの風味で麻婆なのになぜかワインにも合うのです。カシューナッツを使いましたが、くるみやピーナッツもおいしいですよ。よかったらお試しくださいね。
●カシューナッツと油揚げの麻婆豆腐(2人分)
材料
- カシューナッツ 6粒(ざく切り)
- 木綿豆腐 150g(水切りする)
- 干し椎茸 2枚
- 油揚げ 1/2枚(油抜きして粗みじん切り)
- ▼A
- にんにく、しょうが 各1かけ分(みじん切り)
- 長ねぎ 5cm(約15g、みじん切り)
- ▼B
- 豆板醤 小さじ1/2
- 酒 小さじ2
- しょうゆ 小さじ2
- 片栗粉 小さじ1/3(3倍量の水で溶く)
- ごま油 適量
作り方
- 豆腐は食べやすい大きさのサイコロ状に切る。干し椎茸は水1カップで戻し、粗みじん切りにする。(戻し汁は捨てずにとっておく)
- フライパンにごま油を熱してAを炒め、香りがたったらカシューナッツ、干し椎茸と戻し汁、油揚げ、Bを入れて煮立てる。
- ②に豆腐を入れて温め、水溶き片栗粉でとろみをつける。
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