日本酒に合う! 常備もできる和のつまみ〈庄司いずみのベジつまみ⑮〉
熱燗がおいしく感じるこれからの季節。今回は日本酒がすすむ和のベジつまみをご紹介します。どれも乾物や身近な野菜でできるレシピばかり! 作り置きができるので、ふだんのおかずやお弁当にもとっても便利ですよ!
おつまみにもおかずにもなる和の常備菜
夏が終わり、朝夕はかなり涼しくなってきましたね。こうなるとちょっと気が早くはありますが、熱燗が恋しくなってきます。
熱燗といえば、相性がいいのはやはり和食。お刺身や天ぷらや、もっと寒くなってくると鍋料理なんかもいいですが、急に「今日は飲もうか」となったとき。
買いものにも行けないという時などに助かるのが、常備もできる和のおつまみたちです。
【和のベジつまみ①】ひじきの煮もの
「戻すのがめんどう」という声をよく聞きますが、戻さなくてもできますよ!
洗っただけの芽ひじきと、千切りのにんじん、細切りの油揚げあたりを鍋に入れ、水をひたひたに加えます。5分も煮ればすっかりひじきが柔らかくなるから、そこで酒やしょうゆ、お好みでみりんや砂糖で味をつければ出来上がりです。
【和のベジつまみ②】ハリハリ漬け風
切り干し大根は洗ってざく切り。これも戻しません! ダシ昆布はキッチンばさみで細切り、にんじんは千切りに。割合はお好みでどうぞ。
この材料3つをポリ袋にいれ、様子を見ながら水を加えます。水の量は切り干し1袋で1/4カップ~1/2カップほど。ポリ袋の中でちょうど切り干しがコリコリ固めに戻るくらいが目安。昆布も一緒に柔らかくなっているはずです。
切り干しが柔らかくなったら酢としょうゆ、お好みで唐辛子を混ぜれば準備完了。30分くらい味を馴染ませればおいしく食べられますし、そのまま冷蔵庫に入れておけば、保存も可能です。
【和のベジつまみ③】もやしのごま酢和え
さっぱりおいしいごま酢和え。もやし1袋をサッと茹でて水気を切り、白すりごまと酢、しょうゆで味をつけるだけ。
味つけはお好みですが、もやし1袋ならごまはたっぷり大さじ4くらい。酢は大さじ1と1/2、しょうゆは小さじ2くらいでしょうか。お好みで豆板醤や七味などで辛味をつけてもいいですね。
【和のベジつまみ④】じゃがいもの煮っころがし
じゃがいもをひたひたの昆布ダシで煮て、柔らかくなったらみりんと酒、しょうゆで味をつければ出来上がり。
煮汁がなくなってきたら鍋を揺すりながら味をからめ、最後にひと回し、しょうゆを追加すると常備をしてもおしょうゆのよい香りが楽しめます。
【和のベジつまみ⑤】きのこの南蛮漬け
鰺や鮭など魚介類で作ることが多いですが、きのこを主役にした南蛮漬けは風味よし、コリコリした食感もいいですし、おつまみで食べ過ぎてもカロリーが気にならないのもいいですね。
きのこの種類はお好みでアレンジしてもいいですが、エリンギを使うと歯ごたえよし。ホタテに負けない存在感で日本酒にとってもよく合います。
●きのこの南蛮漬け(300ml強分)
材料
- エリンギ 150g(2㎝厚みの輪切りにして格子目を入れる)
- ぶなしめじ 小1パック(100g・石突きを落としてほぐす)
- 揚げ油 適量
- ▼(A)
- ・たまねぎ 50g(薄切りで水にさらす)
- ・唐辛子 1本(小口切り)
- ・昆布だし 大さじ2
- ・酢、しょうゆ、みりん 各大さじ1と1/2
作り方
- ボウルに(A)を合わせておく。
- 揚げ油を熱してエリンギを素揚げして①に、ぶなしめじも同様に。
- 粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やして盛りつける。
常備菜がいくつかあれば、大きなプレートやカッティングボードなどに盛りつけておもてなしにも使えます。
今回ご紹介した常備菜はいずれも冷蔵庫で5日くらいは保存可能。ふだんのおかずやお弁当にも便利なので、ぜひ週末などに作り置きしてみてくださいね。
※記事の情報は2019年10月11日時点のものです。
庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】
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