ベルギービールウィークエンド2018名古屋はじまる! 開催初日に行ってみた。
名古屋の酒問屋イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回は家飲みから飛び出して、名古屋からスタートするベルギービールウィークエンド開催初日の模様をレポートします。
ベルギービールウィークエンド2018名古屋が始まる
今年で9回目の開催を迎えるベルギービールウィークエンドは、ここ名古屋を皮切りに横浜(5月17日~5月20日)、大阪(6月13日~6月17日)、札幌(6月22日~7月1日)、日比谷公園(8月9日~8月12日)、神戸(8月29日~9月2日)、東京(9月19日~9月24日)の全国6都市7会場にて開催されます。
ここ名古屋は今年で7回目の開催、もはやゴールデンウィークの風物詩となりつつあります。今回は118種類ものビールが楽しめるそうで、しかもそのうち43種類がベルギービールウィークエンド初登場。過去6回すべてに参加している私のようなマニアでも十分に楽しめる内容となっています。
コインが足りなくなった場合は追加で購入ができます。(追加コインは5枚で1,050円)
スタイルは11種類
ここはせっかくなのですべて制覇しちゃいましょう。
選んだのはリーフマンス・レッドベリー、チェリーをベースに18ヶ月熟成させた後、数種のベリー果汁をブレンドして造られたビールです。上品な甘みがあり、とてもフルーティーで飲みやすい味わい。アルコール度数も低いので1杯目にぐびっといくのにもってこいですね。色味もきれいなので写真映え間違いなし。1杯目のチョイスに迷ったらまずはこれです。コイン3枚です。
IPAと言えばイギリス発祥の伝統的なスタイルですが、近年ではアメリカンスタイルのほうが有名になってしまい、そもそもIPAってなんだっけと考えさせられてる今日この頃、さらにここにきてまさかのベルジャンスタイルが登場してしまってもはや何が何だかな感じですが、まあそこは美味ければ万事良しということにしておきましょう。
このヴェデットのIPAは以前バイヤーズレポートでもご紹介したビール。フルーティーなホップの香りと程よい苦みが心地よいです。アメリカンIPAほど重くはないので夏場でも飲みやすいのがいいですね。コイン3枚です。
このスペシャル・ビールに分類されているビールは個性的なタイプがたくさんあるので、ぜひいろいろとお試しいただきたいスタイルです。
トラピスト・ビールとは修道院内に醸造所を持つトラピスト会の修道院でのみ造られるビールです。この醸造所は世界に11カ所しかなく、うちベルギーには6カ所しかない貴重なビールです。
シメイといえば、レッドが有名ですが、このブルーは名古屋会場と横浜会場でしか飲めないということなので、迷わずチョイスです。濃厚な色合いですが、味わいはフルーティー。アルコールが9%とかなり高いのですが、心地よく飲めてしまうので、ある意味危険なタイプかもしれません。美味。コイン4枚です。
で、チョイスしたのはプリムス。プリムスはベルギーでもポピュラーなピルスナーで、爽快な飲み心地はやはり安定の味わいです。1杯目はやっぱり飲みなれた味が、という方はぜひ最初にどうぞ。コイン3枚です。
次はゴールデン・エールです。ゴールデン・エールはその名の通り、黄金色に輝くエールタイプのビール。アルコール度数が高めでコクのあるしっかりしたボディとほんのりフルーティーなホップの香りが特徴です。チョイスしたのは日本初上陸のラロガント。こちらは名古屋、横浜、日比谷の3会場でのみ楽しめます。ゴールデン・エールとしては少々苦みが際立ちますが、これはこれで飲みやすく仕上がっていて美味しいです。コイン3枚です。
チョイスしたのはトンゲルローのブロンド。ワールド・ビア・アワードにて世界一に輝いた経歴を持つビールです。こちらはアビィ・ビールにしては明るめの色合いで、口当たりもわりと軽めでほんのりフルーティー、修道院系のビールの中ではかなり飲みやすいほうだと思います。コイン4枚です。
チョイスしたのはレッド・ビールの定番ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ。ベルギーなのに名前がブルゴーニュとは不思議、と思って調べたところブルゴーニュ公国公女マリーにちなんで命名されているそうです。
こちらは今までの中で1番個性的、まるで赤ワインのよう赤褐色に、フルーティーな酸味と上品な甘み、ビールというよりワインのほうが表現的に近いような味わいです。この絶妙なバランスはほぼ芸術品。じっくりと味わって楽しみたいビールです。コイン3枚です。
チョイスしたのはサンフーヤン セゾン、ワールド・ビア・アワードで金賞を受賞したビールです。こちらはフルーティーなホップの香りに爽快な飲み口、コイン4枚です。
とにかく楽しもう
ちなみに飲む順番をほとんど気にしていなかったので、順番についてはまったく参考にはなりませんのでご容赦ください。レポートとしてはどうかと思いますが。おすすめの飲み順は最初は軽めにホワイト・ビールかフルーツ・ビール、次に定番のピルスナーか爽やかな味わいのセゾン・ビール。続いてゴールデン・エールからランビック、スペシャル・ビールで個性的な味わいを楽しみ、最後にレッド・ビール、IPA、トラピスト・ビール、アビィ・ビールのようなボディのしっかりしたスタイルに移行していくのがいいかなと思います。
めちゃキレイになります、これ。家に欲しいです。
ちなみに4人いればそれぞれで違うビールを頼めば、より様々なスタイルがお試しできますね。今年からグループセットとしてスターターセット4名分(前売り11,200円)が登場。1人当たり2,800円とちょっとお得になりますので、グループで行かれる方は事前にグループセットを購入して行かれるのがおすすめです。
前売りチケットの購入についてはこちら
このグラス、さりげにサイズ感も考えられていてかなり実用的。家飲みでも使えるのでぜひご活用いただければ。
ベルギービールウィークエンドでお気に入りのビールを見つけて、ぜひ家飲みでもお楽しみください。
※記事の情報は2018年4月27日時点のものです。
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