酒好きほぼ100人に聞いた「世界遺産にしたい酒」は?
お酒に関連した世界文化遺産は世界中に多数ありますが、あなたはいくつ知っていますか? 酒好きほぼ100人に、世界遺産にしたい日本の酒文化についてもアンケート。果たして結果は…?
ちなみに酒関連の世界文化遺産も海外に多数あります。あなたはいくつご存じでしょうか? 今回の、酒好きほぼ100人に聞く「酒飲みのミカタ」は、世界文化遺産に認定されている酒についてお聞きしました。
世界遺産「和食:日本人の伝統的な食文化」は7割が認知
・フランス ボルドーのサン・テミリオン地区の歴史的建造物とブドウ畑(1999年)
・ポルトガル アルト・ドウロ・ワイン生産地域(2000年)
・ハンガリー トカイワイン産地の文化的景観(2002年)
・イタリア オルチャ渓谷の美しい景観(モンタルチーノなど著名なワイン産地がある 2004年)
・メキシコ リュウゼツラン景観とテキーラ村の古式産業施設群(2006年)
・スイス ラヴォー地区の葡萄畑(2007年)
・ジョージアの クヴェヴリ(土中の甕で醸す伝統製法)によるワイン文化(2013年)
・イタリア ピエモンテの葡萄畑の景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート(2014年)
・フランス シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ(2015年)
・フランス ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ(2015年)
・ベルギー 多彩なベルギーのビール文化(2016年)
・日本 和食:日本人の伝統的な食文化(2016年)*酒も一部含まれると考えリストアップしました
・イタリア プロセッコ・ディ・コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネの丘の丘陵(イタリアの発泡性ワイン産地 2019年)
*( )の年号は登録年
選定のポイントは「多様で新鮮な食材と素材の味わいを活用」「バランスがよく、健康的な食生活」「自然の美しさの表現」「年中行事との関わり」です。ちなみに11月24日は「和食の日」です。
「麹を利用した日本の発酵食品文化」を世界遺産に
続くのは「琉球の泡盛と古酒づくりの文化です。泡盛は琉球王朝が長く古酒を育んできました。独特の「仕次ぎ」という熟成の仕方は、今、一般の民間の愛好家たちに引き継がれています。
たくさんの蒸溜所があり、必要なモルト原酒を外部から調達できたスコットランドと異なり、日本ではすべてのモルト原酒を自社でつくらなければなりませんでした。ジャパニーズウイスキーが世界的に高く評価されるようになった理由のひとつと言えましょう。
「スコットランドのウイスキー蒸溜所群」を世界遺産に
『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。
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