ナムルのもとで広がる! 韓国風つまみ〈庄司いずみのベジつまみ⑫〉
残暑厳しいこの季節におすすめのベジつまみといえば、にんにくの効いた韓国料理! 今回は材料を混ぜるだけで簡単にできる「万能ナムルのたれ」をご紹介。常備しておけば、冷蔵庫にある野菜でお酒がすすむおつまみが即できますよ!
まだまだ暑さが厳しいこの時期におすすめのベジつまみといえば、なんといっても韓国料理でしょう!
韓国料理というと焼き肉やプルコギなど、肉中心のイメージですが、ナムルやキムチを筆頭に、野菜の和えもの、スープなど実は野菜料理のバラエティはゆたか。家庭料理では野菜が中心なのだそうです。
韓国風の料理を簡単につくるなら、おすすめはやはりナムル。
ねぎやにんにくなどの香味野菜と調味料を合わせたたれに、野菜を和えるだけ。いわば韓国風のおひたしですが、和風のおひたしと違って、お酒に合う! つまみにピッタリのスグレモノです。
大豆もやしやほうれん草、にんじんのナムルあたりが定番ですが、季節の野菜ならなんでも。あまった野菜でもナムルにすれば、おいしく食べられる、その懐の深さも素敵です。
詳しい分量は後ほどご紹介しますが、薬味と調味料を混ぜるだけで簡単にできるし、これさえあれば!ナムルだけではなく、韓国風のベジつまみが即できあがります。
大ぶりに切ってこんがり焼くだけ。あとはその上にたっぷりナムルのたれをかければ、ひと皿すぐに出来上がり! 熱々もおいしいし、よく冷やして冷酒と合わせるのもおすすめです。
茄子のかわりにズッキーニやパプリカ、かぼちゃ、冬瓜などの夏野菜で作ってもおいしいですし、根菜類のステーキに応用もできます。
お次は焼き肉風!
縦に薄切りにしてこんがり焼き、ナムルのたれを絡めれば一丁あがり! 焼き肉よりコリコリおいしく、ビールが進む味です。
木綿豆腐1/2丁を水切りして油で炒りつけ、ナムルのもと大さじ2くらいで味つけします。最後にざく切りのにらを混ぜ込めば出来上がり。チューハイなんかにいいですね。
では、肝心のナムルのたれの作り方と、季節野菜のナムルをご紹介しましょう。
野菜は何でも。ここでは、夏野菜を使いましたが、秋ならきのこや細切りのさつまいも、春菊などもいいですし、冬ならごぼうやれんこん、だいこんなどの根菜類で作っても。
お酒のつまみが何もないというときに、冷蔵庫の在庫でできるのもいいところ。ぜひナムルのたれを常備し、上手に活用してくださいね。
●万能ナムルのたれ(200ml分)
材料
- 長ねぎ 1本(70g・みじん切り)
- にんにく 2片(みじん切り)
- しょうゆ 大さじ3
- 酒 大さじ2(煮きってアルコールを飛ばす。*水でも可)
- ごま油 大さじ2
- 粗挽き黒胡椒 小さじ1/2
作り方
- 材料すべてを混ぜる。*冷蔵庫で5日間保存可能。お好みで生姜を足してもいいですね。
●夏野菜のナムル(2人分)
材料
- ピーマン 2個(細切り)
- 赤・黄パプリカ 各1/2個(細切り)
- ズッキーニ 80g(7㎜厚さの輪切り)
- なす 80g(7㎜厚さの輪切り)
- ごま油 適量
- 万能ナムルだれ 適量
作り方
- フライパンにごま油をうすくしき、ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、なすをそれぞれサッと炒める。
- さらに良く混ぜた「万能ナムルだれ」を適量からめて火を止める。
- 彩りよく盛り合わせる。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
- 1現在のページ