「フーデックス ジャパン 2019」で占う、次に流行るお酒・おつまみはこれ!
アジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN」が今年も開催。早速、編集部員が会場に潜入し、これから来そうなモノを家飲み目線で探してきました!
「食の最新情報」が世界から集まる、アジア最大級の食品・飲料展示会
“食”にかかわる最新情報が集結すると言われているこのイベントに、今回編集部が潜入取材。 家飲み的目線で見つけた「これ次に来るんじゃない?」という注目アイテムをご紹介していきます!
女性を意識したお酒が目立った国内ゾーン
次に目に留まったのが、オリエンタルな雰囲気の女性のイラストが描かれたボトル。
さらに進んでいくと、ひときわ多くの人で賑わっているブースがありました。青森県弘前のりんごで作られたお酒「シードル」の試飲PRを行っているようです。なかでも気になったのが、もりやま園の「テキカカシードル」というユニークなネーミングのもの。これまで摘果のために捨てられていた小さな未成熟のリンゴを利用して作られたシードルなんだそう。今回の試飲ではサーバーから注いで提供してくれたのですが、これが甘くなくて、すごく爽やか! ビールのようにゴクゴク飲めて、これなら色んな食事と合わせられそうです。もうひとつ出展者の方が試飲をすすめてくれたのが、弘前シードル工房Kimoriの「キモリシードル グリーン」。冬の間寝かせて甘さを引き出したという春限定の味なんだそうですが、こちらのほうはまろやか。りんごの果実感がそのまま残っている感じで、これもとても美味しかったです。
様々な「お国柄」が見えて楽しい海外出展ゾーン
世界の多くの国で飲まれているビールですが、その中でも特に気になったものをいくつか。
ビールの本場ベルギーのブースでは、なんと日本人醸造家がベルギーで造るビールが出展。「欧和醸造所」というブルワリーで、今井礼欧さんという方が造っているのだそうです。ブースカウンターには、和食、特に醤油との相性を考えて造られた「欧和」シリーズや、ベルギーの一部地域にしか棲息しない野生酵母を発酵させ、和のテイストを加えたという「和製ランビック」シリーズが並んでいました。
北欧・フィンランドからは「クッコ(kucco)」というブランドが出展。オシャレで洗練されたパッケージデザインが目を引きますが、実はこのビール、大麦とホップで作られた「グルテンフリービール」なんです。グルテンフリーでありながら、エール、ラガー、ピルスナー、IPAをはじめ、味わいのバリエーションは豊富。しかもこれらのビールは全て、風力・太陽光発電による電力で製造されているとか。ヘルシー&エコ・コンシャスなイメージの強いフィンランドですが、ビール造りにもその意識の高さが表れているようです。
「サクラアワード」受賞ワインの試飲コーナーも!
ブースに設けられた試飲コーナーでは、栄冠を勝ち取った受賞ワインを味わうことができるようになっており、多くの来場者で賑わっていました。今後、一般の酒販店などでも「サクラアワード」のメダルロゴが入った受賞ワインを見かけるようになると思いますので、ぜひ皆さま手に取ってみてください。
パンチの効いたおつまみやフードも目白押し!
もう1つ、酒好きの心をくすぐりそうなアイテムとして目に留まったのが、熊本のからし蓮根専門店・高見商店が開発した「れんこんチップス」。生のからし蓮根だと日持ちの問題もあってなかなか手を伸ばしづらいですが、チップスになっていると手軽です。からし蓮根ならではのツーンとした香りがそのまま楽しめます。一般販売もしているようなので、ぜひ焼酎に合わせていただきたいなと思いました。
その他にも、長野・マルス信州蒸溜所で製造しているウイスキー「ツインアルプス」で風味付けしたレトルトカレー(本坊商店)など、お酒ファンなら思わず振り向くような食品が目白押し。また食品だけでなく、食のビッグデータから食卓トレンドを分析する「クックパッド」のPRブースが設置されるなど、FOODEXはまさに「食の最新情報」が集結する空間でした。
※記事の情報は2019年4月4日時点のものです。
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