寒い季節においしさ際立つ! 具材3つで楽しむ小鍋のおつまみ3品

寒くなってくると出番が増える“お鍋”。大人数でワイワイ食べるのもいいですが、小鍋をアテにひとり飲み、なんて大人ならではの贅沢です。フードライターの白央篤司さんが、お酒と味わう3種の小鍋おつまみレシピを教えてくれました。

ライター:白央篤司白央篤司
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最近、小鍋にハマっています。深さ5cmぐらい、直径17~18cmぐらいの1人前の鍋。あまってる材料を適当に刻んで放り込み、卓上コンロにかけて、煮えたらぽん酢などでいただく。

あまりものを水で煮ているだけなのに、小鍋でやるとなぜかもうそれだけで楽しく、煮えごろを待つときの一杯がたまりません。今回は「小鍋でつまむ」をテーマに、ちょっといい組み合わせをご紹介します。

1品目|さばと白菜のぽん酢鍋

さばと白菜のぽん酢鍋

材料

  • ※1人前  
  • さば水煮缶 1缶(100g~120g程度)
  • 白菜 100g
  • しょうが 1/2片
  • 200ml
  • 大さじ2
  • ぽん酢醤油 適量

作り方

  • 白菜は食べやすい大きさに切り、しょうがは細切りにする。
  • 鍋にサバ缶を汁ごと空け、水、酒、白菜、しょうがを入れて煮て、ぽん酢醤油でいただく。
小鍋の場合、「具材は3つぐらいまで」にしたほうが作りやすく、味もまとまりやすいです。この鍋でいえばしょうがも薬味というより具材。細切りにしてたっぷり加えるとおいしいですよ。日本酒か焼酎のお湯割りなんてのを合わせたいところ。

2品目|キャベツとウィンナーの洋風鍋

キャベツとウィンナーの洋風鍋

材料

  • ※1人分  
  • キャベツ 120g
  • ウィンナー 4本
  • ミニトマト 4~5個
  • 200ml
  • 鶏がらスープの素 小さじ1と1/2

作り方

  • キャベツは食べやすい大きさに切る。ウィンナーは3か所ぐらいに切り込みを入れ、ミニトマトは半分のところに切り込みを入れる。
  • 鍋に①、水、鶏がらスープの素を加えて、キャベツが柔らかくなるまで煮る。
キャベツ、ウィンナー、トマトのいい出汁を楽しむ鍋です。ワインもいいけど、意外と日本酒のアテになるんですな、これが。あればぜひ、あらびきコショウでアクセントをつけてください。つまみ感がグッと増しますよ。ディジョンマスタードはもちろん、和がらしも合います。シメはとろけるチーズと雑炊風にするのはどうでしょう。

3品目|牡蠣とほうれん草のカレー風味鍋

牡蠣とほうれん草のカレー風味鍋

材料

  • ※1人前  
  • 加熱用牡蠣 5~6粒
  • ほうれん草 2~3株(80g程度)
  • 長ねぎ 50g
  • 200ml
  • めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1と1/2
  • カレー粉 小さじ2

作り方

  • 牡蠣はざるに取り、大さじ1ぐらいの塩をまぶして全体によく混ぜ、流水でしっかり洗い、水気を切っておく。
  • ほうれん草はサッと下ゆでして、粗熱がとれたら水気をしぼっておく。長ねぎはななめ切りにする。
  • 鍋に水、めんつゆ、カレー粉を入れてよく混ぜてから沸かし、牡蠣を入れて2分煮る。ほうれん草、ねぎを加えてさらに煮る。
この鍋だけは下準備がわりと多いのですが、手間をかけるだけのおいしさがあります。黒七味を持ってる方はぜひ仕上げにふってください! よく合いますよ。牡蠣から塩気が結構出るのですが、もし薄ければ醤油少々を足してください。あったかい部屋でこの鍋をやりつつ冷たいビール、なんてのが最高なのです……!

もうすぐ12月、今年も終わりに近づいてきました。お忙しい方も多いでしょうね。私の周囲、最近風邪をひく人が多発中。どうか皆さん、体調お気をつけて。ではまた、来月会いましょう。

※記事の情報は2024年11月26日時点のものです。
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