精米歩合とは? 精米で日本酒の味わいが変わる!
お酒の原料、お米の精米歩合、いわゆる「磨き」について詳しく解説。最近はラベルに表示される事も多いですね。知っておくとお酒選びの幅がぐんとひろがります!
精米歩合とは?
食べるお米でも、一般的には玄米の状態から表面を削って精米し、白米の状態で食べます。お酒を造る酒米の場合も同じで、玄米の表面を削って仕込みに使います。この酒米の削り(磨きと呼びます)の程度を表したものが「精米歩合」です。
精米歩合は、玄米の状態から酒米を磨いていって最終的に残った(すなわち実際に仕込みに使う)部分の割合を、パーセンテージで表示したものです。例えば精米歩合70%と表示されていれば、30%を捨てて残りの70%を使っている、という意味になります。捨てて、と書いてしまいましたが、実際には「削られたほう」も米菓の原料などになります。
磨けば磨くほど雑味がなくなる
精米歩合の規定がある
本醸造酒は70%以下、特別本醸造や特別純米、吟醸酒は60%以下、そして、大吟醸では50%以下です。大吟醸ともなれば、お米の半分以上を捨てている贅沢な造りになるんですね。それだけ原材料費も高くなり、お値段も……、というわけです。中には、清らかな味わいを求めて精米歩合たったの8%、というお酒もあるそうです。
精米歩合でわかる「スッキリ感」「濃厚感」
※記事の情報は2018年7月3日時点のものです。
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