使い勝手抜群! ブロッコリーが主役のアテ3品

1年中手に入る、使い勝手のいい野菜「ブロッコリー」。普段のおかずはもちろんのこと、味付けに工夫をすれば、お酒のおつまみとしても大活躍してくれるのです。お酒好きのフードライター白央篤司さんが、ブロッコリーを主役に据えたおつまみを3品(+おまけにもう1品)教えてくれました。

ライター:白央篤司白央篤司
メインビジュアル:使い勝手抜群! ブロッコリーが主役のアテ3品
ブロッコリーって香りがよくて、うま味が濃くて、使い勝手のいい野菜だなあと思います。お弁当の彩りに欠かせないという人も多いのでは? そんなブロッコリーを今回は主役に据えて、おつまみにして楽しみましょう。

今回使うブロッコリーですが、小分けにして、あらかじめゆでるか、耐熱容器に入れてラップをかけレンジでチンしたものを用意してください。

レンジなら100g(小房に分けて4~5個ぐらい)を500wで3~4分目安で。ゆでる場合は熱湯に2分ほど入れて、ざるにあげてそのまま粗熱がとれるまで置いてください。
 
冷凍ブロッコリー
小分けにするのが面倒な場合は、冷凍ブロッコリーが便利ですよ。すぐ使えるのがありがたく、私は常備しています。
 
切り目を入れたブロッコリー
ブロッコリーは小さめのひと口大を目安に。大きなものは半分に切ってください。その場合、下から切り目を入れて手で裂くと、緑の部分が散らず、無駄なく食べられます。

1品目|ブロッコリーのジンジャーアンチョビ和え

1品目|ブロッコリーのジンジャーアンチョビ和え

材料

  • ※1人前   
  • ブロッコリー 5房(100g程度)
  • アンチョビペースト 小さじ1
  • しょうが 5g
  • 白ワイン 大さじ1
  • サラダ油 小さじ1
  • 塩こしょう 少々

作り方

  • しょうがは皮付きのままサッと洗い、水気をふいて粗みじんに切る。容器に白ワインとアンチョビペーストを入れてよく溶いておく。
  • フライパンに油をひいて中火にかけ、しょうがを入れてしばし熱し、ブロッコリーを加えて軽く炒める。
  • ①で溶いておいた白ワインとアンチョビを加えて全体によく和え、塩こしょうをふる。
このレシピ、アンチョビだけでも、しょうがだけでも成立するのですが、双方を使うとちょっと洒落た味わいになって、お酒を選ばずつまみとして活躍してくれますよ。私は日本酒とやるのが好きです。イエノミじゃなくなりますが、お弁当のおかずにも。

2品目|ブロッコリーのナンプラーバター炒め

2品目|ブロッコリーのナンプラーバター炒め

材料

  • ※1人前   
  • ブロッコリー 5房(100g程度)
  • 赤ピーマン 15g
  • ナンプラー 小さじ1
  • バター ひとかけ(8g程度)
  • 大さじ1
  • サラダ油 小さじ1/2

作り方

  • 赤ピーマンは幅1㎝程度にスライスして、ブロッコリーは食べやすい大きさに切り分けておく。
  • フライパンに油をひいて中火にかけ、ブロッコリーと赤ピーマンを軽く炒める。
  • バター、酒、ナンプラーの順に入れて、バターが溶けたら全体をよく和える。
ナンプラーとバター、意外に相性がよくて、どんなものでも強力に「アテ化」していきます。そして気づいている人もいるかもですが、赤ピーマンは彩り要因です…。いや、ブロッコリーだけでやったら、先のアンチョビのとほぼ同じルックスになったので、急遽入れてみました。なくてもいいですが、あるとやっぱりきれいですね。パプリカでも。

3品目|ブロッコリーと鶏のカレーマヨ和え

3品目|ブロッコリーと鶏のカレーマヨ和え

材料

  • ※1人前   
  • ブロッコリー 70g
  • 鶏モモ肉 70g
  • サラダ油 小さじ1/2
  • マヨネーズ 大さじ1と1/2
  • カレー粉 小さじ1/3程度
  • 塩こしょう 適量

作り方

  • 鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩こしょうしておく。
  • フライパンに油をひいて中火にかけ、鶏肉を焼く。
  • 鶏に火が入ったらブロッコリーを加え、マヨネーズも入れて全体をよく混ぜる。
  • 火を止めてカレー粉を振り、全体を和える。 
カレー粉とマヨネーズの食欲をそそる香り、ブロッコリーと実によく合うんです。強烈な味つけに負けない個性があるなあ、としみじみ。これはうちの母の得意料理で、私の小さい頃の大好物でした。今はビールと楽しんでいます。

おまけ|疲れてるときの簡単ブロッコリーおつまみ

おまけ|疲れてるときの簡単ブロッコリーおつまみ
今回はすべて火を使う料理でしたが、どーにも疲れてるときは、耐熱容器にギュッとブロッコリー5房ぐらい詰めてレンジにかけ、熱々のところに温泉玉子落としてめんつゆ(3倍濃縮)ちょい、七味かけて軽く混ぜるとね、なかなかいいつまみになりますよ。

だんだん年末が近づいてきて、せわしなくもなってきますな。今年の冬はさて厳しいかどうか。みなさまどうぞ、ご自愛ください。

ではまた、来月。

※記事の情報は2022年10月25日時点のものです。
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