【食品サンプル】100均の材料だけで“食べられないおつまみ”を作ってみました!

おつまみと言えば食べて楽しむもの…ですが、たまには目で見て楽しんでみるのはいかがでしょう? 家飲みをこよなく愛するライターが、100均の材料を使って「おつまみ食品サンプル」づくりに挑戦しました。意外な材料から生み出される、“食べられない”けど可愛いおつまみを、とくとご覧あれ!

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
メインビジュアル:【食品サンプル】100均の材料だけで“食べられないおつまみ”を作ってみました!

作ってわくわく! 楽しい“おつまみ食品サンプル”

年末年始のご馳走期間を経て、すっかり日常に戻った家飲みライフ。お財布的にご馳走祭りのおかわりは難しそうですが、気持ちだけなら工夫次第で盛り上げられるはず!

ということで、“食べられないおつまみ”でご馳走を作ってみました。

食べられないおつまみとは、食品サンプルのこと。冬の木枯らしのように寒々しい我が懐の拠りどころ、100均ショップの材料で再現してみました。100均様があって助かってますわ、ほんと。

実は以前にも100均食品サンプル製作に挑戦したことがありました。食品サンプル作家のクレハフーズさんによる『100均商品だけで食品サンプルを作ってみた』という素晴らしいZINEを拝読し、「こんなことできるの!?」と衝撃を受けたのがきっかけ。

自分でも作ってみたいと最寄りのダイソーに走って、鼻息も荒く作ったのがこちら。
ゴーヤチャンプルーと生ビール
ゴーヤチャンプルーと生ビールです。
 
すべてダイソーで揃えた材料
チャンプルー使用素材
すべてダイソーで揃えた材料。
ゴーヤ(ヘアゴム)
島豆腐(インテリアレンガ白)
ポーク缶(消しゴム)
玉子(洗車用スポンジ)
けずり節(鉛筆)
ビール(トイレの消臭スタンプとクリアビーズ)

100均ショップに材料を探しに行くと最初はまったく手探り状態なのですが、「これだ!」と思う素材を見つけた時の高揚感たるや! この時は、島豆腐に見立てたインテリアレンガがそれでした。よっしゃ主役ができた、とテンションが上がり、帰宅して一気に作り上げた記憶があります。楽しかったな〜。

前回から2年以上経って久しぶりの挑戦となった今回は、この2品を作ってみました。

100均材料で作るおつまみ食品サンプル|お品書き

  • 寿司
  • すき焼き
昭和生まれの私めがご馳走と聞いて思いつく寿司とすき焼き。リアルではそうそう頻繁にお目にかかれませんが、一度作ってしまえばいつだって見放題! ただし食べられないけど…。

100均材料で作るおつまみ食品サンプル①|寿司

寿司

<材料>
寿司材料
酢飯(メラミンスポンジ+ラウンドビーズパール)
海苔(フェルト黒)
マグロ赤身(フェルト赤)
サーモン(スポンジ)
イカ(便座シート)
イクラ(ラウンドビーズ赤)
芽ネギ(羊毛フェルト緑)
玉子(ダイヤモンドクリーナー)
ガリ(フェルトピンク)
寿司台(デザインボード用スタンドセット)

<使用した道具>
ハサミ
カッター
手芸用ボンド
寿司制作過程
<ここが楽しかった>
地味ですが、羊毛フェルトをカットしたら芽ネギに見える!と発見した瞬間。あと、ビーズのイクラをてんこ盛りにしていくのは、食べられないとわかっていても贅沢な気分が味わえました。

<ここが難しかった>
メラミンスポンジに手芸用ボンドを塗ってパールをくっつけ、酢飯にしていくのがなかなか大変でした。ポロッと取れた部分を何度かやり直したりして、根気がいりました。

<お気に入りポイント>
酢飯にパールビーズを使ったことでキッチュなおもちゃ感が出たのがよかった。イクラのビーズもキラキラしていて綺麗〜。

100均材料で作るおつまみ食品サンプル②|すき焼き

すき焼き

<材料>
すき焼き材料
牛肉(バラの造花 花びら)
青ネギ(バラの造花 茎)
春菊(バラの造花 葉)
焼き豆腐(野菜の皮むきスポンジ)
しらたき(毛糸白)
椎茸(床キズ防止シール)
鍋(ミニココット)

<使用した道具>
ハサミ
カッター
手芸用ボンド
絵の具(白)牛肉のサシ、椎茸の切り目
すき焼き制作過程
<ここが楽しかった>
焼き豆腐は初めメラミンスポンジに着色しようかと考えていたのですが、見た目がジャストな野菜の皮むきスポンジを見つけて「これこれ!」とビビッときたのが嬉しかったです。それから、バラの造花が花びら、茎、葉とそれぞれに使えたのも我ながらナイスジャッジだったなと。

<ここが難しかった>
牛肉のサシを描き込むのに苦労しました。イラストや画像を見ても私のへっぽこな画力では再現できず、おいしそうな肉にならなかったのが無念〜。

<お気に入りポイント>
やっぱり焼き豆腐のリアル感! ざらりとして香ばしい焼き目がビジュアルのアクセントになってくれています。

***

まだまだクオリティ不足ではありますが、食品サンプル作りはやはり楽しいものでした。いろんな画像を参考にするので、普段は気にしない盛り付けの角度や順番なんかも勉強になったりしてよかったです 。

そしてなにより、できあがった「食べられないおつまみ」を愛でながら飲むお酒のうまいこと! 実際にはさきいかをちまちまと噛んでいるのに、目の前には寿司とすき焼きが並んでいる。 単純な私の脳はそれだけでご馳走気分を感じてくれるのでした(酔ってるともいう)。

まだ初心者の身でありながら恐縮ですが、100均食品サンプル作りで参考になりそうなポイントを挙げさせていただきます。

◎お店に行く前に作りたいメニューを決め、画像検索などをして必要な材料をメモしておく。“食材”以外にも必要になりそうな道具類(ハサミ、カッター、ボンド、テープ、絵の具など)も家になければまとめて調達する。

◎材料が手に入りやすいのは、主に手芸、園芸、インテリア、キッチン、文具のコーナー。棚の端から端まで細かくチェックすべし。そこになければ、ほかの売り場も同様に見てまわる。1回で見つからない場合は、気分転換に別の買い物をするか日を変えて再訪するのも一手。新たな気持ちで再度探すと、1回目では見つからなかったものが見えることも。

◎作り始める前に、完成予想図をイラストにしておくとパーツ作りや組み立てがイメージしやすい。

ちょっと変わった家飲みをしてみたい方、よかったら挑戦なさってみてくださいね。

※記事の情報は2025年1月21日時点のものです。
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