お酒好きにおくる、お餅の簡単おつまみアレンジ3品

どんな味つけもどっしりと受け止めてくれるお餅は、おつまみアレンジにもぴったり。こんがり焼いて塩味の効いた食材を絡めながらいただく「お餅のおつまみ」3品を、フードライターの白央篤司さんが教えてくれました。

2025.01.28

今年はじめのごあいさつ、なのですが1月もじきに終わり。もう「明けまして…」というタイミングでもないですね（笑）。2025年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

ところでみなさん、お餅は食べ切りましたか？　お雑煮やお汁粉で使い切れなかった分、つまみ作りにまわしてみるのはどうでしょう。私はこんな組み合わせで、餅を酒の肴にしてますよー。

1品目｜すじこ納豆餅

餅1個をこんがり焼きまして、タレと混ぜた納豆1パック、すじこ適量を一緒に合わせるだけ。コクのあるすじこと納豆の香りを、焼き餅によーくからめながら味わってください。

よく膨らんだところを割って、中に詰めてもいいですよ。よく冷やした日本酒、あるいは焼酎のオンザロックと合わせるのが私は好きですねえ。すじこ納豆、ごはんのおかずや細巻きしてにも抜群にいいので、お試しください。

2品目｜いかキムチ餅

こちらも簡単！　よく焼いた餅を半分に切って、いか刺しと白菜キムチを1:1ぐらいでのっけて、ごま油少々をかけ、いりごまぱらりで完成です。

キムチの発酵感といかのねっとりを、餅にからめながらどうぞ。ポイントはごま油！　全体に油がまわるようにして、和えるようにすると味にまとまりが出ます。キムチの塩気が薄ければ醤油をちょっとたらしてください。

ビールやチューハイなどにいいのはもちろん、私はにごり酒なんか合わせたくなるんですよ。いかと餅って、じんわりした甘みがあるじゃないですか。そこにキムチの酸味が絡み合う感じ、にごり酒独特のふくよかでワイルドな飲み口で洗いたくなるというか。なーんて、主観的もいいとこですが（笑）。

3品目｜じゃこと黒ごまマヨ餅

さて、最後はいちばん簡単。

こんがり焼いた餅を4等分に切って、全体に軽くマヨをぬり、ちりめんじゃこ山盛り大さじ1ぐらい加えて、黒ごまをふればもう完成です。

ちりめんじゃこの塩気、マヨの酸味、黒ごまの香ばしさが焼き餅によくあって、いいスナックになるんですよ。チューハイやハイボールのアテにつまんでほしいです。

今年も飲み過ぎには注意しつつ、楽しいイエノミライフを送りたいですな。ではまた来月、お目にかかります。

※記事の情報は2025年1月28日時点のものです。