シンプルだけど沁みる味! いんげんのごま和えの作り方〈家飲みおつまみレシピ〉

今宵はどこかほっとする「いんげんのごま和え」と冷やの日本酒で、心と体にくぅっと沁みわたる晩酌はいかがですか? いんげんの独特の歯ごたえとコク深いごまの香りが楽しめる、毎日食べても飽きのこない定番おつまみレシピをご紹介します。

ライター:いのうえ陽子いのうえ陽子
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いんげんのごま和えを美味しく作るには?

和食の定番でもある「いんげんのごま和え」。いんげんの食感を際立たせ、ごまのコクを引き立たせることで、日本酒にぴったりのおつまみになります。このレシピでは、ごまの中でも脂肪分の多い金ごまを使うことで、よりコク深く、お酒に合うようになっています。

いんげんのごま和えはシンプルだからこそ奥が深く、ちょっとの工夫で美味しさが格段にアップ。ポイントは以下の2つです。

Point1.いんげんは切らずにゆで、氷水に取る
いんげんは切らずにゆでることで、中に余計な水分が入り込まず、食感を保てます。ゆで時間はいんげんの太さによっても変わりますが、歯ごたえを残すなら1分30秒~2分くらいを目安に。固さがよくわからない場合は、食べてチェックするのがおすすめです。

また余熱で火が通りすぎないよう、ゆで終わったらすぐに氷水に取ります。氷水につけすぎても食感が水っぽくなってしまうため、つける時間は30秒程度にとどめるのがポイント。

Point2.ごまは乾煎りし、半ずりにする
ごまは流通の過程で水分を吸ってわずかに湿気ているため、乾煎りしてから使うのがおすすめです。ごまの香りが立ち、手で軽くつぶせる程度まで乾煎りすることで、グッと風味が良くなります。

半ずりとは、ごまの粒が半分くらい残る程度にすり鉢ですること。半ずりにすることで、つぶれたごまの香りやコク深さと、粒を噛んだときに溢れ出る風味の両方を味わうことができます。

いんげんのごま和えの材料

材料

  • ※2人分    
  • いんげん 100g
  • 500ml
  • 小さじ1
  • 金ごま 大さじ1と1/2
  • きび砂糖 ひとつまみ
  • しょうゆ 小さじ1

いんげんのごま和えの作り方①|いんげんをゆでる

1.いんげんのへたを取ります。鍋に水(500ml)、塩(小さじ1)を入れて沸かし、1分30秒~2分ほどゆでます。
いんげんを塩入りのお湯でゆでる
1%の塩分濃度のお湯でゆでることで、色鮮やかに仕上がります

2.ゆであがったら氷水(分量外)に取ります。30秒経ったら引き上げて、いんげんを長さ3等分に切ります。
いんげんを氷水につける
氷水に長くつけすぎると水っぽくなるので、冷やす時間は30秒を目安に

いんげんのごま和えの作り方②|和え衣を作る

金ごま(大さじ1と1/2)を弱火で乾煎りします。金ごまの香りが立ったらすり鉢に入れ、すりこぎですって半ずりにし、きび砂糖(ひとつまみ)としょうゆ(小さじ1)を加えて混ぜます。
金ごまを半ずりにする
半ずりにすることで、つぶされたごまと粒状のごまの両方の風味が味わえます

いんげんのごま和えの作り方③|和える

2に1を加えて混ぜ合わせます。
いんげんを和え衣と和える

いんげんのごま和えの作り方④|完成

器に盛ったら完成です。いんげんの気持ちのいい歯ごたえとコク深いごまのハーモニーを、とっておきの日本酒とともにお楽しみください。
いんげんのごま和えと冷やの日本酒
※記事の情報は2022年6月10日時点のものです。
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