具材と味付けでおつまみ感アップ! アテな汁もの3品

スープや汁ものは、ごろっと食べごたえのある具材を入れ、味付けにパンチを効かせることでお酒のお供としても楽しめます。体がじんわり温まる「アテな汁もの」のレシピを、フードライターの白央篤司さんに教えていただきました。

ライター:白央篤司白央篤司
メインビジュアル:具材と味付けでおつまみ感アップ! アテな汁もの3品
さあ12月も下旬に入りました。イエノミスタイル読者のみなさん、休肝日を作れない日々をお過ごしじゃないでしょうか。私も同様です(笑)。年の暮れの飲みって、なんか特別感があって楽しいですねえ。

さて今回は「アテな汁もの」なんてテーマで考えてみました。つまみになる汁にスープ、寒い時期にぜひ作ってみてください。

1品目|いわしとキムチのしょうが風味汁

いわしとキムチのしょうが風味汁

材料

  • ※1人前  
  • いわし水煮缶 1個(150g)
  • 白菜キムチ 50g
  • 200ml
  • 春雨(乾燥) 8g程度
  • 大さじ1
  • 醤油 大さじ1/2
  • おろししょうが 小さじ1
  • 刻み青ねぎ 少々

作り方

  • 鍋にいわし水煮缶を汁ごと入れ、キムチ、水、酒、醤油、おろししょうがを入れて一度沸かす。
  • 戻しておいた春雨を入れて中火にして2分煮る。
  • うつわに盛って、青ねぎを散らす。
いわしとキムチのだしでコツ要らずにおいしい汁ものが出来ますよ。作りたてを冷え冷えのビールと合わせてどうぞ。好みでごま油をちょっとふってもおいしいです。今回、量的にはすべて1人前ですが、つまみとしては2人前程度あります。

2品目|芽キャベツとベーコンの豆乳スープ

芽キャベツとベーコンの豆乳スープ

材料

  • ※1人前  
  • 芽キャベツ 4個
  • 厚切りベーコン 60g
  • 調整豆乳 200ml
  • 鶏がらスープの素 小さじ1
  • 小さじ1
  • ラー油 少々

作り方

  • 芽キャベツはタテ半分に切り、ベーコンは1.5cm幅に切る。
  • フライパンに油をひいて、芽キャベツの切った面を下にして入れ、ベーコンも加えて中火にかけ、2分ほど焼く。
    芽キャベツとベーコンを焼く
    芽キャベツに焼きが軽くついて、ベーコンがこんがりすればOK!
  • 豆乳、鶏がらスープの素を加えて火を弱め、芽キャベツが柔らかくなるまで5~6分程度煮る。
  • うつわに盛ってラー油少々をたらす。
クリーミーな味わいをピリッと引きしめるラー油が味のポイントになります。意外とこれ、燗酒のつまみにいいんですよ。好みで黒こしょうをふってもおいしい。芽キャベツでなく、カリフラワーやブロッコリーでやるのもおすすめ。味変でカレー粉ちょっとふってもいいですね。

3品目|かぼちゃと豚肉のにんにく味噌汁

かぼちゃと豚肉のにんにく味噌汁

材料

  • ※1人前  
  • かぼちゃ 120g
  • 豚ばら肉 70g
  • いんげん 5本
  • 味噌(辛口) 大さじ1
  • 醤油 小さじ1
  • おろしにんにく 小さじ1/3
  • 200ml

作り方

  • かぼちゃ、豚肉はひと口大に切る。いんげんは3等分に切る。
  • 鍋に①、水を入れて一度沸かし、中火にして煮る。5分ぐらい煮たところで、かぼちゃに竹串を刺して、スッと通れば火を止める。まだ固ければあと1~2分煮る。
  • 鍋に味噌を溶かし、醤油を加えてひと混ぜする。
  • うつわに盛っておろしにんにくを添え、食べるときに混ぜる。
かぼちゃの甘みとにんにくの香り×味噌、よく合うんです。焼酎のロックやお湯割りとぜひ合わせてみてください。味噌は辛めで濃い茶色のものがおすすめです。私はこの汁、元気出したいときにもよく作っています。

さあ、2024年もあとわずか。飲み過ぎには気をつけながら、年末年始の酒卓を楽しみたいですな。皆さま、どうぞ良いお年を!

※記事の情報は2024年12月24日時点のものです。
  • 1現在のページ