ピクニックやバーベキューに、どんなお酒をもっていく?
レジャーシーズン到来! 青空の下で野外飲みするなら、どんなお酒を準備しましょうか? ふだんから仲間とBBQを良く行うというソムリエの青田俊一さんに教えてもらいました。
ピクニックやBBQ用のお酒を選ぶときのポイント5つ
青田:どういう規模のピクニックやバーベキューを行うかによってもドリンクの用意は変わってくると思いますが、基本的に野外で飲むならワインや日本酒のような常温で楽しめるお酒が良いでしょう。缶ビールなど冷やして飲むものはクーラーボックスの準備が必要になりますし、どうしても飲みたくなったら会場に着いた後に、近くのコンビニに買いにいくこともできるので。
ポイント② ワインはどっしり系よりも「ドリンカブル」なものを
青田:野外飲みには、じっくり味わいながら飲むような飲み応えのあるワインよりも、どんどん飲めるドリンカブルなワインのほうが気分に合っていると思います。赤ワインならボージョレ・ヌーヴォーくらいのフレッシュなタイプですね。白ワインだと、デリ風のお惣菜やサンドイッチはもちろん、和風のお弁当にも合うのでおすすめです。今は携帯用のワインボトルクーラーや、脚の部分が取り外せて持ち運びしやすいプラスチックのワイングラスなんかもあるので、そういったグッズを上手く活用するのも良いかもしれません。
ポイント③ ハードリカー系やホットドリンクを別容器に移して
青田:ウイスキーや焼酎はそのままでも、炭酸で割っても飲めるのでおすすめです。スキットルのような容器に移し替えて持っていくと、ゴミもあまり出ないので便利ですよ。少人数の場合は、温かいカシスオレンジやホットワインをあらかじめ家で作っておいて、水筒に入れて持っていくのもいいですね。過ごしやすい季節になったと言っても肌寒い日もあるので、そんな時にホットドリンクがあると嬉しいですよね。
ポイント④ バーベキューには、ビールも良いけど「日本酒」もおすすめ
青田:バーベキューで肉をメインに焼くのであれば、やはりビールか赤ワインが合うでしょう。海鮮系を焼くならぜひ日本酒を。ただ飲むだけでなく、魚や貝を焼くときに日本酒と醤油をちょっと垂らすと最高です。日本酒は、冷やして飲むようなフルーティなタイプよりも、常温でも美味しく飲めるコクのあるタイプがおすすめです。
ポイント⑤ バーベキューのおつまみには「缶詰」が使い勝手良し!
青田:お酒ではないのですが、バーベキューのおつまみにぜひ持って行っていただきたいのがオイルサーディンなどの缶詰です。網の上に乗せて温めるといつもと違う雰囲気を楽しめるし、そのままでも食べられるので、炭に火が付くまでの間や、肉や海鮮が焼けるのを待つ間にももってこいです。もし食べなくても、そのまま持って帰れば良いので。手作りのものだと、余った時に持って帰るのに困ったりしますよね。そういった意味でも缶詰は使い勝手が良いと思います。
ソムリエ厳選! ピクニックやBBQにおすすめのお酒
■ボタ・ミニ メルロー|赤ワイン
“パックタイプのカリフォルニアワイン。フルーティな果実味で飲みやすい口当たりの赤。もちろんお肉によく合います。”
原材料:メルロー
生産地:アメリカ
■サンクリスピーノ・オーガニック ビアンコ|白ワイン
“同じくパックタイプのオーガニックワイン。冷やして飲みたい、酸味が爽やかなイタリアらしい味わいの白”
原材料:カタラット、インツォリア
アルコール度数:12%
生産地:イタリア
■シャリキン|焼酎
“炭酸があれば氷いらずで楽しめる優等生。BBQにはだいたいあるポッカレモンで簡単にレモンサワーが楽しめます”
原材料:さとうきび・糖蜜
生産地:三重県
■ルジェ クレーム ド カシス|リキュール
“これとオレンジジュースがあれば本格的なカシスオレンジが外でも楽しめます。瓶が重いので、あらかじめ水筒などの別の容器に移して持って行ったほうが良いと思います”
原材料:カシス、スピリッツ、糖類
アルコール度数:20%
生産地:フランス
■菊水 白スマートパウチ|日本酒
“味に定評のある菊水の便利なパウチタイプの日本酒。すっきりとした旨口は冷やしても常温でもおすすめです”
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
生産地:新潟
この方に選んでいただきました!
青田俊一さん
WEBデザイナーとしてアパレルショップ、インテリアショップでの勤務を経たのち、お酒好きが高じて2009年にイズミックに入社。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。ソムリエとしての豊富な専門的知識と鋭い嗅覚を生かして、現在はとっておきのお酒を扱うECサイト「On the Table」のバイヤーとしてモテ商品を発掘中。イエノミスタイルでは、「バイヤーズコラム」の執筆を担当。
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