イタリア定番のクリスマス・スイーツ「パネットーネ」のおいしい食べ方
イタリアでクリスマスに食べるスイーツといえば、ブリオッシュ生地にドライフルーツを混ぜ込んだ「パネットーネ」。さまざまな工夫を凝らした日本のクリスマスケーキと比べると一見地味な印象も受けますが、素朴なだけにいろんなアレンジも可能なんです。今回は、パネットーネのアレンジと合うワインについてご紹介します。
12月のイタリアの街を飾る菓子パン
簡単でおすすめ、パネットーネのおいしい食べ方
材料
- 卵黄 3個
- マルサラワイン(なければ白ワイン) 70~80cc
- グラニュー糖 50g
作り方
- 底の厚い大きな鍋に卵黄とグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで泡立てる。
- そこにマルサラ酒を加え、かき混ぜ続けながら弱火にかける。
- 色がやや茶色になり、量が20倍ほどに増えてきたらできあがり。
パネットーネと相性抜群のワイン
・甘口のスパークリング
特にイタリア・ワインならば、「Moscato d’Asti[モスカート・ダスティ]」や「Asti spumante[アスティ・スプマンテ]」といったピエモンテ産の甘口スパークリングを定番として合わせる。
それに加えて、このパネットーネを食後のデザートとしていただく場合には、スパークリングではなく、少し濃厚な甘口ワインを合わせることもある。例えば、次のようなワインだ。
・パッシート(Passito)
ブドウを陰干しにして糖度を高めてから醸造するワイン。
・レチョート(Recioto)
パッシートと同じく、収穫したブドウを陰干しにして造るワイン。
・ヴィン・サント(Vin Santo)
ブドウをワラの上で乾燥させ、干しブドウになったところで果汁を搾り、発酵させ、樽で熟成させたワイン。
いずれにしても「甘口」ならば、どれでも相性は良いので、日本でもパネットーネを手に入れた際には、ワインとの組み合わせをおすすめしたい。ちょっと目新しいクリスマス・パーティーを、と思案中の方にはもってこいだろう。一味違う、大人なスタイルを演出できること間違いなしだ。
※記事の情報は2017年12月5日時点のものです。
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