キュウリってどんな風にアテにしてる?
夏野菜の代表格、キュウリ。爽やかな香りと歯ざわりの良さでおなじみですね。みなさんは家で、どんなふうにつまみにされていますか? 今回はお酒好きのフードライター、白央篤司さんのキュウリつまみあれこれをご覧いただきます。
我が家の定番「キュウリ付け合わせ味噌」
うちでも「キュウリ×味噌」は定番なんですが、味噌にちょっとひと手間します。酒、みりんを1:1で加えて全体をトロッとさせ、醤油ちょいにごま油数滴でしっかり混ぜ合わせて、我が家のキュウリ付け合わせ味噌のできあがり。
ディップ感が増すのでキュウリにからみやすくもなり、味に奥行きも生まれます。辛いのが好きなら、ここに一味や七味、あるいはコチュジャン少々を加えても。あ、花椒なんかもいいですよ! まとめて作っておいて、その日の気分でトッピングしても楽しいし。おろしショウガなんかを入れてもいい。
青くささをなくすなら「キュウリのシラス海苔和え」
味噌やバーニャカウダのニンニクソースなんてのは、キュウリの青い香りとよーく合うもの。個性の強いもの同士が口の中で交じり合って、それを酒でキュッと流す…ってのがいいわけです。
ピーラーで皮をむいたら軽くたたいて乱切りにし、シラス、もみ海苔、醤油にごま油を加えてよく和え、ナムル風にして食べる、なんてのが私は好きで。
【キュウリのシラス海苔和え】
材料
- キュウリ 1本
- ▼(A)
- ・シラス 大さじ2~3
- ・薄口醤油 小さじ1
- ・ごま油 小さじ2/3
- ・もみ海苔 適量
- ・塩 ひとつまみ
作り方
- キュウリは皮をむき、めん棒などで軽くたたいて乱切りにする。
- ボウルなどに①、(A)を入れてよく和える。
これ、海苔じゃなくて塩昆布でもおいしいですよ。辛いのが好きな方はラー油をちょい加えても。皮をむいて、さっぱりと淡い味わいになったキュウリ、意外や濃いものと相性いいのが面白いところです。
シンプルで飽きの来ない「キュウリのスライスチーズのせ」
キュウリとチーズ、サンドイッチではたまにやるけど、単体でおつまみにしたことはなかったな。何度か作ってみました。
【キュウリのスライスチーズのせ】
材料
- キュウリ 適量
- ナチュラルチーズ 適量
- 黒こしょう 適量
- オリーブオイル 適量
作り方
- よく冷やした皮つきのキュウリをななめにスライス。
- ナチュラルチーズを同じぐらいの大きさに切って重ねる。
- 黒こしょうをひいて、オリーブオイル少々をかけて、完成。
それぞれもっと長めに薄く切って、巻いてもいいですね。
手に入る方はぜひ、お試しください。
元・居酒屋のご主人おすすめ「キュウリのきんぴら」
すると「キュウリなら、きんぴらにしてもうまいんだよ」と元・居酒屋のご主人からリプライが。おおー、きんぴらには今までしたことなかったなあ。善は急げ、自己流でやってみました。
【キュウリのきんぴら】
材料
- キュウリ 1本
- サラダ油 小さじ1
- ▼(A)
- ・酒、みりん 各大さじ1/2
- ・醤油 大さじ2/3
- ・刻み唐辛子 適量
作り方
- キュウリを細切りにする
- フライパンに油をひいて中火にかけ、1、(A)を入れて炒める
- 水分があらかた飛んだら完成。
キュウリの青い感じ、甘辛い醤油味に合うもんですね。いいアテになるし、ごはんのおかずにもよさそうです。
キュウリは種のところが水気を多く含んでいるようなら、取り除いてから炒めてください。このときはさほどでもなかったので、除かずそのまま炒めています。Hさん、いい情報をありがとうございました! 感謝です。
ビールによく合う!「キュウリと豚肉のピリ辛炒め」
私は先日、豚肉とピリ辛炒めにしました。上の写真は塩こしょうで下味をつけた豚肉を炒めて、キュウリを加えて、酒、ナンプラー、刻み唐辛子で炒めたもの。ビールによく合う、いいつまみになりましたよ。
加熱すると、食べられる量がグンと上がるのも嬉しいところ。最近、キュウリを使い切れなそうなときは、悪くなる前にどんどん炒めています。
さて、キュウリつまみがたくさん出来あがりました。そろそろ本格的に飲み始めましょうかね。どうぞみなさん、今宵もよいイエノミタイムを!
※記事の情報は2022年8月10日時点のものです。
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