ほぼほったらかしで完成! しっとり柔らか「煮豚」〈家飲みおつまみレシピ〉

おつまみはもちろん、丼にしたり炒め物の具材にしたりとさまざまな楽しみ方ができる「煮豚」。電子レンジを使えば、じっくりと手間ひまかけて鍋で煮込んだようなしっとり食感の煮豚が簡単に作れます! ビールにぴったりのコクのある味わいを、ぜひお楽しみください。

ライター:いのうえ陽子いのうえ陽子
メインビジュアル:ほぼほったらかしで完成! しっとり柔らか「煮豚」〈家飲みおつまみレシピ〉

煮豚を美味しく仕上げるには?

味のしみた柔らかい「煮豚」は絶品! 火加減が難しく、タイミング次第で固くなりがちな煮豚ですが、このレシピのポイントを押さえれば、誰でも失敗なく仕上げることができます。

できたてはもちろん、作ってから1日置くと味がなじみ、さらにまろやかな味わいになりますよ。

煮豚を美味しく仕上げるポイントは以下の3つ!

Point1.豚肉の‟保水性を高める”!
煮豚を柔らかく仕上げるには下準備が重要です。フォークを使って豚肉の全体に穴を開け、きび砂糖と塩をすり込んだら、1時間~1晩の間冷蔵庫で寝かせます。このとき、調味料は必ず砂糖→塩の順ですり込みましょう。分子の大きい砂糖を先に、分子の細かい塩を後からすり込むことで、両方がまんべんなくいきわたります。そうすることで豚肉の保水性が高まり、しっとりと仕上げることができます。

Point 2.豚肉は‟水の中で”じっくり加熱!
豚肉は、たっぷりの水とともに容器に入れ、200Wの電子レンジで加熱します。低めのワット数でゆっくりと加熱をしていくことで、肉が固くなりにくくなります。

また、加熱後はすぐに煮汁からあげると肉が固くなってしまうので、加熱時間と同じ分だけ煮汁につけたまま蒸らすのがポイントです。そうすることで、加熱のムラも軽減できます。

Point 3. ‟正方形で大きめ”の容器を使う!
保存容器
内容量1100ml(幅156mm×奥行156mm×高さ83mm)、耐熱温度140℃の容器を使用しました
正方形で大きめの容器を使うことで、容器内の空気が大きくまんべんなく対流し、熱が均一に通りやすくなります。このレシピでは、比較的手に入れやすく使い勝手のよい正方形1100mlサイズのポリプロピレン製食品密閉容器を使用しています。

煮豚の材料

材料

  • ※2人分  
  • 豚肉(肩ロースかたまり) 250g
  • きび砂糖 小さじ2
  • 小さじ1/2
  • ねぎの青い部分 1本分
  • 生姜(皮付き) 1片
  • 大さじ2
  • 600ml
  • ▼(漬け汁)  
  • ・きび砂糖 30g
  • ・めんつゆ 50ml
  • ・醤油 20ml
  • ・ゆで汁 30ml
  • ねぎ(白い部分) 10cm
  • からし 適量

煮豚の作り方①|野菜を切る

生姜(1片)を皮付きのまま薄切りにします。ねぎの青い部分(1本分)は長さを半分に切り、ねぎの白い部分(10cm)は長さを半分にして千切りにします。

煮豚の作り方②|豚肉の下ごしらえをする

フォークを使い、豚肉(250g)全体に穴を開け、きび砂糖(小さじ2)、塩(小さじ1/2)の順ですり込み、1時間~1晩冷蔵庫で寝かせます。
豚肉に砂糖と塩をすり込む

煮豚の作り方③|豚肉を加熱する

ポリプロピレン製保存容器に、水(600ml)とねぎの青い部分、生姜、酒(大さじ2)、豚肉を入れて軽くフタをし、200Wの電子レンジで25分加熱します。
豚肉を容器に入れ、加熱する

煮豚の作り方④|豚肉を蒸らす

加熱後にフタを開けて豚肉の上下をひっくり返したら、フタを閉めて25分蒸らします。
豚肉を蒸らす
蒸らした後の様子

煮豚の作り方⑤|漬け汁を作り、豚肉に絡める

耐熱容器に漬け汁の材料を入れ、600Wの電子レンジで1分間加熱します。肉と合わせる前に少し温めておくことで、肉が固くなるのを防げます。

温まった漬け汁と④の豚肉を一緒にポリ袋に入れ、空気を抜くようにして口を閉じます。15分経ったら上下をひっくり返し、合計30分置いておきます。
豚肉を漬け汁に絡ませる
ポリ袋を使うことで、少ない分量の漬け汁でも肉全体に絡ませることができます

煮豚の作り方⑥|たれを作る

ポリ袋から肉を取り出し、⑤の漬け汁だけを耐熱容器に移したら、ラップをかけずに600Wの電子レンジで5分加熱します。とろみが付いたらたれの完成です。
たれを作る

煮豚の作り方⑦|完成

豚肉を好みの厚さに切って器に盛り、⑥のたれをかけ、①のねぎの千切りとからしを添えたら完成です。味のしみた柔らかい煮豚はまさに絶品。キレのあるビールと一緒にぜひどうぞ!
完成
※記事の情報は2023年3月24日時点のものです。
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