酒好きほぼ100人に聞いた「え、そうだったの!?」酒類統計びっくり度
酒類の統計を見ていると、ときどき「へぇ~」と思うようなデータを見つけることがあります。今回の酒好きほぼ100人に聞く酒飲みのミカタは、そんなデータから4つをピックアップ。酒好きの皆様のびっくり度を聞いてみました。
2024年にはワインと日本酒の消費量が逆転する?
一方、まだ日本酒のほうが多かったのかと驚いたという方からは、「スーパーやコンビニの棚にはワインのほうがたくさんあり、すでにワインのほうが多いと思っていた」「周りを見ても日本酒を飲んでいる人はいない」などの意見がありました。
\酒好きの声/
・ワインの伸びより日本酒の減り方に驚きました、そんなに減っているとは思いませんでした。
・國酒の減少は残念ですし、米農家の減少にも歯止めがきかなくなると思います。
・ワインを揃えている飲食店の方が圧倒的に多い気がしているので納得です。でも日本の伝統文化なので、もっと気軽に楽しめるといいなと思います。
・ワインは安くてうまい!みたいな商品の宣伝をうまくしているが、日本酒はいまだプレミアム酒がうんぬん、みたいな話題が多く、低価格で美味しいお酒の発掘、発見、宣伝をしていないと思う。
・価格や味、日常生活への親近感からしてこの結果は想像できる。いい日本酒はおいしいが、それなりの価格なので特別な日のものでしかない。
・日本酒メーカーは海外やインバウンドの方ばかりを見て、また人気の蔵元は一部の地酒専門店を見て皆がお酒を買っているところと取引をしない。
日本でワインがよく飲まれている地域はどこ?
・首都圏にはリーズナブルでワインをお洒落に提供する店舗が多いと思います。その影響で自宅でも手軽に安価なワインを楽しんでいるのかも。
・首都圏の飲酒平均年齢が地方より若いから日本酒以外が多く消費されるのは当然と思う。
・首都圏は飲食店が多く、ワインを提供する店の割合が高いですよね。スーパーでもワインフェアを頻繁にやっていて500円前後で世界のワインが手軽に購入できます。
・ワインの消費量の80%を20%のコアな飲み手が消費していると考えると妥当。フレンチレストランの数も欲しいワインの手に入りやすさも断然。和食屋、蕎麦屋、焼鳥屋にいたるまでワインがあります。
所得と外食費は比例する?
・私が営むワインバーの客単価は5600円で、5年前より1000円上がりました。お客様はまさに上位20%の高所得層の方々とはっきり感じます。
・所得が下がるほど平均年齢が上昇しているのは興味深いです。所得5の団塊JRあたりの10年後の所得がどうなるか、徐々に体が動かなると外食する頻度がどうなるか。頑張って稼ぐ人は、どんどん外食でお金を回してもらえればいいですね。
外飲み支出が多いのはどんな人たち?
・独身時代は一人でふらりと飲みに出ることも容易だった。結婚という制度は少なくとも飲酒に関しては巨大な手かせ、足かせのようなものだ。
・子育て世代は教育にお金がかかるので、外飲みから遠ざかることがよくわかりました。
・30代の息子が2人いますが、食費にお金をかけていると言われるとホッとします。ジャンクフードで簡単に済ませてしまうのは心配ですね。健康が一番なので外食を楽しむ30代はいいと思います。
【調査概要】
調査期間:2023年7月28日~8月2日
有効回答:158名(酒好きな人)
調査方法:インターネットアンケート調査
※記事の情報は2023年9月21日時点のものです。
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