青空の下でワインを!イタリアからやってきたオーガニックなパックワインを飲んでみた。

世界的ブームのオーガニックワインが手軽に楽しめる、イタリア産パックワインをご紹介。

ライター:青田俊一青田俊一
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今回はイタリアからやってきたオーガニックワインをご紹介します。

イタリア産オーガニックワイン

行楽の秋。たまには青空の下でお酒なんていかがでしょう?
というわけで今回ご紹介するのは持ち運びに便利なお手軽サイズのパックワイン「サン・クリスピーノ・オーガニック」です。
サンクリスピーノ オーガニック
「サン・クリスピーノ・オーガニック」は地中海に浮かぶイタリア最大の島、シチリアのワインです。エミリア・ロマーニャ州で創業したイタリアで生産量2位のコーポラティブ(協同組合) であるチェヴィコ・グループ、イタリア最大のオーガニックワイン生産者のカンティーナ・ロンコ社、そしてシチリアきっての大手コーポラティヴ、コロンバ・ビアンカとのコラボレーションから産まれました。名前にオーガニックとあるようにEUオーガニック認定を取得したオーガニックワインとなります。畑のあるシチリアの南西部は風土的にブドウの木の健康維持に最適で、害となる昆虫や菌類、カビがほとんどないそうで、伝統的な有機栽培で高品質なブドウを収穫できるそうです。また地域的にもテッレ・シチリアーネIGTに選ばれていることからも、収穫されるブドウの品質をうかがい知ることができます。

とまあ薀蓄はさておき、お楽しみの試飲タイムにいきたいと思います。

飲んでみた。

サンクリスピーノ オーガニック ビアンコ
サン・クリスピーノ・オーガニックはビアンコとロッソの2種類ということで、まずはビアンコから。
ビアンコはシチリア固有の品種カタラットとギリシャから伝わったとされる品種、インツォリアを使用しています。インツォリアはティラミス作りで使われるお酒、マルサラにも使われる品種です。ちなみにインツォリアはトスカーナではアンソニカと呼ばれてます、豆知識です。イタリアならではの品種を使ったイタリアらしい味わいの個人的に大好物のタイプだと思われます。

注ぐと綺麗なゴールドの色合いに甘くトロピカルな香り。口に含むと、フルーティーな果実味と爽やかな酸味、後味は少しドライな印象。定石通り白身魚にベストマッチ、酸がとても爽やかなのでちょっと脂っぽい料理にも合わせられそうです。個人的には鶏の唐揚げかな。食中酒としてかなりの優等生さんですね。キンキンに冷やすとすこすこいけると思うので、いくらでも飲めます。思った通り好きなタイプでした。
サンクリスピーノ オーガニック ロッソ
お次はロッソのほうです。ロッソはシラーとメルローの黄金コンビ。シラーといえばフランスのローヌやオーストラリアが有名ですが、ここシチリアでも生産が盛んな品種です。シチリアのシラーは力強い果実味が特徴です。

注ぐと輝きのあるやや濃いめの赤色に、少し酸味を感じる香り。口に含むと力強い果実味にスパイシーなニュアンス、タンニンはほどよく余韻は思いのほか控えめな印象。これはワイルドに肉が食べたくなります、塩胡椒でシンプルに味付けした赤身肉が。バーベキューで抜群に活躍すると思います。

お値段的にお手ごろ価格で、かつオーガニック、味わい的にも白も赤もバランスよく仕上がっていてコスパよしです。家飲みに、バーベキューに、ピクニックのおともにとこの秋大活躍しそうなワインですね。ぜひ青空の下で美味しい秋の味覚といっしょにお楽しみください。

サン・クリスピーノ・オーガニック ビアンコ【商品概要】

  • 産地:イタリア シチリア州(IGTテッレ・シチリアーネ)
  • 品種:カタラット、インツォリア
  • アルコール度数:12.0%
  • 容器 / 容量:パック / 500ml
  • 参考小売価格:700円(税別)
  • 輸入元:アグリ

サン・クリスピーノ・オーガニック ロッソ【商品概要】

  • 産地:イタリア シチリア州(IGTテッレ・シチリアーネ)
  • 品種:シラー、メルロー
  • アルコール度数:13.0%
  • 容器 / 容量:パック / 500ml
  • 参考小売価格:700円(税別)
  • 輸入元:アグリ
※記事の情報は2018年10月8日時点のものです。
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