【2021年まとめ】お酒のプロが注目した商品ランキングBEST5
本サイト「バイヤーズレポート」で流行りそうなお酒を紹介してくれている酒類卸イズミックの青田さんが、今年特に心に残ったお酒をランキング形式で振り返ります!
5位|【レモンサワーの素】サワー専用 爆レモン
今年も家飲みの機会が多い1年だったので割って飲む系の商品にはとてもお世話になりましたが、中でも特にこのレモンサワーの素は衝撃的でした。割って飲む系の商品の需要は続いていくと予想されますが、その分さらに競争が激化してくることは必至。今後もこの「サワー専用 爆レモン」のような振り切ったコンセプトの個性的な商品の登場を期待したいと思います。
4位|【RTD】The CHOYA 梅プレッソ & The CHOYA 梅星プレッソ
手軽に楽しめるRTDも家飲みで大活躍の1年でした。こちらは2020年から発売されていましたが、家飲み需要の高まりもあってかじわじわ人気となってきた商品。RTDとしてはちょっぴりお高めですが満足感も高く、ちょっといいものを飲みたいという流れを実感できる商品でした。
コロナ禍以前はアルコール度数の高さに重きをおいたものが主流でしたが、ここにきて味わいにこだわった商品が増えてきているのは嬉しい流れ。多様化していくRTDは今後も要注目です。
3位|【日本酒】果月
「果月」は果実の香りにこだわった革新的な日本酒。これが本当に見事に再現されていて、あらためて月桂冠の技術力の高さに驚かされました。
日本酒というと今は小さな蔵の奮闘のほうが注目されることが多いような気がしますが、このように大手の蔵も立て直しのため様々なチャレンジをしています。ここ数年での技術の進歩もめまぐるしく、今までになかったタイプの新しい日本酒の出現もこれからの楽しみになりそうです。
2位|コアペ レクリプス
ドメーヌ・コアペという超一流ワイナリーが手掛けたエントリーモデルですが、2,000円以下でここまでクオリティの高いワインが楽しめるとは驚きでした。このワインの特徴はなんといってもグロ・マンサンという地ブドウを使っている点。
これまではカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネといった誰もが知るメジャーな国際品種がもてはやされてきた感がありますが、今ヨーロッパではテロワールを大事にした結果、地ブドウに回帰する流れがあるのだそう。地ブドウは聞き馴染みのない品種がほとんどなのですが、そこにまた面白さがあるので来年もコツコツ発掘していきたいと思います。
1位|【ワイン】フランシス・コッポラ ダイアモンド・コレクション
この「フランシス・コッポラ ダイアモンド・コレクション」のワイナリーを設立したのはご存じゴッドファーザーなどの映画を手掛けたコッポラ監督。これがカリフォルニアワインらしい非常に素晴らしい味わいなのですが、エントリーモデルでもそこそこのお値段がしたわけで、おいそれと飲めるものではなく。それが缶ワインでお手頃なお値段になったからこそ手に取りやすくなったというのが最大のポイントでした。
最近、今まで外食にかけていた費用をそのまま家飲みで使えばワンランク上のお酒が楽しめる、ということに気付いてしまいました。その結果、ちょっといいものを家飲みで楽しもうということにしたのですが、このような缶ワインだとさらに気軽に手に取れるので嬉しいところ。
高級路線のスーパーの売り場に行くと缶ワインがかなり並んでいたりと、まだまだこれからも品数は増えていくことが予想されるので、手軽に楽しめる缶ワインは今後も注目したいところです。
おうち時間が増える今、家飲みはせっかくなら最大限楽しみたいもの。いつもより″ちょっといいもの”で楽しい家飲みのお手伝いができるよう、2022年も目新しい商品をご紹介していきたいと思います。
それでは皆さま、良いお年を。
※記事の情報は2021年12月30日時点のものです。
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